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ドイツ語の動詞の名詞化について
- ドイツ語の「動詞の名詞化」について質問です。具体的な例を挙げながら、名詞化の法則や規則について知りたいです。
- ドイツ語の動詞を名詞化する方法として、不定詞と中性名詞があることは知っていますが、それ以外の名詞化の法則や規則について教えてください。
- ドイツ語において、動詞から派生した名詞にはどのような法則や規則があるのでしょうか?具体的な例を挙げながら、お教えいただけると幸いです。
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Abfahrt については Fahrt という名詞がありますから abfahren の名詞でありまた Fahrt を接頭辞が修飾しているともとれるわけです。 -t は Sicht にも見られ(*sich- は sehen の語幹の変形したもの)、英語の sight の -t や birth の -th と同じ名詞形成語尾です。ihr の人称語尾と同じのは偶然です。またこれはドイツ語、オランダ語、(古)英語ともに女性名詞です。 Anfang も同様に Fang の拡張形とも anfangen の名詞形ともとれます。これは動詞の語幹がそのまま名詞になったもので、男性名詞が多いです。 Fluss と fließen は語根は共通ですが名詞と動詞という違いが母音の違い(アプラウト)に現れたものです。強変化動詞の母音の変化もアプラウトで、ごくおおざっぱに言うと共通の概念から働きの違いを表すときの異なる母音のセットとも言えるでしょう。アプラウトは印欧系に広く見られ、英語の drive - drift, strike - stroke、母音だけが変わる不規則動詞もアプラウトです。 これらは動詞と名詞の関係の代表的なものですが、どれがどこで現れるかには規則性は見いだせません。なぜ *Abfah や *Anfangt ではないかは説明できないということです。ただ、Fahrt が女性名詞語尾 -t 型であればそれに接頭辞が付いても同じ形式であるとは言えます。 知識としては面白いかもしれませんが、覚えるときにあまり役立つものではありません。
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- BASKETMM
- ベストアンサー率29% (240/806)
とても面白いご質問だと思いました。 1.動詞の名詞化にはもう一つのカテゴリーがありますね。-ung と云うものです。例えば Beschreibung, Ausfuehrung などです。ただしどの動詞も -ung 型がある訳ではないようです。Beschreiben, Ausfuehren との使い分けも分かりません。 2.der Abfahrt, abfahren 動詞が先か、名詞が先か、同時発生で、後に分化した物か分かりません。 3.der Fluss/fliessen ; 勿論語源は同じでしょう。Duden の語源辞典 (Das Herkunftswoerterbuch) も見ました。 4.文法をうまく利用すると覚える作業の手助けになることもありますが、私自身文法そのものが面白いと思います。文法は手段でなく、目的なのです。 P.S.上記語源辞典は数千円程度ですから、購入されると役に立ちます。同じ叢書でGrammatik もよいですね。
お礼
回答ありがとうございます。 文法それ自体も非常におもしろいですよね。私もかなり好きです!英語・古英語の文法書を見るのは大好きです。ただ、私にとって文法はあくまで手段ですね; 語源辞典欲しいなぁと思いつつ、ずっと手を出していませんでした。この機会に買ってみようかな、とも思います。
- wy1
- ベストアンサー率23% (331/1391)
あなたが例として挙げられた以外に: sprechen = Sprecher/in buchen = das Buch buchstabieren = Buchstabe handeln = Handel = Handlung 特別に規則など考えなくとも、覚えることに力を入れた方が効果的だと思います。 ~ungは主に他動詞の語幹に付けて女性名詞を作る。 そのほか色々と動詞と名詞の関係があるようですね。 文法書を詳しく読むと、何かしら情報が得られると思いますよ。
お礼
素早い回答ありがとうございます。 >>~ungは主に他動詞の語幹に付けて女性名詞を作る。 非常に参考になります。 そうですね。私の持っているドイツ語文法書は初心者向けのものの為かあまり詳しく書いてありませんでした。もう少し大きめの文法書をのぞいてみます。 ありがとうございました。
お礼
非常に丁寧な回答ありがとうございます。 >>Fahrt を接頭辞が修飾しているともとれるわけです。 なぜか接頭辞が名詞につくことを無視していました。なるほどです。Gepaeckなども接頭辞geかもしれないということですね。 >>なぜ *Abfah や *Anfangt ではないかは説明できない この一行が入っていることで非常にすっきりしました。ありがとうございます。 ●皆様の情報と私の推測を合わせますと 1.語尾 -t :女性名詞 2.動詞語幹 :男性名詞が多い 3.語幹-ung :女性名詞 4.語幹+er :男性名詞?(~する人、物) 5.その他、アプラウト、接頭辞 というパターンがあるということですね。 例で確認しますと… 1.die Schrift, die Fahrt, 2.der Durst, das Fruehstueck, das Buch, die Feier 3.die Fekaeltung, die Bildung, die Heizung 4.der Fernseher, der Sprecher, der Friseur 5.der Buchstabe, die Sprache, das Gepaeck, という感じになると思います。 2.に関しては、中性名詞や女性名詞もかなりあるようなので、あまり名詞の性は関係ないのかなぁとも思いました。 *関係ないですが、kunftを調べたら案の定kommenと語源が同じでしたので、die Ankunftやdie Zukunftも理解しやすくなりました。 それ自体は覚えるのに役に立たないものかもしれませんが、私としては非常に納得のいくものでしたので、きっと暗記にも役立つと思っています。 大変参考になりました。ありがとうございます!