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人はなぜ料理映像に心惹かれるのか
動物の根底にある食欲だけで、人は料理番組や料理のおいしそうな映画に心ひかれるのか、その答えが知りたいです。 僕はなにか癒された気持ちになったりしますし、もちろん、食欲も刺激されることもある、 なぜなんでしょうか、みなさん独自の意見が聞いてみたいです。 ぶしつけではあるですが、よかったらお答えをお待ちしております。よろしくお願いします。
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- 4610-564
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デザイナー家業をしております。 心理学で、人間一番満たしやすそうな手軽な欲求が一番興奮を覚えるようで、 その中でも食欲がトップだそうです。 そりゃ絶対にないと人間死にますからね。物心ついた子供でさえ「んまそう」という 食に対する欲求は持ってます。 飲食関係の仕事をするときには、フードコーディネーターがいて、 ビールなら醤油と水と洗剤でエセビールをつくり 霧吹きかけて 超接写 コップにかいた汗 柔らかな泡 琥珀色の液体 背景はぼかし 暗い色でビールを強調 誰でも小銭程度で満たされる欲求ですし、味も経験もあるので、それが反芻され 余計に ああんまそうということが思い浮かびます。 脳内物質も出るでしょう 親子丼ならゼラチン使って ライトに映える ぷるっぷるのシズル感 後足しの湯気での できたてのホヤホヤ感 色強めに処理した カラーコントラスト これも小銭で買える簡単に手が届く欲求の現われです。 たとえそれが1万円を超えるような料理だとしても、その程度で買えるのです 高嶺の花ではなく、一般庶民でも手は届くでしょう。 ただ、それがどれくらいの欲求レベルか、といえば いろんな食材をすでに食べてきた大人と まだ視野の狭い子供だと 大きく差は出るでしょう。 例えば5万円のサーロインステーキの画像でも 大人はステーキを食べた経験があり、そこそこの高級肉のうまさくらいは知っているので これはどんなにうまいんだろうと 想像を膨らませることもできますが こどもなら、せいぜい家族で行った焼肉程度しか知らないので でけー綺麗な肉としか脳内にないでしょう。 脳みそに刷りこまれた人間誰しもある欲と 想像力の産物です。
- naohan1110
- ベストアンサー率49% (58/117)
料理番組や料理撮影の撮影監督をしている者です。 非常に興味深い質問だったので、回答してみたくなりました。 なぜ、料理映像に心惹かれるのか?・・・それは、何よりもまず、我々が人の心を惹くような撮影の仕方をしているからです。 撮影した料理は、味は決して伝わりません。そこで、プロたちは、どう撮れば一番おいしそうに見えるかを研究するのです。 特に照明にはとことんこだわります。単に前から明かりを当てるのではなく、いろんな方向から、食材や器に明かりを当て、料理の色、質感、ソースの照り、器の色や模様などを、最高の状態で撮影できるようにします。 次に画面のサイズです。小さなスプーンですくった料理を画面いっぱいに撮ったり、器に色や形、質感を生かしたりしながら、少し引いたサイズ(テーブルとのバランスも考えた上で)などを撮影します。この料理はこう見るのが一番おいしそうだというサイズ、画面の尺(時間)の長さなどを綿密に考え、判断し、最良の状態で撮ります。平面的な料理は真上から撮ってみたり、立体的な盛り付けや器は、それを生かしたサイズや撮り方をします。 あと、熱い料理は湯気が、冷たい料理はグラスの汗などが、その料理の温度を表現してくれますので、おいしさを表現するには欠かせない要素です。 これを私たちは『シズル感』と呼び、とても大切にします。 TVCMなどでビールを注ぐシーンなどは、想像もつかないような時間をかけて撮影します。 最後に『音』です。 鍋がぐつぐつ煮える音、ステーキが鉄板でジューっと焼かれる音、氷がグラスの中でカランと崩れる音。それらもおいしさを表現する上で、必要な要素です。 以上に述べたようなことが、料理撮影の基本的なことで、ここには書き切れないほどのテクニックと感性を駆使して撮影します。 だからこそ、画面から味は伝わらないのに、おいしさがちゃんと伝わるのです。 あと、忘れてはならないのは、『料理は人を幸せにするために存在する』という意識を常に持つことです。 この意識により、出来上がった料理の格付けがなされるのだと思います。 よく俺の料理は芸術だと豪語する料理家の方がいらっしゃいますが、料理とは芸術作品でも何でもなく、人の口に入る大切な「糧」のひとつです。 そんな人の料理はいくら盛り付けが美しくても、あまりおいしそうには撮影できません。 逆に、芸術性や感性が豊かで、食材に愛情をこめて、食べる人の気持ちを何よりも大切にしている、優しさ、謙虚さにあふれた料理人が作った料理は、撮影方法にそんなに凝らなくても、充分おいしく見えるから不思議です。
- kyo-mogu
- ベストアンサー率22% (3398/15358)
まず、料理をそのまま見せても食欲などはわきません。美味しそうに見せる事も大切です。食べて居る人が美味しそうに食べる。これが上手な人ほどグルメレポーターになったりします。 映像ですが、これもテクニックがあります。明るい色彩になっています。美味しそうな色合いをしています。これは美味しく見えるテクニックで料理の紹介でも別撮りで行っていることも多いです。写真もなのですが、実は美味しく見えるような食材の配置とか、艶とかも入れて居ます。ただ、鍋物などでは実際に料理すると美味しく見えないので、生の状態でなおかつ、ドライアイスなどの偽物の湯気などを使ったり、針金を入れて整形したりと、そのままでは絶対に食べられないものを撮影しています。これが美味しそうに見えるんですね。 この料理の映像のこだわりが、食欲というものを沸き立たせているのです。 人間には色んな欲がありますが、無難な欲として食欲がありますからね。それに食べ物の大切さをしっているからこそかもしれませんね。
- sobakasu2219
- ベストアンサー率50% (3/6)
解ります!よだれが出てきてしまいます「TVからにおいだけでも伝わってくれば」と何回切に思った事か・・・ でも逆にブログやレシピサイトなどに貼り付けてある画像は逆に不味そうに見えてきてしまうのです・・・何故でしょうかね・・・ 映画やTVなどで好みの異性が出てきたときの感覚と似ているような気がします、食欲と性欲は比例するなんていいますからね、ちょっと違うか^^;