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レーザー光線の物理実験2
レーザーの特性のひとつに、単色性というものがあります。 これは、レーザーは一般の光と違い、波長分布がなく、波長が全く同じ光でできている という意味らしいのですが、では、その一般の光だったら何かにその光を照射したときに、レーザーを照射したときとどのような違いが、なぜ、おきるのですか?
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- tance
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回答No.4
一例ですが、ものによっては光の色(波長)によって振る舞いがちがうものがあります。 有名なところでは、プリズムで虹を作るのはこれです。ガラスは色によって屈折率が違うので 色ごとに違う方向に進むことから虹になります。 「虹が奇麗」で済む場合はどうでも良いのですが、精密な計測のための光学系などでは 屈折率が一定しないというのは困ります。 カメラのレンズでも「色消しレンズ」というのがあって、高級なカメラには必ず使われています。 これを使わないと映像のエッジ部分に虹が見えてしまうのです。色消しレンズも完全なものは 存在しません。目立たないようにするだけのものです。 でも、もし単色光で動作するシステムならこんな心配はいりません。大変精密な干渉計などは レーザの単色性を利用して精度を上げています。 通信の世界では、レーザの波長をほんのわずか変えてたくさんのビームを混ぜることで 多チャンネルの信号を1本のファイバーで伝送することが行われています。(DWDMとかCWDM とか言われています)これも各レーザの光が単色光でなくてはできない事です。