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累乗について

高校数学では、aが正実数、nが正整数の時、a^(1/n)はaのn乗根の内、実数のものとして定義しますよね? ですが累乗の定義を拡大すると、i^2は二つ値を持ちますし、i^iに至っては無限個の値を持ちます。 そう考えると、a^(1/n)もn個の値を持つものとして定義した方が自然な気がするんですが、どうなんでしょうか?

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  • alice_44
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回答No.2

←No.1 補足 2^(1/2) = ±√2 となる x^(1/2) と 2^(1/2) = √2 となる x^(1/2) は、別のモノだというだけです。 前者は多価関数、後者は前者から取り出した一価関数のひとつです。 その二つを、複素関数と実関数として区別しようとするから、 多価版の値が実数になるとき、混乱するのでしょう。 高校では、多価関数を導入しないために、 2^(1/2) = √2 のほうの x^(1/2) だけが登場するのです。

hmiarso
質問者

お礼

結局、値を一つにしたいから、正の方だけ取るように定義したということですか。 まあ、そう定義したのなら受け入れるしかないようですね。 分かりました、ありがとうございました。

その他の回答 (2)

回答No.3

>累乗の定義を拡大すると、i^2は二つ値を持ちますし、 >i^iに至っては無限個の値を持ちます。 え?累乗したら複数の値を持つなんて初耳なんだけど、「定義を拡大」って複素数まで拡大するって意味だよね? 2乗したら2つの値を持つ複素数が存在するの??? 逆質問になってしまいましたね。自分も勉強不足のようですね。 さて本題ですが、自分なりに理由を考えてみました。 まず、a=cosθ,b=sinθ,偏角をθとすると、複素数は次の式で表せます。 a+bi=e^(iθ) (オイラーの公式) ここで、n乗すると次の式になります。 {e^(iθ)}^n=e^(iθ・n)=e^{i(nθ)}・・・(1) つまり、偏角は元のn倍になります。 たとえば2乗なら偏角は2倍,3乗なら偏角は3倍といった具合です。 実際に試してみると2+2iの偏角はπ/4になり、2乗したら8iで偏角はπ/2となり2倍になっています。 3乗したら-16+16iで偏角は3π/4となり3倍になっています。 それなら1/n乗の場合、偏角は1/n倍の値にした方が自然だと思います。 つまり、a^(1/n)は次のように定義出来るのではないでしょうか? 「n乗してaになる数」かつ「偏角が1/n倍」 2^(1/2)にしても-√2は偏角がπで元の偏角(0)の1/2倍になっていません。 そしたら(1)の式を満たさなくなってしまいますよね。 だから1個の値を持つように定義しているんだと思います。

  • spring135
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回答No.1

aを極座標表示すれば a=re^(iΘ) a^(1n)=r^(1/n)e^(iΘ/n) Θ=2πにとるとaが実数の場合になります。 実数の範囲で議論するか、複素数の範囲で議論するかは最初に取り決めておけばよろしい。

hmiarso
質問者

補足

なるほど。 でも、実数の範囲で議論するにしても、高校では2^(1/2)=√2と教えられますが、-√2も実数なのにこちらだけ含めないのは変な気がしてしまいます。 これはなぜなのでしょうか?

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