高校生に興味の少ない方丈記を なぜ教えるのか
文学のカテに、おそらく高校生と思われる方が、「方丈記は
<読んでみてあまり面白いとは思いません>
それなのに、方丈記は
<何百年もの間人々に読まれてきたのか>」
という質問がありました。
私も、高校生のころ、学校の授業でも、受験勉強でも、上の質問者と同じように、方丈記は面白くない、と感じていました。(ただし、そのころでも、徒然草は面白かったです) しかし、30歳代ころに、方丈記は読み返したら、興味が出、東日本大震災の後では、リアリティを感じました。
高校生への回答は、ほとんどが、もう少し年をとると、方丈記は面白くなる、というものでした。
ところで、私の質問は、高校生に興味の少ない方丈記を、なぜ教えるのか、ということです。面白くないものは、学習意欲も湧かないと、思います、もちろん、、授業時間数がいくらでも余裕があれば、当面は面白くなくても、将来のため、方丈記を学んだ方が良い、のはわかります。しかし、授業数枠の制約のなかでは、高校生にはもっと興味のあるものを教えてやった方が良い、と思いますが。