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「積もる雪夢見る熊の蒲団かな」という俳句について

 日本語を勉強中の中国人です。外国人の秀句を読んでいます。「積もる雪夢見る熊の蒲団かな」はどういう意味でしょうか。文末の「かな」はどういう意味でしょうか。なぜほかの動物ではなく、熊の蒲団と言うのでしょうか。  また、質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

質問者が選んだベストアンサー

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  • pasocom
  • ベストアンサー率41% (3584/8637)
回答No.1

>文末の「かな」はどういう意味でしょうか。 「だなぁ」というほどの意味です。つまり「積もる雪が、まるで熊の布団のようだなあ」ということ。 >なぜほかの動物ではなく、熊の蒲団と言うのでしょうか。 熊は冬眠するからです。 なお、ここでは真っ白でふかふかな雪が真綿のように見えることを踏まえて「蒲団」といっていると思われます。

awayuki_cn
質問者

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 早速のご回答ありがとうございます。すっきりいたしました。大変参考になりました。本当にありがとうございました。

その他の回答 (3)

noname#144995
noname#144995
回答No.4

こんにちは。^^ 「かな」については他の回答者様にお任せするとして、私は、何故、熊なのかについて考えてみたいと思います。 熊だけでなく、栗鼠だって冬眠しますよね。他にも蛙や蛇だって冬眠します。 で、ずばり何故熊なのかと言うと、おそらく夢見る熊とは、仔熊の事であると考えられます。熊は越冬中に出産、子育てをすると聞いたことがあります。そう思って詠むと、 「積もる雪、夢見る仔熊の、蒲団かな」となり、実にやさしい、メルヘンチックな俳句になりますね。真っ白い雪の中、何処かの洞窟では真っ黒い仔熊が母熊と共に眠りについている、そんな色のコントラストも印象的です。それに、仔熊はぬいぐるみのモチーフとしてもよく使われています。寝床のイメージに合っているのではないでしょうか。 私はこのように考えました。

awayuki_cn
質問者

お礼

 こんにちは^^。ご親切に教えていただきありがとうございます。仔熊説はとても参考になりました。本当にありがとうございました。

  • m2052
  • ベストアンサー率32% (370/1136)
回答No.3

知識があっての投稿ではありませんが、「かな」と「なり」について。 見たすべて、感じたすべてを俳句で説明するよりも、言いきらないで余韻を残したほうが心に残ります。 「かな」「なり」「や」は俳句でいう「切れ字」です。その余韻を感じさせます。 「かな」は漢字では「哉」と書き、詠嘆、感動を表します。 「なり」は「也」で断定しています。

awayuki_cn
質問者

お礼

 ご丁寧に教えていただきありがとうございます。いろいろとても参考になりました。本当にありがとうございました。

  • cyototu
  • ベストアンサー率28% (393/1368)
回答No.2

日本の文化を学んで、日本人の手の内が読めるようになって、ご自分の国に帰られたときに、日本人相手に丁々発止とやって日本人を打ちのめすことができるように、勉強を頑張って下さい。貴方のような方が、本当の大人の意味で日本と中国の友好関係の絆になるのですから。 折角、日本の文化を理解しようとなさっているのですから、この際、柳田國男の『国語の将来』と言う本の中の「鴨(かも)と哉(かな)」という章を読むことをお勧めします。m音からn音への変遷を論じながら、柳田は遠大な日本語論を展開しております。この作品を貴方が読んでいることを日本人の方が知ったら、貴方は日本の文化を深く理解している中国人として、日本人の中で大変尊敬されるようになるでしょう。 何故熊か。これは簡単な話しですので、他の方も直ぐ答えて下さるでしょう。熊が雪の中で冬眠することは日本人なら誰でも知っています。そして、淡雪さんならご存知でしょう。更に、あの肉厚でぬくぬくしている縫いぐるみのような熊を想像すると、夢見る、と言うのがぴったりしていますね。

awayuki_cn
質問者

お礼

 ご親切に教えていただきありがとうございます。大変参考になりました。おすすめの柳田國男の文章も機会があれば、読んでみたいと思います。私は中国にいます。日本語を趣味として学んでいます。本当の意味での中日友好を心から望んでおります。本当にありがとうございました。

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