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弥勒菩薩って誰が考えたんですか?
疑問におもったのですが弥勒菩薩って誰が考えたんですか? 仏教にそんな預言者いましたっけ。
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「誰が考えたか」については、釈尊入滅後の仏教徒たちということになるでしょうね。 先の回答にもありますが、それまでのインドにあった宗教(ヒンズー教など)の神々を仏教に取り入れる例は多く見られます。 詳しくは忘れてしまいましたが、「ミトラ神」とか「ミスラ神」とかいう神様が元になっているようです。 「弥勒」はサンスクリットで「マイトレーヤ」と言いますが「ミスラ」「ミトラ」と発音が似ていますよね。 この「ミトラ神」がヒンズーの神様だったかどうかは失念しましたが、起源としてはアーリア系の神様で、ゾロアスターとも関係があったはずです。 そして東へ行って弥勒菩薩になり、西(ギリシャ方面)へ行ってまた別の神様になった……というような話を大学の仏教学の講義で聞きました。 ずいぶん前のことなのでちょっと記憶があやふやですが、「弥勒菩薩」で検索したら詳しいサイトなどがヒットするのではないかと思います。 先の回答者さんは「日本に伝え、日本語で考えたのは、空海」とおっしゃっていますが、日本では、弥勒菩薩は空海より遙か以前、聖徳太子の時代に盛んに信仰されていました。 法隆寺など飛鳥時代の寺院には今もたくさんの「弥勒菩薩像」が残っています。 「弥勒菩薩」はどちらかというと「瑜伽唯識」系の仏さまで、それが密教にも取り入れられたというのが実際のところだと思います。 現在の日本の仏教(大乗仏教)は、お釈迦さまの「直説」ではありません。 殆どの仏さんや菩薩さんは後の時代に作られたものです。 ただ、お釈迦さまの教えのエッセンスは残っていると個人的には思っていますので、すべてを「仏教ではない」と切り捨てるのはどうかなあと思います。 あとから作られた仏さんや菩薩さんは、すべて我々凡夫を導くための「方便」だと私は思っています(「方便」は「嘘」ではなく、「手段」「方法」ととらえています)。
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- hanniyagi
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知人の部屋に、真言宗おつとめ本、というのがあり。目を通したら。最初の方に 三帰(仏法僧)、三境、十善戒、などのあと 十三仏真言の中に、 弥勒菩薩 俺味た隷野そはか とありました。 日本に伝え、日本語で考えたのは、空海、でしょう。 13仏のうち、知っているのは、釈迦如来、のもとが、ゴータマ、 いわゆる釈迦のことであり。と阿弥陀如来のサンスクリット言語が、 アミダーヌス、という多分をつけずとも、ヒンズー教の神々の一人であろう ことです。 若い頃、マレーシアのヒンズー教徒の聖地となっている、洞窟、バドウ、ケイフツ。 だったかに案内された事がありましたが。中には、日本の仏像、神像、の 原型と思える、彫像がならんでおり。入り口には、見ざる言わざる聞かざる。 の、3猿、までありました。案内した青年は、これらの彫像の一つ一つに 、神話、説話、が付いている。(その説話を拠り所、信仰、とするのが ヒンズー教である?)と言っていました。 ご質問の答えは、ヒンズー教を調べられたら。原型の仏像と、 その神話が見つかる、のでは。 当時26歳だった、そのヒンズー教徒の青年夫婦を見ていると、日本人の若者 とは比べものにならない、落ち着きと精神性の高さを見せつけられた 思いがしました。ヒンズー教を野蛮な土着信仰の如く見るのは、西洋の 意図的な悪宣伝を真に受けているのです。200年に渡りイギリスに植民支配 されても、キリスト教を普及出来なかった、通用しなかった 宗教、なのです。 日本はヒンズー教国(インド人が見たらそう思うはず)であり。 日本の仏教はヒンスー教の一部思想。とも言えるのです。 イスラム教徒は不浄として豚を食わない。 ヒンズー教徒は神聖として牛を食わない。 精神の構築に、不浄、と神聖、がどう影響するかはともかく。 案内した青年は、レストランで、私がステーキを注文した後、 そうか、牛はだめなんだ。と注文を変えようとすると。 牛を食わないのは自分たちだけの問題、戒律、であり。あなたには関係ない 、注文を変えたりはしないでくれ。と言い、気にもしないのです。 夜キャバレーに行入り。女の子を指名してくれ、と言われ。どの子にすると聞くと 、自分は女房だけで満足している。女はいい。といったのです。 結婚に於ける性交の問題は、結婚し密やかに満たす事によって、性欲を縁とする、 煩悩を消滅させること。と認識出来るのは、今やヒンズー教徒だけ。 かも知れません。
お礼
はるほど、ヒンズー教から発したものでしたか。 そういえば釈迦入滅後、数百年してからインドで大乗仏教が起こり、流行ったとき ヒンズー教の神々を吸収してたと聞いた覚えがありますが そのときに吸収した神々の一つなんですね。 ・・・・・でも、それって純粋にはお釈迦さまの教え=仏教ではない気がしてしまうんですが・・・・ 回答ありがとうございました。
お礼
回答ありがとうございます。 最近、中村元さんのパーリ経典の訳本(スッタニパータとか)を読んでいるので お釈迦さまは現世において怠らずに修行をすることで(簡単に出来ることではないですが) だれもがニルバーナに達して苦を滅すことができると言ってる現実派のはずなのに ウィキペディア >シッダッタの入滅後56億7千万年後の未来に姿を現れて、多くの人々を救済するとされる。それまでは兜率天で修行(あるいは説法)しているといわれ とか読むとこれは仏教と言っていいのか?と物凄く違和感を感じるんです。 多くの日本人が、56億年後に現れるなんたら~を仏教=お釈迦さまの説いたこと、と誤った認識をしてしまったら悲しいです。 回答ありがとうございました。