浄土真宗における菩薩について

質問

念仏行者を「菩薩」だとみる見方はあるのでしょうか？(法然が勢至菩薩の化身だとかいうのは除いて)
現生正定聚というのは弥勒の位と同じだと言われていますが、凡夫のままで弥勒の位と同じなんでしょうか？それとも念仏者が菩薩になるのでしょうか？

回答No.2

kappa1zoku

面白いですね。同じような質問をあなたがして、その回答者が法然、親鸞は間違っていると書いています。まさか二人で組んで質問・回答の遊びをしている訳ではないですよね。
司馬遼太郎とドナルド・キーンの対談の本を読んでいたら、日本における西洋近代文明受容のハードルの低さを指摘していました。
それは日本のおいては一神教の伝統がなく、儒教、仏教、神道の３つの思想を比べながら考えていたので、地球は自転していると聞かされても、１分もしないうちに「ああ、そうですか」と受け入れたというのです。
僕は親鸞の信者なのですが、仏様の順位というか位階制というのか、それは仏教が中国を通過した影響だろうと考えています。仏教の経典を調べて、違いをいろいろあげつらっても、それって本当にお釈迦様が話していたことなのって、疑問が湧いてきます。
回り道のように思われますが、原始仏教の時代に書かれたと思われる著書を読むことの方が一番の近道だと思います。
仏教の派閥内で争っても何の意味もありません。

回答No.1

177019

私は他宗派の信徒ですので、特にお念仏については受入れ難い教えです。「菩薩とは、もともと仏になるために修行する人の事を言いましたが、観音菩薩や勢至菩薩の場合は、阿弥陀仏の分身として、その働きを助ける者という考えです。阿弥陀様は、どのような人でも区別なくお救い下さいますが、阿弥陀様が慈悲として働かれる時には観音菩薩をつかわし、智慧として働かれる時には勢至菩薩を使わされます。」（浄土宗弥陀三尊から）この観音菩薩、勢至菩薩、阿弥陀仏、が救ってくれる？これらの菩薩や阿弥陀如来は仏典上の登場人物で、実際にこの世に出現され凡夫の我々を救ったというものではありません。「無量寿経」には、西方浄土の阿弥陀仏が念仏を称える者を救う、と説かれていますが、例外として「唯五逆と誹謗正法とを除く」と言っています。すなわち阿弥陀仏自身が、正法である「法華経」を謗る者は救えないと断言しているのですから、念仏を信仰する人たちは、自分たちが本尊と仰ぐ阿弥陀仏の本願にも背いている事を知るべきです。「菩薩」以前の問題で、法然、親鸞の教えが間違っています。回答が逸れてしまいました。お詫びします。