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ミクソリディアン・スケール13thのアボイド・ノートについて
- ミクソリディアン・スケールの13thがなぜアボイド・ノートではないのか疑問です。
- アボイド・ノートはコードの音やテンションではない音ですが、ミクソリディアン・スケールの13thはそれに該当しません。
- 半音関係やコードの音との関係から考えると、他のスケールの音もアボイド・ノートとされないものがあります。なぜなのでしょうか?
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質問者が選んだベストアンサー
問題なのは半音関係ではなく、短9度なのです。参考URLで詳しく説明されていますが、短9度の響きはトライアド以上に不安定で不協和音と感じられることが多いのです。質問者様が疑問思っている半音であるがアボイドにならない場合というのは、その関係がコードトーンを下においたとき短9度でなく長7度になっているのが殆どだと思います。G7-9などセブンスコードには、短9度のテンションが用いられますが、これは例外です。(この件についても参考URLを参照してください) 参考URLの説明にあるように、短9度が許される場合があるということは、短9度は絶対に使えない不協和音ではないというこで、使えば使えるのです。アボイドノートは不協和音を発生させるからというより、アボイドノートを使うことでコードの流れを乱すようなメロディライン(アドリブ)になることが問題だと思います。 なお、質問中に「ダイアトニックに上に立つドリアン・スケール」などとありますが、このような表記適切でないと思います。Cメジャーの曲の曲であっても、ある部分に「Dドリアン」と書いてあったら、これはDm7とは意味が全く異なります。モード奏法で演奏しなさいということですから、アボイドノートは存在しません。したがって、「Cメジャーの曲でDm7が使われた場合」に方が適切な表現だと思います。 最近の教本には、モード奏法の何たるかを説明することなく、ダイアトニックコードを説明ですぐにそれらのルートから始まるモード(教会旋法)の名前を出しているものが多いようですが、これは全く意味がないと思います。コードに縛られた(=アボイドノートがある)音楽はもうやりたくない!もっと自由に!ということ生まれたモード・ジャズの歴史的背景を知り、その心がわかった上で具体的な教会旋法という順で説明して行くべきものだと思います。
補足
詳細なご回答ありがとうございます。 半音関係でも、短9度はアボイドで、長7度はアボイドにならないというご説明、 非常に明快で納得しました。 しかし、 「お助けジャズギター」 http://homepage1.nifty.com/kametaka/Msg040/043_DiaScale.htm に アボイド・ノートがリストされていましたが、 「てけ部屋」 http://www.tiquer.com/theory/04-j.html とは、異なるものでした。 ご教示いただいた考え方で「てけ部屋」のアボイド・ノートは説明できます(当然ですが。)が、 「お助けジャズギター」は、それとは一部異なるものをアボイド・ノートとして扱っていたり、 C-keyの場合、Em7のm6(アボイドのはず)やBm7b5のb13th(アボイドでないはず)をケアー・ノートとしています。 絶対にこれ、というアボイド・ノートのリストは、 ないということでしょうか? よろしくお願いします。 ※G7の場合、メジャー・スケールに乗っていないテンションについて、 短9度が許される理由は、 難しいので、もう少し勉強してみます。 (7thコードとかいう言葉を聞いたことがあります。) ありがとうございました。