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美術館という存在について
美術館とはどういった存在なのでしょうか。 「絵を保存する場所」なのでしょうか。 「絵を研究する場所」なのでしょうか。 美術館とは作品が主体である場所のはずであるけれど そこに作者は介入できないと思います。 どのような作品を置くのかは美術館によって決められます。 作者は美術館に置かれるために絵を描くのでしょうか。 みなさんは美術館についてどのように考えますか? ご意見聞かせてください。
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美術館は現代においては 簡単にいえば「美術博物館」として存在している というのが私の考え、見方です。 「博物館」とは 歴史的に価値のあるものを 蒐集し、それを開陳して 後学に資する、という施設でしょう。 数十年前までの一時期は 海外においては新しい美術を育成するという機能も多少 果たしていたようですが現在はそれが不可能になっているのです。 なぜかといえば美術そのものが 随分前に終焉しているからです。 それは美術にかぎらず あらゆる文化芸術においても同様の現象で 「芸術家」はとっくに本当に個性的なものをかいたり 作ったりできなくなっているのです。 時に「古臭いもの」を表現するとき 「博物館に飾ってあるようなもの」 とか 「博物館行きだ」などといいませんか? ちょっと毒のある考え方かもしれませんが 美術館にあるのはそういうものであることになります。 美術館とはそれを集め、歴史的価値を多少研究し それによってこれが過去の価値だということを 示し見せるところということでしょうか。 そんなことをいいながら実は私の作品もとある美術館に 収蔵されてしまっているのです。
基本的には「コレクター」なのだと思います。 蒐集者が、ある日、他者、不特定多数にもこれを見せたい、と思い立っったのが出発点なのでしょう。 当然ながら、保存、蒐集物の研究は行われるでしょう。 >そこに作者は介入できないと思います。 自作品をボランタリーに収めることはよくなされていると思いますが、当然ことわられる場合もあるようです。 作者自身が自分の作品をまとめて美術館を作り、公開している例はありますが、少数でしょう。 基本的には仰るとおりだと思います。 >作者は美術館に置かれるために絵を描くのでしょうか。 そういう作者も多いのではと思います。 >みなさんは美術館についてどのように考えますか? 細かい不満はありますが、鑑賞者のとってはこのうえなくありがたい場所だと思います。