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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:文体に特徴のある小説を探しています。)

斬新な特徴のある文体の小説を探しています

このQ&Aのポイント
  • 小説家志望の方が斬新な実験的な文体の小説を探している質問です。特にヴァージニア=ウルフ、村上龍、マヌエル=ブイグの作品に興味があるようです。
  • 質問者は小説の文体を試行錯誤しており、斬新で特徴的な文体を好みます。ヴァージニア=ウルフ、村上龍、マヌエル=ブイグの作品が参考になるとのこと。
  • 小説家志望の方が斬新な実験的な文体の小説を探しています。特にヴァージニア=ウルフ、村上龍、マヌエル=ブイグの作品に興味があります。

質問者が選んだベストアンサー

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  • rkd4050
  • ベストアンサー率60% (112/184)
回答No.2

ローレンス・スターン  斬新な小説を書きたいなら『トリストラム・シャンディ』は必読。永遠の前衛にして超お馬鹿小説。いろいろとひどい(笑) 谷崎潤一郎  内容的にもそうだが、文体的にもフェティッシュなまでに論理的に組んでいる作家。特に際立っているのは『盲目物語』の、ひらがなだらけの文章によって「盲目」を描写している文体。 古井由吉  三人称の視点移動を駆使して幻想的な作風を構成している(『杳子』『槿』など)。最近は後藤明生に近いような手法も混ざって、より複雑かつ眩惑的な作風になっている。 後藤明生  レポートの体裁を取りながら他作品の引用を用いて、エッセイと小説の境界を破壊した作風が特徴。『挟み撃ち』の頃はまだ小説らしさが残っているが、『首塚の上のアドバルーン』や『蜂アカデミーへの報告』、『しんとく問答』あたりになると、本当に小説なのかと疑うような書き方で、かつ小説としてしっかり成立しているという、わけのわからない作品に。 中上健次  特徴的な文体ということなら短編集の『千年の愉楽』。話者を自在に変えることで、主人公がイタコのように、別の人格を乗り移らせているような描写をやっている。 奥泉光  ミステリーを軸に文学、SF、ホラー、パロディなど、ありとあらゆる要素を詰め込んで無茶をする作家。4人のおっさんが飲みながら昔話をするだけの状況からサスペンスを作り上げる『ノヴァーリスの引用』が完成度としては高いが、詰め込みすぎて「これ、どうやって収拾付けるんだ」と心配させる『モーダルな事象』の方が、小説を書く人にとってはスリリングに読めるような気がする。 レーモン・ルーセル  言葉遊びからモチーフを選ぶことで、常識に縛られない発想を得ようとした小説や詩を書く。 『アフリカの印象』の奇妙な出し物の数々は文章で味わう花火大会のよう。  あとはまあ、教科書的な回答としては、セルバンテス『ドン・キホーテ』、ラブレー『ガルガンチュワとパンタグリュエル』、ゴーゴリ『外套』『鼻』、カフカ『城』、ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』、フローベール『ボヴァリー夫人』、メルヴィル『白鯨』、夏目漱石『吾輩は猫である』などは、小説に斬新さを求めるならチェックしておいて損はないはずです。あまりにネームバリューがありすぎて斬新さの欠片もないように見えますが、読んでみると意外と現代の目からしても新鮮だったりします。

ken-ken-k
質問者

お礼

数多くの例を提示していただきありがとうございます。 後藤明生、未チェックなので読んでみたいと思います!

