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フィンランド語「対格」と「分格」の違いがわかりません…。

フィンランド語を始めて間もないので、わからない事だらけなのですが、 特に「対格」と「分格」の違いがわかりません。 両方とも、「~を」という目的語の働きをするのですよね? 最初は、ある文中である動詞が必ず目的語を要する場合は分格? と思っていたのですが、どうも違うみたいです…。 A) Liia ostaa imenan.「Liisaはりんごを買う。」 B)Liisa juo maitoa.「Liisaはミルクを飲む。」 何故A)は対格でB)が分格なのでしょうか? 多分根本的な事がわかっていないと思うので、 どなたか解り易く説明をお願いいたします。 あと、フィンランド語の上手な上達法等ありますでしょうか?

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  • ベストアンサー
  • kirjolohi
  • ベストアンサー率25% (17/66)
回答No.1

こんにちは、 周りのフィンランド人に訊いても明確な答えを得られないので、私が理解している 範囲で答えるのですが… A)が対格なのは、リンゴは1個、2個…と数えられるから。 B)が分格なのは、ミルクは数えられないから。 だと、私は思っているのですが…(^^; 対格と分格は共に目的語の働きをしますが、それだけではありません。 対格は、「時間の長さ」についての質問に答える場合に使われたりするし、 その他にもMinulla oli kiire koko aamun.(私は午前中ずっと忙しかった)のように、 aamuの対格aamunが用いられたりします。 また、分格は、Tulitko kotoa?(家から来たのか?)のように出格や離格に似た 働きをする場合があります。 もちろん、これだけではなく他の用法もあるのですが、ここで説明するのは難しいです。 私自身よく分かっていないということもありますが…(^^; 目的語の格は、対格である場合が多いのですが、いつもそうだとは限らず、 分格をとることもあり、バターや砂糖などの物質名詞は分格になります。 目的語が対格と分格の場合の違いを「砂糖」を例にとると、 Ostan sokeriaは、私は砂糖を買う。(砂糖の銘柄等には拘らず、とにかく砂糖を買う) Ostan sokerinは、私は(ある特定の銘柄の)砂糖を買う。 という違いがあります。 しかし、通常の会話では分格が用いられ、対格が使われることはほとんどなく、 Ostan sokerinという云い方は普通はしないようです。 その他には、現在進行中の行為の目的を表す目的語には分格が使われます。 分格の場合… Pesen ikkunaa.は、(私は)窓を洗う。…今、窓を洗っているという進行形を意味する。 対格の場合… Pesen ikkunan.は、(私は)窓を洗うでしょう。 ちなみに、肯定文の目的語は対格または分格ですが、 否定文の目的語は必ず分格になります。  肯定                否定 Liisa ostaa omenan.    Liisa ei osta omenaa. Liisa juo maitoa.       Liisa ei juo maitoa.

ivy2003
質問者

お礼

大変詳しいご回答、本当に有難うございます! いろいろ例を挙げていただくと、わかるような気がするのですが、難解ですね…。 >A)が対格なのは、リンゴは1個、2個…と数えられるから。 >B)が分格なのは、ミルクは数えられないから。 この概念を頭に入れて、少しずつ覚えていく事にします。 とても勉強になるご回答を頂いたので、この回答をプリントアウトさせてもらいました。 教科書にはさんでいます。 本当に有難うございました!

その他の回答 (1)

回答No.2

分格が一番難しい格の用法です。 大まかには以下の通り。 (1)数詞や「いくつか」のあとは単数分格 (2)AはBである。Cがあります。 --A,B,Cはとりあえず主格として、 --A,Cが物質名詞なら、B,Cは分格。 --A,Cが複数なら、B,Cは複数分格。 --否定文でCは分格、疑問文も通常分格。 ◎→肉やミルクは物質名詞でたいてい分格。 (3)対格の目的語をとる動詞(買う: ostaa など) --否定文は分格。 --ただし複数の全部でなくいくつかは分格。 ◎→冷蔵庫から全部のビールを持ってきた-複数対格。

ivy2003
質問者

お礼

ご回答有難うございます! >分格が一番難しい格の用法です。 そうなのですか…先は長いです。 (3)は最近理解しましたが、(1)、(2)は難しいですね。 がんばってみます!有難うございました!KIITOS!