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太陽の寿命と弥勒菩薩

聖☆お兄さんを読んでふと思ったのですが ・弥勒菩薩の現れるのが56億7千万年後 ・太陽の寿命が大雑把に言って後約50億年 昔の人は太陽信仰から天文学とか発展してて太陽の寿命を推測出来て弥勒菩薩とか言い換えて表現したのでしょうか? 馬鹿な質問でごめんなさいm(_ _)m

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noname#224207
noname#224207
回答No.2

>昔の人は太陽信仰から天文学とか発展してて太陽の寿命を推測出来て弥勒菩薩とか言い換えて表現したのでしょうか? そういう訳ではありません。 弥勒菩薩は、兜率天というところにおられる仏様です。 この兜率天におられる期間が兜率天での年数が4000年とされていました。 兜率天の1日は人間界の400年に相当するとされていました。 4000年×(30日/月×12月/年×400年)=5億7600万年 とされていました。 何時の頃からかこれを一桁上げて56億7000万年だと言いだしました(犯人不明) 弥勒菩薩は、お釈迦様に変わって人間界の衆生救済にこられる仏様だと考えられています。 古代のインド人というのは、矢鱈にでかい数や小さい数を考えるのが好きでした。 「未来永劫」の劫というのも実は単位です。 1辺1由旬(ゆじゆん)yojana(約7km)の立方体をした硬い岩を柔らかいカーシ産の綿布で100年に1度ずつ払いつづけ,岩がようやく磨滅しする期間を1劫と呼びました。 弥勒菩薩がおられる兜率天というのは、 須弥山の頂上、12由旬の処にある天部に七宝の宮殿があり、無量の諸天が住していると考えました。 (ふうてんの寅さんの柴又帝釈天の帝釈天もここに住んでいます。) この宮殿の内外に二院があって外院は天衆の欲楽処で、内院に弥勒菩薩がおられると考えました。 この内院を兜率浄土、即ち、兜率天と呼びました。 須弥山というのは、仏教宇宙観に出てくる創造的な山です。 虚空の中に風輪(ふうりん)というものが浮かんでいると考えました。 形は円盤状で大きさは示せないほど大きい。 風輪の上に水輪、その上に金輪がある。 (ダルマ落としのように、水輪、金輪という円筒形のものが積み重なっているとイメージして下さい) 水輪の大きさは、直径が120万3450由旬(ゆじゅん)高さが80万由旬である。 水輪の上の金輪(こんりん)の大きさは、直径は水輪と同じ120万3450由旬で、高さは32万由旬である。 金輪上の表面に山、海、島などが載っている。 中心に高さ八万由旬の山があり、これを須弥山とよびました。 須弥山の中腹付近の高さで日と月が回っている。 金輪上に8つの回廊状の海がある。前述の回廊状の山脈の間が、それぞれ海になっている。 内側の7つは淡水の海で、外の大きなのが塩水の海である。 この塩水の海の中に4つの島が浮かんでいる。 4つの島はみな形が違う。 南の島は形が台形といってもほとんど三角形というべき台形である。 上辺が2000由旬、下辺が3.5由旬、斜辺がそれぞれ2000由旬である。 この南の島、贍部州(せんぶしゅう)が、我々の住む人間界である。 (「金輪際」という言葉もこの金輪と水輪が接している面すなわち大地の底という意味から使われるようになった言葉です) 以上が高野山や比叡山で教えている密教の宇宙観です。 ついでにインド人が考えた小さい数字は以下の通りです 極微 の7倍が 微塵 or 微み or 阿耨塵あのくじん 微塵 の7倍が 金塵 or 銅塵 or 鉄塵   金塵 の7倍が 水塵 水塵 の7倍が 兎毛塵ともうじん 兎毛塵 の7倍が 羊毛塵ようもうじん 羊毛塵 の7倍が 牛毛塵ごもうじん 牛毛塵 の7倍が 隙遊塵げきゆうじん or 向遊塵こうゆうじん or 日光塵 隙遊塵 の7倍が 蟻き 蟻 の7倍が 蝨しつ 蝨 の7倍が 麭麥こうばく 麭麥 の7倍が 指節しせつ 指節 の3倍が 指 これを逆に考えると、古代インド人は既に分子や原子と同じ考え方を持っていたことになります。 以上のような古代インド人の考え方を、仏典によって日本人も知っていました。 >馬鹿な質問でごめんなさいm(_ _)m 決して馬鹿な質問ではありません。 日本人の宇宙観の根底にあるものについて気が付かれた結果かと思います。

