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細菌、真菌、ウイルスの違い。
細菌、真菌、ウイルスの違いをど素人でも分かるように教えていただけないでしょうか。 また、それぞれの微生物が原因となる病名も教えて下さい。 よろしくお願いします。
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細胞を単位に考えるのがよいと思います。細菌はわれわれのように、体がたくさんの細胞から構成されている多細胞を生物と違って単細胞生物です。また細胞の作りも我々の細胞とは大きく違います。大きく違うというのはわれわれの体の中で悪いことをするときにも働きますが、一方われわれの細胞にはさほど影響がなくても彼らには差大きな脅威となる状況もあるということです。化学療法剤に有効なものが多いのはこのためです。真菌は、同じ菌という字が入っていますが、いわゆるカビのことで、真きんはさいきんとちがって細胞のつくりがわれわれのものにちかいのです。そのために化学療法剤に有効なものが少ないです。真菌は普通の健康者にはあまり病気をおこさないと聞いています。水虫などは例外なのではないでしょうか。細菌にしても真菌にしても病気を起こすのはごく一部です。細菌や真菌がマスコミの話題になるのは病気に関係していることが多いですが、ほかの菌は物を腐らせたりして地球の環境を保つことに貢献しています。またいろいろな食品を作ることにも利用されています。特に真菌の中には医療に使われる抗生物質を作るものがたくさんあります。ウイルスは細胞という観点からは次元が低いもので細胞の中に寄生していて原則としては細胞の外に出てこないのがですが、時として出てくるときには数が増えて粒子になっています。粒子には遺伝子としての核酸が入っています。粒子は新しい細胞に取り込まれないと何もできません。ウイルスの中には外へ飛び出して細胞を破壊するくることだけを行うように見えるものもありますが、なかに遺伝子のま細胞の中にいて細胞をがん細胞に変えてしまうものもあります。ウイルスはさらに有効な化学療法剤が見つからないものも多いです。病気をおこすウイルスに対してはワクチンの開発が有効な予防法になるようです。
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早速の回答ありがとうございます。実は今アロマセラピーを勉強していて、抗菌、抗真菌、抗ウイルス作用の違いが良く分からず、困っていました。専門的な回答がとても助けになりました。