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エスペラント語について
世界共通語としてこのエスペラント語が開発された ようですが、一体どこの国が開発したのでしょうか? そして普及率は今現在どの位なのでしょうか? どういった文字なのでしょうか? 教えてください!!
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エスペラントはポーランドのザメンホフ博士によって1887年7月26日に発表された人工国際語です。当時のポーランドはロシア領でザメンホフの生まれた町にはロシア人、ポーランド人、ドイツ人、ユダヤ人その他多くの国籍を持つものが住んでいたため言葉の問題に起因する誤解や争いが絶えず、博士は大学生のころからどこの国にも所属しない言葉の必要性を感じラテン語をベースにロシア語、ドイツ語などの周辺諸国の単語も取り入れながらエスペラントを考案しました。 エスペラントがヨーロッパで認知され(他にも複数の人工語が工夫されていた)本格的な普及期に差し掛かった時、運悪くナチスの台頭があり、ひとつの言語を通じて世界平和を求めるエスペラントの思想はナチスによって「危険思想」と見なされ弾圧を受けました。その流れはやがてナチスによるユダヤ人弾圧へと繋がったわけです。 エスペラントは明治時代に日本へ紹介され当時の進んだ考えを持つ人々やヨーロッパに習えという時代の中で普及を始めましたが、日本でもドイツの影響を受けて、エスペラントは(或いはそれを学ぶ人は)好ましくない言語と見なされたようです。終戦後、エスペラントの普及活動が再開され多くの人が学びましたが、その後の日本の外国語教育が急速に英語中心となったため、エスペラントは細々と同好会的に学習されて来ました。現在エスペラントは世界で100万、日本で1万の人々が理解できるといわれていますが、正確な統計はありません。現在、毎年国内の地域大会、日本大会、ザメンホフ祭、アジア大会、世界大会が行なわれ、機関紙も月刊で二誌発行されています。中国、韓国、バチカン、ポーランド、キューバなどにエスペラント放送局があります。 エスペラントは例外のない文法のヨーロッパ系の言葉なので日本人が初めて外国語を学ぶ場合、もっとも適した言葉だと思います。日本に受験地獄がなければ英語より先に学ぶ理想の外国語です。参考書、翻訳書は日本や海外で多数発行されています。造語機能に優れたエスペラントはivalloさんの言われるように、表現力にかけるということはありません。外来語をカタカナ表記している日本語に劣るとはいえません。私自身来日するエスペランティストと話したり、文通をするのに困った事はありません。困るのは自分の語彙不足だけです。
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- ChM
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余計なことかもしれませんが・・・。 お2人(この回答の入力時点)のおっしゃるとおりですが、#2のmartinbuhoさんの表記「エスペラント」が正しく、エスペラント「語」というのは誤りである、とする主張があり、私もそれと同意見です。 エスペラントは、国名でも民族名でもないのです。
お礼
いえいえ、余計なことだなんてとんでもございません!ご親切にありがとうございました!
- ivallo
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エスペラント語が開発されたのはポーランドで2世紀前になります。 当時は画期的な言語だとして広まりましたが、社会の変化に言語がついていけなかったようです。しだいに、エスペラント語では表現できない事象があらわれ、現在はごく一握りの人々が理解できるに過ぎません。 言葉は、それを使用し、発展させていくことのできるネーティブが必要なようです。
お礼
ありがとうございます。エスペラント語というのは2世紀も前に開発されていたのですねー。全く知らなかったです(>_<) ありがとうございました!
お礼
エスペラントの歴史をとても詳しく教えてくださって、大変感謝しております!そして、エスペラントは理想の外国語だったとは!!ますます興味深くなりましたので、私も勉強してみたいと思いました。ありがとうございました!