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論理学 :選言判断と周延

選言判断と周延の概念がよくわかりません。    強選言 :伝統的形式論理  弱選言 :記号論理   周延       すべての人間は動物である  S A P    S:周延 P:不周延          すべての人間は動物でない S E P    S:周延 P:周延         とあったのですが、強・弱選言とはなんなのか、また強→伝統的・弱→記号の理由。     さらに「すべての人間は動物である」の「動物」だけなぜ不周延なのか。     意味がわからなくて困っています。解説お願いします。

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回答No.1

周延というのは、大雑把には、命題の主語ないし述語が、その表示対象である概念に属する個体全てをまんべんなく覆っているということですね。「すべての人間は動物である」(A命題)は、個々の人間すべてに関して[動物であるという]情報が得られるので周延されていますが、動物に関してはそうではありません。また、「すべての人間は動物でない」(E命題)は、人間すべてに関して動物ではないと言っており、動物すべてに関して人間ではないと言っているので周延されている、という感じでしょうか。 ちなみに「周延distribution」は中世論理学の用語で、現代ではまず使われないと思います。 強選言と弱選言というのは初めて聞いたのですが、ググって少し調べた感じだと、排他的選言と両立的選言の区別みたいですね(違ったらごめんなさい)。だとすれば、「pまたはq」と言った場合に、両方成り立っている可能性を排除するかしないか、という違いですよね。強選言が伝統的というのはちょっとわからないですけど、現代の論理学だとたしかに両立的選言が一般的な気がします。

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