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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:ピレン誘導体を用いたOLED)

ピレン誘導体を用いたOLED

このQ&Aのポイント
  • ピレン誘導体を用いて、OLEDの発光層の特性を調査する研究
  • ピレン誘導体は、効率的な発光層形成と光効率の向上に寄与することが示唆されている
  • ピレン誘導体によるOLEDの薄膜の形態安定性の向上により、自己光消光効果が低減される

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • Ryofui
  • ベストアンサー率60% (18/30)
回答No.1

一般的に有機ELに使用する有機薄膜はアモルファスであることが求められます。 これはアモルファスでないと結晶界面などがトラップになったり電流の集中する場所が出来てしまうためです。 ピレンのような平面性の高い分子はπスタックしやすく分子は結晶性が高いと考えられます(close-packingしやすい)。 このような構造要因に加えて融点(やガラス転移点)が低い材料は有機ELの動作中などに 薄膜が結晶化してくることが知られており(problematic recrystalization)、これを抑制するためにπスタックをしにくくする、 つまりバルキーなあるいは平面性が落ちるような置換基を入れることが行われます。 (two pyrene moieties in DP and DPB are twisted, preventing the close packing of π-electron cloudsというのは分子構造がねじれているのでπスタックが抑制されているということ) ここまでは有機EL材料全般のことですが、特に発光材料にとっては分子間の相互作用が大きくなると発光効率が濃度消光やエキシマー、エキサイプレックスの発生によって下がることもあり、特に重要です。 これを防止するためにホスト材料に発光材料を少量分散する手法も一般にとられますが、 やはり動作中に凝集して結晶化してしまうことがあるので平面性を落としてアモルファス性の高い材料設計をすることが重要です。

kitiokiton
質問者

お礼

もやもやしていたところがすっきりして非常によく理解できました!ほんとうにありがとうございました! あと、あつかましいのは承知なのですが、まだよくわからない箇所があり、さきほど新しく質問しました。すみませんが、もしよければそちらにも目を通していただきたいです。

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