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Nothingで始まる文章
No や Nothing や Few や Some で始まる文章は、 ~はない、~ほとんどない、~する人もいる と参考書では訳します。 そういう訳し方はどうもネイティブの感覚と違う感じがします。(日本語と構造が違うので当然といえますが) ネイティブ感覚で表現するとどんな感じなんでしょうか? Nothing worth learning can be learned quickly. (ある参考書の訳) 学ぶに値するもので、すぐに学べるものはない。 (私のそれ風な訳) そんなものはありません、学ぶ価値があるものはすぐに学べる、なんてものは。 ネイティブに近い感覚で「頭から」理解するとどんな感じになるのでしょうか? また Few people can read it. Some people can read it. No one can read it. (通常日本語訳) それを読める人はほとんどいない。 それを読める人もいる。 それを読める人はだれもいない。 あえて頭からネイティブ感覚で日本語に訳すとどうなるのでしょうか? (ごく)わずかな人が、読める。 数名が、読める。 0人が、読める。 みたいな感じでしょうか? ご指摘お願いします。
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- ucok
- ベストアンサー率37% (4288/11421)
ご質問の意味を誤解していたらごめんなさい。私は英語圏で暮らしながら母語感覚で英語を身に付けた者です。 まず、「Nothing worth learning can be learned quickly.」これは「Nothing worth learning」までしか読んでいない段階では、ほとんど意味を成しません。何が言いたいのか想像するのも難しいです。喩えて言うならば、ヒマワリの花の中の1枚の花びらの超拡大写真だけを見せられているような感じです。「黄色いし、植物か布かな」くらいには思いますが、ヒマワリだなどとは想像もできません。 これが「Nothing worth learning can be learned quickly.」まで見えた段階で初めて、ヒマワリの花の全体像を見せられた状態と同じになります。「ははーん、ヒマワリか」と。しかし、「おお、花びらと、おしべとめしべでできている花なのだな」とは思いません。全体を見て瞬間的に「こういう構図の文章ってよく目にするよね。今回の場合はこっちの端にnothingがあって、あっちの端にquicklyがあるから、素早くlearnできるものは皆無、ってことか」と零コンマ何秒みたいな速度で理解するのです。どこから先にどう理解したのかは、自分でも理解していません。 一方で、「Few people can read it.」「Some people can read it.」「No one can read it.」の例について。まず、「it」があるからには、この前にも文脈があるはずなんです。仮に源氏物語の原書の話をしているとしましょう。この源氏物語について話している時に、現実の世界では、日本語でも「それを読める人は~」なんて言ったりはあまりしません。「あまり(読める人はいない)」とか「わずかな人しか~」といった表現で始めるものです。したがって、英語の感覚とは大差ないでしょう。 逆に、翻訳をする時などには、こうした語順に注意して訳すものです。例えば「Few people can read it.」とあれば「わずかな人しか読めない」と訳したほうが、英文を読む人と和文を読む人とが同じ感動を味わえますし、「Those who can read it are few.」とあれば「これを読める人はあまりいない」と訳します。 まあ、こうした例文は瞬間的に頭に入ってくるほど短いものですから、大して語順を気にする必要はないのですが、例えばロマンス小説にこんな一節があったとします。「As she entered the room, she saw a man standing there in a white suit and a golden tie.」と。これを「部屋に入ると、白いスーツに金のネクタイをした男が見えた」と訳してしまったらムードが台無しです。「部屋に入ると男がいた。白いスーツを着て、金のネクタイをしている」と訳してこそ、「she」が順繰りに認識する男の姿が浮かび上がってくるわけです。 このように、ケースバイケースではありますが、語順の違いによって、伝わってくる感覚が微妙に異なることは確かにあります。ですが、これを「英語の性質/日本語の性質」と思って割り切るのではなく、工夫次第で、同じ順番にすることはできるのです。
- RJERSJ
- ベストアンサー率50% (102/201)
