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総称の「you」について
- 総称の「you」とは、ウォール・ストリートジャーナルの記事で言及された「Guy」と同等であり、アフガン政府軍兵士によるアメリカ軍兵士に対する「同士討ち」の問題を扱ったものである。
- ウォール・ストリートジャーナルの報道によれば、アフガン政府軍兵士によるアメリカ軍兵士に対する暴力事件はアフガニスタンではよくあることであり、ここでは暴力沙汰を避けるために頭を下げるしかないとされる。
- 「you」が総称として使われることはあり得るが、この文の文脈から推測するに、アメリカ人兵士に対する攻撃を指しており、一般的な意味合いではない可能性がある。
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#7への補足を拝見しました。 パラレルで捉えるべきは「a guy punches you and you walk away and hope you don't get arrested」と「you just hope you don't get killed」です。つまり、後者に「a guy punches you and you walk away」は含まれていません。「just(単に)」が入っているので。 要するに、米国なら「誰かに殴られ“たり(and)”、自分が逃げ“たり”、逮捕され“たり”と言ったことがあり得る。しかし、あり得るのは、せいぜいそんなものだ。ところがここでは、殺されることがあり得る。したがって、“ただひたすら(just)”殺されないように祈るばかりだ」と言っているわけです。 ただし、「hope you don't get arrested」と「hope you don't get killed」をパラレルに見たとしても通用しますよ。 #5欄にも書きましたように、「shoot first, ask questions later」は決まり文句であり、それは「(有無を言わさず銃で撃たれる)無法地帯」を表しているわけです。要するに尋問や裁判が無いに等しいと言っているのであり、べつに、喧嘩をすると、「すぐにその場で」銃で撃たれるという意味では全くないのです。 つまり、#7で書きましたような状況で、喧嘩の途中で酒場から立ち去ったとする。ところが誰かに自分の居場所を突き止められたとする。米国や日本ならそこで裁判となります。しかしアフガニスタンでは、裁判なしで玄関先で銃殺されるかもしれない、というわけです。 余談ですが、とかく戦地はそうですよね。ベトナム戦争中にも、南ベトナム(つまり米軍側)の警察庁長官が、路上にいる自分のところへ、後ろ手にされた敵軍兵士を連行させ、その場でこめかみに銃を向けて殺した事件が、有名な映像として残っています。長官によると「大事な友人を、この兵士に殺されたから」だそうですが。これなどまさしく、「一度は現場から立ち去った人が、居場所を突き止められて連行されたのち、弁解の余地もなく銃殺された」という例ですよね。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B4%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%82%A2%E3%83%B3
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- ucok
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#5にいただいた補足を拝見しました。まず、改めてネット検索して、記事の全文をざっと読んでみました。くだんの部分は締めであり、実際には以下の文脈から続いていますよね。 U.S. military commanders and coalition spokesmen said recent killings of allied troops by Afghan service members weren't politically motivated and were akin to bar fights. "In this culture, they shoot first, ask questions later," said Lt. Col. David C. Simons, a spokesman for the training mission in Afghanistan. "Back in the States, if this happens a guy punches you and you walk away and hope you don't get arrested. But here, you just hope you don't get killed." 申しましたように「this」が指しているのは、その直前に登場する「bar fights(酒場の喧嘩)」という語句です。 さて、繰り返しますが、この文章が言わんとしていることは、「我々が母国アメリカで慣れ親しんでいる社会では、トラブルに巻き込まれても、法が公正に裁いてくれる可能性が高いが、ここアフガニスタンでは、弁解の余地もなく殺されかねないので厄介だ」ですよね。 