双方向に流れることは不思議でしょうか?電線には方向性がありませんからどちら向きにも流せます。しかし電線には抵抗があるので、電圧に差がないと電流は流れません。仮に家庭で何も電気を使っていなければ、送電線側の電圧と家庭側の電圧は同じなので電流は流れません。家庭で何か電気製品を使うとこれによって家庭側の電圧が送電線側の電圧よりもほんの少し下がるので、電圧の高い送電線側から電圧が低くなった家庭の方に向かって電流が流れます。逆に家庭の発電装置が発生する電圧が送電線の電圧よりもほんの少し高ければ家庭から送電線に向かって電気を流すことができます。現実には「送電線の電圧よりもほんの少し高い電圧」を狙っている訳ではなくて、発電装置から流し出す電流をモニタして調整しているのだと思いますが、結果的にそうなっているはずです。
以上、電圧の差が原因でその結果電流が流れるというような書き方をしましたが、実際には電圧の差が生じる事と電流が流れる事は同時に起き、どちらが原因でどちらが結果ということはありません。
送電には交流が使われていますから本当は元々電流が行ったり来たりしている訳ですが、概念は上の説明と同じです。
お礼
よくわかりました ありがとうございました