うーんと。。。私がFCEの試験でした「訳さないで読む練習」は、つまり、「ネイティブのように読む練習」だと思うのです。だから、そういう風に英文をよんだ時に、私はどんな風に読んでいるのか、をちょっと考えてみたのがさっきの回答です。 日本語で「私は音楽を聴く」と書いてあったら「私は音楽を聴く」が塊で入って来て その「情報」をインプットするだけです。 それは英語ネイティブが英語をよんだときも同じだと思います。I=私、listen to=聴く、 music=音楽。。と置き換えたりしないと思います。さっきも書いたように、I listen to musicが塊で入って来て、その(あえていえば)イメージが頭の中に入るだけ。 英語、日本語と考えずに、ネイティブが自分の国の文章をどう読むかということを知りたければ、自分(日本人)が、自分の国の文章(日本語)をどう読むか、考えれば、同じことではないですか。
お礼
すみません、お互いの視点がずれているようです(汗) >I=私、listen to=聴く、music=音楽。。と置き換えたりしないと思います。 No.5のお礼で、私は「私、聴きます、音楽」と書きましたが、 これはネイティブの頭の中のイメージを文章化しただけで、 実際にいちいち日本語に変換する事を意図しておりません。 I を読んだ時、自分をイメージ listen to を読んだ時、何かを聴くイメージ music を読んだ時、CDか何かを聴いているイメージ をネイティブは頭に思い浮かべる… という事を「私、聴きます、音楽」と表現しました。 >I listen to musicが塊で入って来て 一気に話したり、読んだり、聞いたりすれば、確かに塊でしょう。 ですが、これが幼児だったり、考えながら話をするような場合はどうでしょうか。 I .... listen to ....... (沈黙が数秒続く)..........music これを聴く方は、 あなたが、 聴くのね......(何を聴くのかな?) 音楽か…(←この文章を頭で文章化せずにイメージ) という現象がネイティブの脳で起きているのではないでしょうか?と思うのです。 それで私が言いたいのは… Nothing worth learning can be learned quickly. のような文を話したりする時は 意味の塊があると思うのですが、 Nothing worth learning …(で数秒沈黙)can be learned quickly. このように途切れ途切れに話す時もあるかと思います。(無かったらすみません) この場合、ネイティブの頭の中ではどんなイメージでしょうか?という事を質問させていただいております。 Neither ・・・ nor のようなやたらと長い文は、 「私、聴きます、音楽」のような(部分的な塊の)イメージが発生しているのではないでしょうか。 (日本語に変換ではなく、「私、聴きます、音楽」に相当するイメージが湧く)
- RJERSJ
- ベストアンサー率50% (102/201)
No.3です 私は、FCEという、英語を母国語としない人達のための英語の試験をずっと以前に受けました。この試験にreading(文章読解)のセクションがあります。時間内に問題の長文を読んで質問に答えるには英語を日本語に置き換えている時間はないので、英語を読んでそのまま理解するという練習をしました。これは、今の仕事(翻訳)にも役立っています。そういう風に英語を読んでいる時にどのように頭が働いてるか、自分でやってみました。 通常、文章を読む時には3つか4つの単語が塊で目に入ってきます。これは日本語を読む時も同じはずです。なので、 I listen to music. の場合なら、I listen to musicが1つの情報として入ってきます。 なので、 ネイティブ風訳 「私、聴きます、音楽を」とは訳さないのです。I listen to music. を見たら、(あえていえば)「私は音楽を聴く」と頭の中で変換しています(たぶん、この程度の簡単な文章だと変換すらしていないと思います)。 もう少し長文だと、例えば、 I lived in England for three years , which I enjoyed very much. なら、 I lived in England for three yearsで一塊、which I enjoyed very much.で一塊という風に前から順に「塊」が頭に入ってきます。文章が長くなればなるほど、前に入って来た情報を忘れないように、後から入って来た情報とのつながりがどうなのか、考えながら読んでいるかな。でも、その時には、別に訳していないですね、やはり。誰かに言葉や文字で伝えようとする時に、初めて、日本語の語順に置き換えて「訳します」
お礼