で、そもそもトラブルには、どうやって巻き込まれるものなのか。少なくともアメリカや日本のような社会では、ふつうに良い子にしていれば巻き込まれないのが一般的です。しかし、悪い仲間とつるんだり、つまらないことに因縁をつけたり、よからぬところに出入りすると、トラブルに発展しがちです。少なくとも健全なレストランで何もしていないのに殴られることは、9割がたありません。 例えばあなたが落ち着いたバーに飲みに行くとする。酔っ払いが絡んできた。そこであなたが酔っ払いに「まあまあ、にいさん、飲み過ぎだから、今日は帰ったほうがいいよ」と優しくなだめたり、あるいは黙ってバーテンダーに助けを求めたり、さっさとガードマンやパトロール警官に相談すれば、あなたは逃げる必要もなく美味しくお酒を飲み続けることができます。 では、どういう時に「bar fight」になるか。バーテンダーが止めるのも聞かずに、酔っ払いの首根っこをつかんだり、逆に自分が酔っ払いで、誰かに執拗に絡んだり、相手がヤクザ同然の人間だと知っていて因縁をつけた場合などに、殴られます。つまり、自分も何か種をまいているから殴られるというのが常なのです。 あるいは、世の中には、喧嘩っ早い連中が集まるバーというものが多数存在します。そういうところでは、出入りするだけで喧嘩に巻き込まれる可能性が高く、そして喧嘩が始まれば、その喧嘩は大きくなりがちで、そうなれば警察が出動して、一斉にしょっぴかれます。 なんであれ、「立ち去る」のは、「これ以上ここにいると、もっとヤバイ奴が出てきてメタメタにされそうだ」と感じた時や、「これ以上ここにいると、警察が騒ぎを聞きつけてやってきて、酒場の客が全員、しょっぴかれるかもしれないので、そうなると面倒だ」と感じた時などでしょう。特に後者の場合は、自分が何もしていなくても、そこに居合わせただけで、警察署まで連れて行かれる羽目になるのですから、たまったもんではありません。 血の気の多い若い兵士がたむろするようなバーでは、特にこういうことがよくありそうですよね。発言しているLt. Col. David C. Simonsは海千山千の兵士を束ねてきた人であるはず。それを読者もわかっています。したがって、テレビや映画を見てきた社会人である読者なら、「ああ、ああいう感じの酒場の喧嘩ね」と思いながら、この発言を読むわけです。 というわけで、発言をかみ砕くと、「例えば、あなたが酒場で、ちょっとした悪さをして喧嘩を起こす。すると、どっかの野郎に殴られる。あなたは、しれっと立ち去る。そのうち身元が割れて警察が訪ねてきて、尋問されるかもしれないが、あなたが大したことをしていないと法的に証明されれば、せいぜい数日間を拘置所で過ごす程度で済む。たかが喧嘩なのだから、最悪でも、短期間の禁固刑や罰金刑で償えるはずだ。ところが、ここでは違う。酔っ払ってうっかり喧嘩でもしてごらんなさい。あっというまに殺されますよ」というわけです。 >アフガニスタンであれば、殺されないよう祈ることになるのですが、これは殴った方(guy)が心配すると考えるのが自然です。 もちろんそうです。ただ、Simons氏が言わんとしているのは、べつに「殴られた人のほうが、より多く心配する」ということでは全くなく、喧嘩にまきこまれた場合に起こり得る「嫌なこと」を並べているだけなのです。と、ここまで書いて、質問者さんの混乱の原因は「and」の読み解き方にあったのかなとも思いました。文のニュアンスとしては「喧嘩が起きたら、どんな嫌なことがある? せいぜい誰かに殴られる程度ですよね。“そして”黙って立ち去れ“ば、あとは”警察のご厄介にならないのを祈るだけで済む」という感じなのですが。わかりにくかったら、また補足してくださいね。
補足
ご丁寧に回答して頂き、ありがとうございました。 ただ、しつこいようで恐縮ですが、疑問が残ります。 hope you don't get arrested と hope you don't get killed をパラレルに捉えて解釈した場合(そう解するしかないと思いますが)、こんな疑問が生じます。 殴られて、その場を立ち去っていった男が、なぜ殺されることを心配しなければならないのか。いくらなんでも、たとえ話としての許容限度を超えているのではないか(つまり、たとえ話としては余りに稚拙)ということです。 また、このような状況を想定すると(パラレルに捉える以上想定せざるを得なくなります)、they shoot first, ask questions later というcultureと矛盾することになるし、また、このたとえ話そのものが無意味になってしまいます(punch されることもwalk away やhope する間もなくいきなりshoot されるのですから)。 最初の質問からはだいぶ離れてしまいましたが、お時間が許せば、また付き合って下さい。
- zatousan
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No4です。 質問者様がご存じないかもしれないので念のため。 No5様はネイテブレベルです。 僕の回答は無視してください。
- ucok
