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公認会計士 連結財務諸表において
会計士を目指し、今簿記1級レベルを勉強中です。 そこで連結財務諸表を作るうえで、たとえ100%子会社でなく、例えば親会社の持株比率80%だとしても、連結上は、子会社の諸資産、諸負債を、そのまま100%取り込みます。 今までは、至極、当たり前のように思っていましたが、 自分の中で 『持株比率80%なら、子会社の諸資産、諸負債の80%だけを取り込むって考えは何故ダメなのか?』と問いかけると、少し困ってしまいます。 どのような理屈、考えがあるでしょうか? 詳しい方、詳しくお願い致します。
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『持株比率80%なら、子会社の諸資産、諸負債の80%だけを取り込むって考えは何故ダメなのか?』という疑問はあって当然だと思います。 現在の連結制度は親会社説に依拠しているので、これを徹底するならばお書きのとおり諸資産、諸負債も持分相当の80%だけ取り込むべきとの考え方もありえます。 ところが現実の連結会計制度では、資産・負債・売上・仕入とも基本的には個別財務諸表の100%合算値がベースです。これをもとに債権・債務、売上・仕入などの内部取引を消去しますが、この段階では少数株主持分も含んだ数字です。 最終的に、少数株主利益と少数株主持分を控除して、当期純利益や株主資本は80%相当額となるのです。 このように、個別貸借対照表および個別損益計算書をそのまま100%取り込む根拠について解説されたものを見つけきれませんが、個人的には次のように解釈しています。 すなわち、もし、持株比率分だけの数字を取り込むものとした場合、持株比率の年度ごとの変動に応じて、連結財表の財政規模や売上規模が見かけ上変動することとなり、財務諸表の比較可能性が損なわれること。 従って、持株比率の変動は、連結財表の全体の規模には影響させず、株主資本や当期純利益の範囲に留めるべきであること。 以上のような考え方があるように思います。
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- 9der-qder
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連結は「all or nothing」です。 連結するのであれば全て、連結しないのであれば無し、です。 理屈は、支配力があるかないかだと思います。 連結決算できる会社というのは、親会社が子会社を支配できる関係にあります。 支配できさえすれば、持ち株比率が100%だろうが80%だろうが、支配できる事には変わりありません。 持ち株比率80%だからと言って、20%は自由が利くという事はありません。 だから、連結するのであれば全てを連結するのだと思います。
お礼
『支配できさえすれば、持ち株比率が100%だろうが80%だろうが、支配できる事には変わりありません。』 この一文は私も、思っていて、自信の持てる回答になりました! ありがとうございます!
お礼
minosennin様の個人的な解釈というのが、非常に、納得がいき、勉強になりました! ありがとうございます。以前も回答いただき本当に助かっています。 以前も回答いただきありがとうございました。