度々ありがとうございます。 日本語に訳すというよりは、ネイティブはどんなイメージをしているのか? どういう解釈か?という事を知りたいのでこの質問をさせていただきました。 I listen to music. の場合、 日本語に訳せば「私は音楽を聴く」で妥当かと思いますが、 ネイティブの頭の中のイメージは「私、聴きます、音楽」に近いのではないでしょうか? 話す時のネイティブのイメージはそれに近いのではないのでしょうか? (間違っていたらご指摘ください) Nothing worth learning can be learned quickly. の場合 ネイティブの頭の中は、どんな感じでイメージしているのでしょうか?という事です。 特に、話す時の場合です。 Nothing worth learning 何も無いんです価値のあるものは can be learnd quickly (それは)すぐに学べます という風にネイティブはイメージしているのでしょうか? という事を質問させていただきました。
- go_urn
- ベストアンサー率57% (938/1643)
否定辞が冒頭に来得る英語と、最後に来る日本語との違いによる難しさです。 ネイティヴ感覚でなくとも、日本人でも、同じように意味は頭から取っていきますし、またそうするべきです。こなれた日本語訳は、後からそれを整理したものです。 1)Nothing /worth learning /can be learned quickly. 無いもの → 学ぶ価値のある(無いもの)(ここで頭の中で、「学ぶ価値のあるものは何もない」という転換が行われます) → (学ぶ価値のある無いもの)はすぐに学べる(ここで、さきほどの転換により、「学ぶ価値のあるものは、すぐには学べない」という意味が結像します。) したがって、「学ぶ価値あるものは(どれも)すぐには学べない」という日本語訳は、 ネイティヴ感覚から遠くありません。 2)同様に Few people/can read it. ごくわずかの人が → それを読める Some people/can read it. 何人かの人が → それを読める No one/can read it. いない人が → それを読める(読める人がいない) というイメージ連鎖(転換)になると思います。これらは、日本人でもネイティヴ同様に行っています。 3)1点だけ補足します。few は「ほとんどいない」という訳語が定着していますが、少し misleadingです。a few は日本語の「少しの」とほぼ重なりますが、それが話者の評価基準からすると、少なすぎるんじゃないかと感じたときに fewとなる、と考えたほうが近いです。 たとえば40名のクラスで、英語がきちんと書ける人が5名いたとします。 A few students can write English properly. と言えます(そしてそれは、Some students can write English properly.と言ってもいいのです)が、同じ状況でも、話者が、少なすぎるな~という感じを持っていた場合、Few students can write English properly.とも言えるのです。これを「英語がちゃんと書ける生徒がほとんどいない」と訳すと、1か2名を想像してしまいますね。それなら、Very few students can write English properly.は訳せなくなってしまいます。 したがって、もっと正確に書くと、 Few people/can read it. は、(私の基準からすると)少なすぎる人だけが → それを読める というイメージとなります。 Very few people can read it. なら、(私の基準からすると)まったく少なすぎる人だけが → それを読める ということですね。 No はゼロです。誰もいない場合にのみ使えます。ゼロなのに few を使うことはありません。
お礼
脳内での頭の働き方のご説明は、細かくて大変わかりやすいです。 結局、初めの文は通常日本語訳が遠くないのですね。 なるほど。 >No one/can read it. いない人が → それを読める(読める人がいない) 「いない人が」ですか。 絶妙な解釈かと思います。 Fewの補足もありがとうございます。 数字を使ってのご説明はイメージしやすいです。 「ほとんどない」というのは少しズレているのですね。 微妙な感覚をわかりやすくご説明しただき大変ありがたいです。
- RJERSJ
- ベストアンサー率50% (102/201)
「ネイティブ感覚で」という意味が今ひとつわかりませんが、これらの英文を聞いて/ぱっと読んで、英語のわからない日本人に説明すると(「訳さないで、英語の意味を日本語でわかりやすいように瞬時に置き換えると」) Nothing worth learning can be learned quickly. 学ぶ価値のあるものっていうのは、学ぶのに時間がかかる。 Few people can read it. 読める人はほとんどいない。 Some people can read it. 中には読める人もいる(someというのは、「一部」という意味なので、1万人いたらその一部は「数名」ではない) No one can read it. 読める人は誰もいない。
