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フィンランド語の格について
今習っている教科書に次のような例文が出ています。 Postimerkki maksaa markan. 切手は1マルクです。 [疑問1]markanは属格ですか、それとも対格ですか。 [疑問2]なぜyksi markkaにならないのでしょうか。 よろしくお願いします。
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>フィンランド語を初めて3ヶ月目ですが、面食らうことが多いと同時に、日々探究心をくすぐられております。 さらにたくさん不可思議な現象や規則に出会うことになると思いますので楽しんでください。ただ,ウラル語の中ではさして珍しい性質はないようです。 >きのう見つけた本には、Lippu maksaa euron(目的語、単数属格)と書かれており、 格としては対格であるけれども語尾変化が「単数属格形」であるのを「単数属格」と書くことがあります。また文法の流派によっては対格というものを設定せず,主格,属格,分格…で文法を構築している場合もあるようです。 もしその本が対格を認めていてかつ上の euron が対格でなく属格だと記述しているなら,私には解りません。
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- mide
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フィンランド語の場合,わざわざ「補語に1マルクが来る場合は対格を取る」と考えなくても「~の値がある」の maksaa は対格を取る他動詞だと考える方がシンプルではないでしょうか。他動詞は一般に対格を取るので,例外扱いにする必要がありません。 フィンランド語で olla 以外に補語に主格を取る動詞ってありましたっけ?
- mide
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すみません,書き間違えました。 誤:markanは属格です。動詞の目的語で何も修飾していないし,他の動詞を導いてもいない(taytyyのように)ので。 訂正:markanは対格です。動詞の目的語で,属格のように何か修飾していないし他の動詞を導いてもいない(taytyyのように)ので。
お礼
早速のご回答ありがとうございました。 まだ分からないところがあるのでもう一度質問させてください。 Hän maksaa sen(彼はその(勘定を)払う)という場合のmaksaaは「払う」という他動詞の目的語なのでseが対格のsenであることが理解できます。一方で、 Postimerkki makssa markkan の場合は「値する」という自動詞なので、1マルクは叙述補語(主格補語、postimerkki=markan) となり、目的語(対格)は取らないというのが私がこれまで学習してきた言語の考え方です。 でも、「フィンランド語ではmaksaaの補語に1マルクが来る場合は対格を取る」ということであればそう覚えようと思います。 重ね重ね御礼いたします。
- mide
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markanは属格です。動詞の目的語で何も修飾していないし,他の動詞を導いてもいない(taytyyのように)ので。 なぜ yksi markka にならないかというと,maksaa が目的語として主格を取らないからです。フィンランド語では olla動詞のような例外は別として,ひとつの文で動詞に主格が2つ付くことはまずないと思います。
お礼
二回もお付き合いいただきまして本当に感謝いたします。 フィンランド語を初めて3ヶ月目ですが、面食らうことが多いと同時に、日々探究心をくすぐられております。 当方、いわゆる「語学オタク」と言われる部類に属しているようで、日々仲間とこんな会話で盛り上がっています。 たまたま仲間にフィンランド語がわかるものがおらず、お知恵を拝借した次第です。 きのう見つけた本には、Lippu maksaa euron(目的語、単数属格)と書かれており、 フィンランド語はなかなか手強いと再認識した今日この頃です。 これで打ち止めということでしたら、ささやかながら「ベストアンサー賞」を差し上げたいと思いますのでご一報ください。