akasiroki
質問者

補足

その頃にはもう分子 原子の考え方があったのですね(@_@) 仏教の世界観も凄く興味深い内容で驚きました この辺りを知る事が出来る比較的軽めな書物などご存じでしょうか?

その他の回答 (3)

noname#224207
noname#224207
回答No.4

No.2です 補足を頂戴しましたので、説明させて頂きます。 >この辺りを知る事が出来る比較的軽めな書物などご存じでしょうか? 纏まっていて気楽に読める本というのがなかなかないので苦労します。 取敢えずは 日本の仏様がわかる本 松濤弘道著 日文新書 第5章 お客として招かれた補助役の仏様 に須弥山のお話があります。 第2章 本家生まれの元締役の仏様 の中に弥勒菩薩のお話もあります。 マンダラは何を語っているのか 真鍋俊照著 講談社現代新書 内容が内容なだけに、ついていくのがしんどいかもしれません。 般若心経と最新宇宙論 糸川英夫著 青春文庫 最新にしてはチョット古いかもしれません 極楽の観光案内 西村公朝著 新潮文庫 須弥山とは直接関係ありませんが、極楽はどんな構造になっているかが書かれています。 どういう訳か、極楽も地獄もおそろしく複雑な構造になっているようです。 デズニーランドやお化け屋敷と同じ発想ですかね? 地獄の方は別途書籍があります。 日本霊異記という本が日本の最古の古典です。 これの解説書が沢山あります。 お坊さんが困る仏教の話 村井幸三著 新潮新書 仏教の矛盾点をおもしろく書いてあります。 「微塵」の方は、手頃なのは寡聞にして知りません。 お経がどうの哲学がどうのと難しいことは抜きにして、古代の人が書いたSFと思って読むと仏教書もなかなか面白いです。

akasiroki
質問者

お礼

詳しく解説頂きありがとうございました^^ 本当に壮大なSFの様でもっと知りたくなりました どれも読みでがありそうですね^^; 自分に合いそうなのからゆっくり読んでみます。 またここで、実は銀河を特別な方法で図に表すと風鈴・金輪に成ってたり、その図の中で地球から知的生命体の存在する他の星への地図が須弥山だったりしたらおもしろいな等と妄想が膨らみました^^ 矢鱈でかい数字とか小さい数字とか宇宙感とか壮大でワクワクするようでもあり何となく不安になるようでもあり惹かれるものがありますね

  • chiha2525
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回答No.3

No.2さんの言われるように、56億7000万は5億7600万が根拠のある数字で、覚えやすく語呂のよい567千万に変わったと考えられているので、太陽寿命などはまったく関係ないですね。 だいたい大日如来ならまだしも、弥勒菩薩は太陽と関係ないですしね。 インドの人とかは、でっかい数が結構好きなんです。億万長者の「億万」って何?などを調べると興味深いのではないかと思います。

akasiroki
質問者

お礼

ありがとうございます 確かに大日如来関連の逸話になるほうが自然ですね それにしても如来とか菩薩とか思ったより沢山あってビックリしました(@_@) 億万ちょっと調べるだけだと宝くじ関係ばっかりヒットしてしまいますね^^;

  • iseab
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回答No.1

全く関係ありません しかも6億7千万年も違ってたら別物だと見るのが妥当ですね

akasiroki
質問者

お礼

ありがとうございましたm(_ _)m 宇宙スケールだと6億位は誤差の範囲かな?と思ったのですが全く関係ないみたいですね^^;