お礼
説明が下手で申し訳ございません。 >「ネイティブ感覚で」という意味が今ひとつわかりませんが ネイティブのように頭から解釈して、それを「あえて」日本語で表すと、という意味です。 ネイティブの中ではどんな感じでイメージして、それを言葉にしているのか?を知りたいのです。 ネイティブは(~はいません)のように否定を文の最後にイメージしないのでは?と思います。 例えば I listen to music. 通常訳 私は音楽を聴きます。 ネイティブ風訳 私、聴きます、音楽を。 確かに前置詞や熟語などは語順をそのままに日本語にするのは難しいですが、目的語はできます。 こうする事で大分ネイティブ風の頭から理解する感じに近くなったと思います。 No one can read it. の場合、 0人ですよ、できるのはね、読むのを、それをね こうするとかなりネイティブの語順・ネイティブの感覚に近づいたと思います。 これが私なりのネイティブ風に「頭から」解釈した訳ですが、 この解釈はネイティブの感覚に近いですか?間違いないですか?という事です。 他に、より正しい解釈があれば、提示していただければありがたいのですが。
ネイティブではありませんが、次のような感じだと理解しています。 最初の英文⇒ 学ぶに値するゼロのものが、すぐに学んで身につけられる。 Fewの文⇒ ゼロに近い人が読める。 Someの文⇒ 一部の人が読める。(場合によっては「数人が…」) Noの文⇒ あなたの書いた通りだと思います。 私自身は英検1級の入り口あたりまでは、英語を読むときはこんな感じで読み込んでいました。ただし、読むスピードがだんだん速くなってくると、(最初の1文も含めて1秒以内で読めるようになると)、あなたの書かれた「通常日本語訳」が瞬時に浮かぶ、というよりも、「通常日本語訳」を聞いたときにおこるような反応が頭の中でおこるようになります。
お礼
>最初の英文⇒ 学ぶに値するゼロのものが、すぐに学んで身につけられる。 なるほど、この解釈ですか。 私も、この解釈か、私が書いた解釈なのかなと感じています。 これが正しいのかはバイリンガルの方しかわからないのですが… >「通常日本語訳」を聞いたときにおこるような反応が頭の中でおこるようになります。 非常に興味深いお話です。 結局、こういう風に脳が働くようになるのですか。
- SPS700
- ベストアンサー率46% (15297/33016)
Nothing で思い出すのは、シェイクスピアの『リア王』第一幕、第1場のリア王の台詞 Nothing will come of nothing, speak again. です。 最愛の末娘に「何が欲しい?」と聞くと Nothing my lord 「何も(要りません)父王様」と言う答えがコーデリアから返ってきます。それに続くやり取りは下記の通りです。 http://www.enotes.com/king-lear-text/act-i-scene-i 「何も無いところからは何も出ないぞ、もう一度言ってみろ」 ご質問ですが 「頭からネイティブ感覚で日本語に訳すとどうなるのでしょうか?」 というのは無理でしょう、というのはご質問にネイティブ(=英語の語順)感覚で、日本語に訳することが可能である。即ち英語と日本語の語順が同じであると言う誤った前提が含まれているからです。
お礼
説明が下手で申し訳ございません。 強いて挙げるなら、 I listen to music. 通常訳 私は音楽を聴きます。 ネイティブ風訳 私、聴きます、音楽を。 確かに前置詞や熟語などは語順をそのままに日本語にするのは難しいですが、目的語はできます。 こうする事で大分ネイティブ風の頭から理解する感じに近くなったと思います。 No one can read it. の場合、 0人ですよ、できるのはね、読むのを、それをね こうするとかなりネイティブの語順・ネイティブの感覚に近づいたと思います。 これが私なりのネイティブ風に「頭から」解釈した訳ですが、 この解釈はネイティブの感覚に近いですか?間違いないですか?という事です。
お礼
>「Nothing worth learning」までしか読んでいない段階では、ほとんど意味を成しません。 この発想は全くありませんでした。 さすがに母語感覚の方とは視点が全然違いますね。 なるほど… >「……素早くlearnできるものは皆無、ってことか」 脳内の働きがよく伝わってきます。目から鱗です。 結局、通常の日本語訳に近いのですね。わかりました。 その他の詳しいご解説大変に参考になります。大変有難いです。