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律令「長官」の隼人正、主水正、内膳正の読み
成瀬隼人正、高木主水正、板倉内膳正などの「正」の読みは「かみ」でしょうか、「しょう」でしょうか 律令四等官は「かみ」「すけ」「じょう」「さかん」 越前守、主殿頭の「守」「頭」は「かみ」です。 NHKの葵三代では「なるせはやとのかみ」と読んでました。 TBS「関ヶ原」では石田三成の息子を「はやとのしょう」と読んでいました
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時代劇の表現を云々することには何の意味もありません 監督や作家の好みだけですから
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- fumkum
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四等官については原則的には「かみ」「すけ」「じょう」「さかん」ですが、例外もあって、八省の長官の「卿」は「キャウ」と音読しますし、次官の「大輔」は「タイフ」、「少輔」は「セウフ」が転じて「セフ」と読むようになります。 さて、八省管轄下の機関に「寮」と「司」があり、「寮」は「司」に比べ大きな機関と考えられています。寮には長官の「頭(カミ)」以下四等官が揃っているのに対し、「司」では四等官の次官にあたる「すけ」が存在しません。 そこで、問題の「隼人正、主水正、内膳正」などの「司」の長官の読み方ですが、律令成立時には「カミ」だけであったものが、いつの頃からか音読し、「セイ(ショウ)」とも読むようになるので、両様が用いられますが、正式には「カミ」であったと思います。(八省外ですが、東西市司の長官も「(東・西市正)」ですが、「イチノカミ」が一般的な読み方。) ただ、時代劇の中ですので、どちらも正解のように思います。
お礼
ありがとうございます時代で変わるのですね。
- takeko85
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四等官 それぞれの四等官はその表記にかかわらず、長官に相当するものは「かみ」、次官は「すけ」、判官は「じょう」、主典は「さかん」と読んだ。「かみ」は最上位を表し、「すけ」は補佐の意味、「じょう」は唐代に一部の官庁で三等官の呼称だった「丞」の借音、「さかん」は補佐官を意味する「左官」にそれぞれ由来するといわれる。 正(1名)→ 佑→ 令史→ 使部→ 隼人 隼人司四部官(四等官・四分官) ・ カミ 『正〔かみ/せい〕』 正六位下 ・ スケ - ・ ジョウ 『佑〔じょう/ゆう〕』 正八位上 ・ サカン 『令史〔さかん〕』 大初位下
お礼
ありがとうございます
お礼
的確です。ありがとうございます。