と゜ちらも眼がくらむほど偉大ですね。
偉大すぎて比べようもない感じがします。
しいて言うならばですが(おそれ多くもですが・・・)
空海が般若心経秘鍵の中で、仏陀が天人や菩薩に般若菩薩の真言の法を説いていたことが書かれています。
この記述をそのまま信じるとするならばですが・・・
応身仏である仏陀が既に真言の教えを説いていた事になります。
法身説法を中核とする密教の立場においても、実は仏陀の教えを引き継いだものである、と言いたかったのかもしれません。
そのように解釈するならば、仏陀こそ実際における密教の原点である、という解釈も可能になってくると思います。
真言密教の大成者である空海にしてこそ言うことができた言葉だと思いますが
もうこの点についてこれ以上は万歳するしかありません。
誰も論評のしようが無いのです。
人間以上の存在に対して、人間の言葉ではない説法があった、と想像するだけです・・・
密教の元をたどれば仏陀であり、仏陀なしには密教もなかった、とすれば
空海も仏陀に対して畏敬の念をもっていたのではないでしょうか。
仏陀が密教も含めた全ての仏教の開祖・創始者であると考えれば
仏陀には空海に一歩先んじた宗教的偉大さがあるようにも思います(おそれ多いですが・・・)
仏陀が説かなかった(といわれる)法身説法を大成した空海は
その残した多彩な業績の素晴らしさと共に、これからも偉大な存在であり続けることは確かだと思います。
とまあ、ですが・・・
両者とも偉大すぎて、我々一般人には比べようがない・・・というのが正直な感想です。