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このスケール(音階)の違いは
今独学ですがコツコツと音楽理論の勉強をしています。 今壁に当てっているのが二種類のスケールです。 メジャーでのアイオニアン・スケールは一度発生の1.2.3.4.5.6.7です。 同じメジャーでのドリアン・スケールは二度発生の2.3.4.5.6.7.1.(IIm7) フリジアン・スケールは三度発生の3.4.5.6.7.1.2.(IIIm7) ですが他の教本でドリアン・スケールは1.2.3♭.4.5.6.7♭.(IIm7) フリジアン・スケールは1.2♭.3♭.4.5.6.7♭.(IIIm7) となっています。この違いがどうにも理解できません。 下のドリアン・スケールだと二度から始めるとコード上では2度と6度が半音さがりIIm7にはなりません。 フリジアン・スケールは三度から始めるとルートの音がいきなり半音下がることになり、五度、七度も半音下がることになりIIIm7とは別のコードになってしまいます。 これ以外のリディアン、ミクソリディアンも違っています。 この違いがどうしても理解できません。 メジャースケールでアボイドなどは抜きにして 何方か独学での音楽理論初心者に分かりやすく教えてください。 よろしくお願いします。
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No.1の方が書かれているとおりです。 旋法(モード)というのは、単に音の並びの相対的な間隔を言っているだけで、絶対的な音の高さを言っているわけではありません。従って、スケールは何の音から始めてもよいわけで、 (1)分かりやすくするために、ハ長調の音階の音に当てはめる。 →これが、質問者さんが前半で言っているものですね。 >メジャーでのアイオニアン・スケールは一度発生の1.2.3.4.5.6.7です。 →C-D-E-F-G-A-B(ドイツ表記でH) > 同じメジャーでのドリアン・スケールは二度発生の2.3.4.5.6.7.1. →D-E-F-G-A-B(ドイツ表記でH)-C (2)これを、全てのモードのスケールを「ド」から始まるように書くこともできます。 →これが、「他の教本」での書き方ですね。 アイオニアン(イオニア)・スケールは、普通のハ長調の音階です。上の(1)と同じ C-D-E-F-G-A-B(ドイツ表記でH) で現わせます。 ドリアン・スケールは、「ハ長調」では「レ」から始まるので、これを「ド」から始まるように書くには、「変ロ長調」(B♭;フラット2個)に移調して、その2番目の音(C)からのスケールになります。つまり、C-D-E♭-F-G-A-B♭ となります。 フリジアン(フリギア)・スケールは、同様に、「ハ長調」では「ミ」から始まるので、これを「ド」から始まるように書くには、「変イ長調」(A♭;フラット4個)に移調して、その3番目の音(C)からのスケールになります。つまり、C-D♭-E♭-F-G-A♭-B♭ となります。 (質問内容に書かれている「フリジアン・スケールは1.2♭.3♭.4.5.6.7♭.」は間違いで、「6」は「6♭」が正しい思います) つまり、相対的な音程関係を、何の音から初めて現わすか、というだけの違いです。もしかすると、その本の「フリジアン・スケール」の説明に上記の誤植があって、それで混乱されているのかもしれませんね。
- trgovec
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音階の各音の間隔は同じになっています。 1. 1全2全3半4全5全6全7(半1) アイオニアン 2. 2全3半4全5全6全7半1 ドリアン 3. 3半4全5全6全7半1全2 フリジアン ドリアンとフリジアンを1から始めようとすると♭を入れて全音と半音の並びを同じにしなければなりません。 4. 1全2半3♭全4全5全6半7♭ 5. 1半2♭全3♭全4全5半6♭全7♭ 「どういう音の間隔で並んでいるか」がスケールを決めるので「ドリアンスケールの2番目から始める」とか「フリジアンスケールの3番目から始める」ではさらに別のスケールになります(それぞれフリジアンとミクソリディアンになります。全音と半音の並びを確認してください)。 仮に上例の1の音をC音とするなら、1.はCのアイオニアン(メジャースケール)、2.はDのドリアン、3.はEのフリジアン、4.はCのドリアン、5.はCのフリジアンとなります。 教会旋法は↓のようなものなので http://www.mab.jpn.org/lib/exp/cmodes/char.html これを踏襲して2や3から始める書き方をしていることが多いですが(詳しくは分かりませんが教会旋法では音そのものがこのように決められていたのでしょう)現代の音楽では各音から始まるメジャースケールやマイナースケールがあるように、「音の並び」を教会旋法から拝借し、メジャーやマイナーに代わるものとして、各音から始まる形で使われます。 (従来の長調、短調とは違うので、譜面に書くときの調号は一つに決まっていません。例えば、DドリアンはDマイナーに似ているので調号に♭一つ付け、メロディの中ではシにナチュラルを付けるとか、♭も#も付けずつまりハ長調・イ短調と同じにすることもあります)