その他の回答 (3)

  • TANUHACHI
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回答No.4

 丁寧なコメントありがとうございました、お気を損ねる様な回答をしてしまって申し訳ありません。 文体ということでしたら、ご存知かと思われますが宮沢賢治の「オノマトペ」。言葉のリズムという点では日本の近代文学史上で異色の存在として知られています。また谷崎潤一郎と志賀直哉もスタイルとしては対極的な位置にある作家として知られています(前者は一つの文章が長く、後者は短いことで有名です。そのため両者の間で「文体論争」も繰り広げられました)。  ドイツの作家としてはトーマス・マンやギュンター・グラスも独特の筆致を持つ作家として著名です。  少し分野が異なるかもしれませんが、秋山駿や永井荷風も文体と視座が作家生活を通じて変化していくとの点で注目に値する作家かもしれません。詩人ならば中原中也、サトウハチローは井上陽水に近いイメージがあります。  カフカの気分に近い作風であるならばドフトエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」「罪と罰」、サミュエル・ベケットの「ゴドーを待ちながら」、アルベール・カミュの「異邦人」などがあり、これらはキェルケゴールやハイデガーの著作を読む時の参考文献としても知られています。  「堕落派」の文体を知るには坂口安吾や横光利一などの近代作家もいます。

ken-ken-k
質問者

お礼

丁寧な回答ありがとうございます。 こちらこそ申し訳ありませんでした。 参考にさせていただきます。

  • TANUHACHI
  • ベストアンサー率31% (791/2549)
回答No.3

 小説家にとっての文体、を僕はその作者の個性或いは対象に対してのスタンス、と理解しています。 例えば平野啓一郎氏の文体は作品毎に常に変化しています「日蝕」は森鷗外を想起させ「一月物語」は泉鏡花の作風、そして問題作となった「決壊」からはは更に異質なモノを感じさせます。  同様の事は開高健にも見られます。彼がベトナム戦争で従軍記者?として現地の状況を綴った作品からはジャーナリストの視座も感じますが、彼の処女作と呼ばれる「裸の王様」にはその痕跡は見られません。  もし小説家を志されるのであれば、様々な切り口(或いは引き出しと言い換えても良いかもしれません)を持つことが必要なのでは?、と感じます。  どの作家のスタイルをヒントにしてもそれは一つのスタイルであり、それは本質的な問題ではないと思われます。  因みに私が好む作家は丸谷才一、平野啓一郎、大江健三郎、三島由紀夫、安部公房、芥川龍之介、夏目漱石などです。その時々により、作品を選ぶので「作家の文体」を気にして選ぶことはしていません。  音楽家と一緒ですね、モーツァルトには「フィガロ」もあれば「ドン・ジョバンニ」もあって「後宮からの逃走」もあれば「レクイエム」もある様に。

ken-ken-k
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 ただ、  もし小説家を志されるのであれば、様々な切り口(或いは引き出しと言い換えても良いかもしれません)を持つことが必要なのでは?、と感じます。  どの作家のスタイルをヒントにしてもそれは一つのスタイルであり、それは本質的な問題ではないと思われます。 この件については、百も承知で聞いています。 少し不愉快な気分になりました。

noname#217196
noname#217196
回答No.1

とりあえずは近松門左衛門。もともと浄瑠璃用だからなのか耳で聞いて、残る言い回しが多い。 野坂昭如。早口に説明しようとしてもたついている感じ。 司馬遼太郎。よきにつけあしきにつけ講談調。 内田百間。ボウヨウおろおろの風船みたいにふらふらした文体。死語に近い流行語でヘタウマ。 多島斗志之。緩急自在、急転直下の山場。 吉川英治。ところどころ中国古典の素養をひけらかすびっくり文体。というよりは、こういう素養を交える時代小説の書き手がいなくなって奇異に映るようです。註釈なしでは読者が理解しなくなった。 太宰治。イタコ文体。語り手に成りきる度合いは随一。たぶん一番勉強になりそうです。 村上春樹。無国籍アメリカナイズ文体。ジャズと映画と本が好き、運動神経についてはいっちゃダメ、アメリカ人が飲み食いしそうなのばかり腹につめこむ非アメリカ人を描写する事で土着性を削ぎ落とした文体。本物ごっこする登場人物の気まずさがこの作家の隠しテーマに思えます。 高橋源一郎。詩を書いているに違いない。イマジネーション融合暴走文体。

ken-ken-k
質問者

お礼

数多くの例を提示していただきありがとうございます。 太宰治。イタコ文体、参考にしたいと思います!

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