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2次方程式の解と係数の関係、4次方程式の実数解の分類
- 2次方程式の解と係数の関係、4次方程式の実数解の分類について解説します。
- 2次方程式 x^2-px+p=0の2つの実数解の範囲や係数との関係、また、異なる実数解の個数を求める問題です。
- また、2次方程式の解を用いて4次方程式 (x^2-αx+α)(x^2-βx+β)=0の異なる実数解の個数をpの値ごとに分類して求める問題もあります。
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(1) (*)の判別式 p^2-4p>0 とおくとp<0、4<p (2) まず、α、βが(*)の解であることから、α+β=p、αβ=p です。 A+B=α^2-4α+β^2-4β =α^2+β^2-4(α+β) =(α+β)^2-2αβー4(α+β) =p^2-2p-4p =p^2-6p AB=(α^2ー4α)(β^2-4β) =α^2β^2-4α^2βー4αβ^2+16αβ =(αβ)^2-4αβ(α+β)+16αβ =p^2-4p^2+16p =-3p^2+16p AB=-3p^2+16p =-p(3p-16) なのでAB<0を満たすpの範囲は 0<p、16/3<p (3) x^2-αx+α=0、x^2-βx+β=0の判別式はそれぞれA,Bと等しくなります。ここで pが(1)の範囲で変化した場合のAB、およびA+Bの符号を調べると A+B AB p<0 >0 <0 4<p<16/3 <0 >0 p=16/3 <0 =0 16/3<p<6 <0 <0 p=6 =0 <0 p>6 >0 <0 このうち、AB<0となるとき、つまりp<0の場合AとBは異符号、つまり片方が正、片方が負なのでx^2-αx+α=0、x^2-βx+β=0は片方が異なる二つの実数解を持ち、片方が実数解なしとなります。この場合(**)の異なる実数解は2個となります。 次にAB>0のとき、つまり4<p<16/3のときAとBは同符号で、A+Bが負なのでA,Bは両方とも負になります。このとき(**)は実数解を持ちません。 さらにAB=0の場合、つまりp=16/3の場合A+Bが負なので片方が負、片方がゼロになります。このとき(**)は実数解を一つ持ちます。