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質問者が選んだベストアンサー
(1) 斜面に平行な方向の力を考えます。 ・物体に働く重力の、斜面に平行な成分 ・静止摩擦力 の大小を考えればいいのですが、静止摩擦力は垂直抗力に静止摩擦係数を掛けたものであり、垂直抗力は物体に働く重力の、斜面に垂直な成分とひとしくなります。 (2) 上記の二つの力、およびFが釣り合っているときを考えます。 (3) (2)の場合は物体が滑り落ちることを考えていたので、摩擦力は斜面の上方に向かって働きましたが、物体を上に持ち上げる場合は摩擦力の向きを逆にして(2)で出てきた三つの力の釣り合いを考えます。 (4)もし摩擦がなかったとしたら、斜面に沿って1m滑り落ちたときの運動エネルギーをEとします。物体が斜面に沿って1m滑り落ちると、物体の高さは0.5m低くなり、それによる位置エネルギーの減少分が運動エネルギーに変わっているので、 E=mgh にm=10kg、g=9.8m/sec^2、h=0.5mを代入すればEが出ます。実際には物体の速度は1.4m/secであり、その運動エネルギーE’は E’=mv^2/2 にm=10kg、v=1.4m/secを代入すれば求められます。EとE’の差(E’-E)が摩擦力による仕事になるのですが、摩擦力と物体の運動の方向が逆なので、Wは負の値をとることになります。 (5) 仕事は力と距離の積で与えられます。(4)で求めたWは摩擦力と物体の移動距離の積なので、 Wを移動距離で割ってやれば摩擦力が出ます。前問よりWは負の値をとるので摩擦力も負ですが、これも摩擦力と物体の運動の方向が逆であることに起因します。問題が求めているのは摩擦力の「大きさ」なので、マイナスを取った値で答えれば宜しいかと。