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結論から言うと、これは英文として正しく、文中の「you」はすべて同一人物で、「guy」とは別人です。ただ、ひょっとすると質問者さんが混乱している原因はむしろ、「this」が指しているものを誤解しているからではないでしょうか。 順を追って説明します。まず、「shoot first, ask questions later」は「有無を言わさず銃で撃たれる無法地帯」というような意味の決まり文句です。つまり、本来ならば法による質問、つまりは検問や尋問や裁判があって、そのあとで必要に応じて銃殺されたりするわけですが、逆だと言っているのです。日本にも、人がよく有無を言わさず斬りつけられた時代が幕末などにはありました。 で、「if this happens」の「this」は、質問者さんの説明から察するに、「ケンカ」のことでしょう。つまり、「アメリカでは、もしもケンカがa guyとyouのあいだで起きたら、(せいぜい)guyがyouを殴って、youは立ち去り、youは(ケンカという暴力行為に関係してしまったので)逮捕されないよう祈る。しかし、ここでは、逮捕されないよう祈るのではなく、殺されないよう祈るのだ」と言っているわけです。危機感の次元が違うよ、ってことですね。
補足
お答えいただきありがとうございました。 ただ、せっかくのお答えですが、疑問が解消されるまでには至りませんでした。 というのは、ucok様のように解釈すると、なぜ殴られた方が逃げたり、警察に捕まることを恐れねばならないのかという疑問が生じるからです。「暴力行為に関係してしまったので」というのは理由として少し弱いような気がします。先の質問の中で「そう考えなければ文の意味が取れませんので」と申し上げたのもその意味です。そして、アフガニスタンであれば、殺されないよう祈ることになるのですが、これは殴った方(guy)が心配すると考えるのが自然です。 もっとも、もしかしたら、この記事の最後に引用されたスポークスマンのコメントが、ただ稚拙だったということなのかもしれません。 再度、ご意見をお聞かせいただければ幸いです。
- zatousan
- ベストアンサー率55% (156/282)
こんにちは、 かいつまんで言うと、 「they shoot first, ask questions later」を「this」が受けていて、 「撃ってから相手が敵か味方か確かめる」なんて事がアメリカで起きたら、普通の奴は、(撃った)君をぶん殴る、そして君は逃げ、ただ(撃ってしまったことにより)逮捕されない事を願うばかりだ。 と、a guyとyouは別個だと思います。 "In this culture, they shoot first, ask questions later,"というのが、 >政治的な意図はなく、単に酒場での喧嘩に類するものだ という事かと思います。 ご参考までに、
お礼
お答えいただきありがとうございました。
- KEIS050162
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a guy を受けるならheなので、後半のyouもすべてあなたをさし、a guy をさしていることはないと思います。 「あなたが逃げて、(あなた)は捕まらないことを願う」 後半の文章では、ここは 「あなたは殺されないことを願う」 の対比になっているので間違いないと思います。 ただ、私ももう一度読み直して、you don't get arrested の訳が、 「警察に捕まらないこと」 なのか 「Guyに捕まらないこと」 なのかちょっと分かりません。 殴られたのに警察に捕まらないことを願うのも変だし、その殴って来た暴漢に捕まることを arrest というのはどうかは詳しくありません。 ただ、全体の文意からすると後者の様な気がします。 ご参考に。
お礼
お答えいただきありがとうございました。 arrestは seize (someone) by legal authority and take them into custody(oxford)の意味ですから、guyがarrestするのは考えられないと思います。
- cbm51910
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確かに2番目と3番目の「you」は1番目の「you」を殴った「guy」のことを指しているようです。 この文章、といいますか David. C. Simons中佐 の発言は、誤解を招くと言って良いでしょう。
お礼
お答えいただきありがとうございました。 総称のyou の使い方は難しいですね。
- KEIS050162
- ベストアンサー率47% (890/1879)
文法的には良く分かりませんが、普通に読んでも、 You は Guy ではないことは分かります。 Youは、ここでは読者もしくは聞き手としての あなた の総称で、 Guyは、貴方以外の 誰か ということだと思います。 if this happens a guy punches you and you walk away a~ もし、どっかの誰かが貴方をなぐったら… ということではないでしょうか。 ご参考に。
お礼
なるほど、よくわかりました。 長い間、どうもありがとうございました。 たいへん勉強になりました。