- ベストアンサー
単位換算
標準大気圧をSI単位(Pa)で表してください。 条件は273.15Kの水銀の密度が1.36×10^4(kg/m^3) 重力加速度を9.8(m/s^2 ) 水銀柱0.76mを支持するのに要する圧力を標準大気圧らしいです。 僕の答えは101292.8(Pa?)です。 合っているか、もし合っていなければ解説よろしくお願いします。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
気圧の単位として、かっては使われていたmmHgは、最初は確かに片側を密封した管に水銀を詰めて、管の口を水銀の液面下に漬けた状態で倒立させた際の、管の内外の液面差を、mm単位で測った値でしたが、最後には 「重力加速度が正確に980.665 cm/s^2である地点において、密度が正確に13.5951g/cm^3である流体の高さが正確に1 mmである垂直な柱の底面における圧力」 という定義に変わっていました。 この13.5951g/cm^3という値は、元は0℃における水銀の密度を基にして決められたものだと思われますが、ここでいう「密度が正確に13.5951g/cm^3である流体」とは、水銀そのものの事ではなく、その密度を持つ仮想的な液体の事です。 物質の密度を測定する際には、計測結果には必ず誤差が含まれていますから、0℃における水銀の密度の13.5951g/cm³という値は、13.59505・・・g/cm^3~13.59514・・・g/cm^3の範囲の何れかが、0℃における水銀の密度だと言っているに過ぎません。 それに対して、仮想的な液体の密度の13.5951g/cm^3という値は、誤差を全く含んでいない、13.5951g/cm^3丁度の値という意味です。 密度が正確に13.5951g/cm^3であるという事は、底面積が1m^2で、高さが0.76mの柱状にした場合の、仮想的な液体の質量は、 13.5951[g/cm^3]×10^4[cm^2]×0.76×10^2[cm]=10332276[g] になります。 これをkg単位に直せば、10332.276kgになります。 これを重力加速度が"正確に"980.665cm/s^2である地点に置くのですから、底面に加わる力は、 10332.276[kg]×9.80665[cm/s^2]=101325.0144354[N] という事になります。 底面積は1m^2なのですから、底面に加わる圧力は、 101325.0144354[N]×1[m^2]=101325.0144354[Pa] になります。 計算の元となる値は、全て誤差を含まない正確な値であると断っていますから、元となる数値の有効桁数は無限大という事になりますので、計算結果である 760mmHg=101325.0144354Pa もまた、誤差を含んでいない正確な値ですから、通常とは異なり、1.01325×10^5Paという具合に、途中の適当な所で四捨五入するのは間違いとなります。 尚、現在における標準大気圧の定義では、101325Paを1atm(1気圧)と定めており、mmHgを使って定められてはいませんから、標準大気圧は760mmHgではなく、誤差を含まない正確な値として101325Paが標準大気圧という事になります。 【参考URL】 トル - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AB 気圧 - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%97%E5%9C%A7 標準気圧 - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A8%99%E6%BA%96%E6%B0%97%E5%9C%A7
その他の回答 (1)
- fjnobu
- ベストアンサー率21% (491/2332)
参考にしてください。 数値の7有効数字がバラバラですね。 重力加速度は、9.80665 m/s2 で計算するといくらになりますか?
お礼
ログインできず、お礼が遅くなりました。 すみません。 回答ありがとうございました。 参考URLを参考にさせていただきました。
お礼
ログインできず、お礼が遅くなりました。 すみません。 とても丁寧な解説ありがとうございました。 無事理解することができました。