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数学(証明問題)の指導

塾で小中学生の指導をしています。 証明問題を分かり易く指導する、解くコツで良い手立てがあればご教示願いたい

質問者が選んだベストアンサー

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  • aminouchi
  • ベストアンサー率46% (376/804)
回答No.1

小中学生での証明問題は「筋道をたてて説明する」ことが目的です。 高校入試などで難しい問題がだされることがありますが、それ以前に きちんと指導すべきことは 1.その問題の仮定・結論をきちんと書けるようにすることです。 2.そして、証明ではそのときまでに判っていてその証明に使ってよい 条件(公理・定義・定理、その問題の条件)は何かをしっかりつかま せることです。 たいていの生徒はこの仮定・結論と定理の3つがごちゃごちゃであい まいなために証明がかけません。 次に入試問題などでは、今度は教科書に載っている定理はすべて使 って良いことになります。この場合でも、問題をしっかりと読ませて 題意を仮定として書けるように指導して下さい。そして、証明の中で 使ってない仮定がないかどうかをチェックさせてください。良い問題 では仮定(問題での条件)を過不足なく使って始めて証明できるよう になっているはずです。 くりかえしになりますが、まとめると 1.筋道をたてて説明するのが目的であると教える。 2.その問題の仮定・結論をきちんと把握させる。 3.仮定をすべて使っているかを確認させる。 以上

その他の回答 (2)

  • Naka
  • ベストアンサー率44% (527/1181)
回答No.3

◆Naka◆ 私は、いわゆる「証明のスタイル」は後回しにする方法を取っています。 例えば三角形の合同の証明を教えるとしましょう。 私「どれとどれが合同なんだろう??」 生「これとこれ!」 私「うん、確かに合同に見えるけど、本当に合同だと言っちゃっていいのかな?」 生「いいと思うよ。」 私「思うだけじゃダメだろう。例えばどこが等しい?」 生「この辺。」 私「なるほど。どうしてこの辺とこの辺は等しいんだ?」 生「だって、等しいって書いてあるじゃん。」 私「そうだな。それだけで、この2つの三角形は合同だって言っていいかな?」 生「それだけじゃダメだよね?」 私「だよな。じゃあ、他にはどこが等しい?」 生「この角は?」 私「この角とどの角?」 生「これ」 私「それは対応してないだろう?」 生「なんで?」 私「だって、この辺がこれになるんだろ?だったら、この角はこれに対応してるんじゃないのか?」 生「あ、そうか。じゃあ、これ。」 私「それはなぜ等しいんだ?」 生「え~と、何かあったじゃん。」 私「何かって??」 (中略) 私「つまり、この辺と、この角と、この角が等しいってことだね?」 生「そう!」 私「これで合同って言っていいのかな?」 生「うん!」 私「何て言う合同条件だ?」 生「う~ん…、1辺と2角…」 私「そんなの聞いたことないぞ。」 生「でもいいんでしょう?」 私「1辺と2角かぁ??じゃあ例えばこれとこれは合同か??」 生「全然違う。」 私「だろう?ちゃんと見てごらん。」 生「ええと、『1辺とその両端の角』だ。」 私「そうだな。で、これはそれになってるのかな?」 生「うん、なってる。」 私「どれが、その『1辺』?」 生「これとこれ。」 私「うん、『両端』っていうのは?」 生「これとこれ。」 私「確かに両端になってるな。じゃあ、合同だ!」 生「うん!」 私「それを、読んだ人がわかるように書くにはどうしたらいい??」 (以下略) このように、対話形式でサポートしながら、「証明の意味」を自分で体得させていくのがねらいです。 証明のスタイルは後からマスターさせていくのが、生徒にとっても楽だと思いますよ。 時間は少々かかりますが、最初にこうやってツボをつかませてしまえば、その後の応用問題にもすんなり入っていけるはずです。 あとは、一度体得した「センス」を忘れないうちに、問題数をこなすことでしょうね。 ご参考までに。

  • nozomi500
  • ベストアンサー率15% (594/3954)
回答No.2

 塾に来る子のレベルにもよるのですが、私が教えた子は、とくにこういうことが苦手でした。aminouchiさんのいわれるように、何が結論で何が仮定で、ということが整理できないのですね。  三角形の合同の証明でも「にへんきょうかくそうとう」など熟語で覚えているだけで(漢字だけは、「書き取り練習」で覚えるらしいけど)、どの辺とどの辺が相当で、ということを考えない。  あと、日本語がひどい。「○○だから、××だから、△△だから、□□だから、ニヘンキョウカクソウトウだから、合同である」わかっていなくて並べている場合も多いのですが、解っているらしいのだけれど、文章としてなっていないこともあります。  テストのためにやっても、面白くなければ身につきません。私などは、「計算」に自信がなかったものだから、こういうのは好きでしたが、逆に計算上手な子ほど、こういう回りくどい(?)ことをいやがります。中途半端に計算ができる子は、テストでも、計算が気になってしまいます。しっかり計算できる子は、計算はもうばっちりだから、完璧をめざすために証明などもやりますが。  ただ、テストのためでなく、そもそも数学とは何か、ということになれば、筋道だてて考えること、なのですから、ここで頑張ることがグンと成長する場でもあります。場合によっては屁理屈の落とし穴をみつける練習だといって、アキレスと亀とか、マーフィーの法則とか、まじめに論議したり。  個別の問題では、まず「○○を証明するには、何が条件になるか」を出して「作戦会議」をはじめます。与えられた条件は赤でマークし、導く結論は青でマーク。その間にわかったことは黄でマーク。最終的なつめ(2辺、挟角)は黄の上から緑でマーク。コナンが犯人を追い詰めるつもりで結論につなげる。こんなもんでした。

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