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スエズ運河国有化と株について
- エジプトのスエズ運河は、フランスとエジプトが始め株式を保有していました。イギリスがエジプトから株式を買い取り、スエズ運河をエジプトごと管理下に置きました。
- エジプトの「スエズ運河国有化宣言」があった後、イギリスとフランスが所有していた株式は紙切れになりました。
- 中東戦争を挑まれたエジプトを国連が支援した理由は、国際連合の平和維持のためであり、株式の国有化とは関係ありませんでした。スエズ運河の国有化後にペナルティはありませんでした。
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(1)その後、エジプトの「スエズ運河国有化宣言」があったと思うのですが、イギリスとフランスが所有していたはずの株式はこの時どうなったのですか?紙切れになってしまったのでしょうか? エジプトのスエズ運河国有化法と その後の国際交渉によるエジプトとフランスの協定により、 スエズ運河会社の改組(エジプト法人としてのスエズ運河会社は解散、 残務処理のためのフランス法人スエズ財務会社へ移行、2050年までに 残務処理を終えるとされ、現在も存続している)と、 株主への補償(英仏両政府を含む全株主へ、エジプト政府が、 国有化宣言直前のパリ株式取引所での時価で計算した買取価格を 支払う)が、されました。 http://dspace.wul.waseda.ac.jp/dspace/bitstream/2065/1890/1/A03890546-00-047010001.pdf (2)そうだとしたら、そんなことは資本主義的にあってはならないことだと思うのですが、中東戦争を挑まれたエジプトを国連が支援したのはなぜですか? ・資本主義的にあってはならないことだと 日本も鉄道、タバコ事業国有化とか、欧米でも 外資を含む国有化は、よくあるが ・国連が支援したのはなぜですか? スエズ運河の管理権と関係なく、イスラエル軍の侵攻と、英仏軍のスエズ運河占領計画は 国連憲章に違反していると、アイゼンハワー米大統領が主張し、ソ連なども同調したため。 (3)また、スエズ運河は結局のところエジプトが国有化したと思うのですが、この一連の流れに関してペナルティなどはなかったのですか?そうだとしたら、理由はなんですか? エジプト法人の事業を、エジプト政府が、合法的に接収・国有化したので そのこと自体は、ペナルティ課せられることではないから。
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- chie65536(@chie65535)
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こちらをご覧下さい。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%A8%E3%82%BA%E9%81%8B%E6%B2%B3 (1) エジプトの中立外交に振り回された英仏は、結果的に運河の権利を失い、株式は紙切れになりました。 (2) 資本主義の世界では、あってはならない事ではありません。「良くある事」ですよ。 例えば、株式を発行していた会社があった国家が、革命等で転覆して、会社が国家ごと潰れてしまえば、株式は紙くずです。 このように「会社が潰れて、株式が紙くずになる」のは、良くある事です。 あと、国連はエジプトを支持してはいません。単に「当事国の軍隊を排除し平和を維持するため」だけに、平和維持軍を置いただけです。 で「運河の権利を何処が持つか?」は、国連は関与してません。 エジプトが中立外交によって上手く立ち回り、英仏に権利を失わせる事に成功しただけです。 (3) 中立外交によって上手く立ち回り、自国にある建造物の権利を得ただけです。誰かに咎められるような事ではありません。 「何も悪い事はしてない」のですから、ペナルティなどありません。 「外国に金だけ出させて、合法的に自分の物にしちゃう」のは、スエズ運河に限ったことではありません。 そんな話は現代の中国では日常茶飯事で、誰も文句は言えませんし、何のペナルティもありません。
お礼
うーん・・直感的に、スエズ運河の株式売却で資金を得ておいて、スエズ運河もノーリスクでゲット・・というのは納得がいかないのですが・・合法なのですね。うーん・・。
お礼
ありがとうございます。(1)への回答がより私の疑問に即していましたので、こちらをBAとさせていただきます