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東北関東大震災で地震で倒壊した家屋が少ない
先の地震ではテレビで見ていると倒壊した家屋は殆どが津波で、津波の前にすでに倒壊した家屋はあまり無かったような気がしますが、実際にはどうだったのでしょうか?神戸の震災は地震で倒壊した家屋が多かったですがこの違いは何なのでしょうか?自分的には内陸直下型地震の短い周期の揺れと今回の地震の海溝型地震の周期の長い揺れの違いが影響しているように思いますが如何でしょうか? 東北の方の書き込み大歓迎です。
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技術的なことへの解明は、時間とともに研究機関などが解明してくれるでしょう。 当方宮城県仙台市の不動産業者ですが、一般住宅に関しての事実だけ記載します。事例はあくまで仙台市内での事例です。 建物内部の被害状況はわかりませんが、倒壊というレベルからすると市内の住宅のほとんどは倒壊していません。それでも被害が大きなところはやはり田などを昔に埋めた軟弱地の住宅地で、傾きなどで再使用付加な建物も多いようです。 今回の建物被害は、S56年以降の(基準法改正)建物であれば、建物構造ではなく地盤の方の影響が多かったと推測します。 また、仙台などは姉歯事件以前から、建物10年保証は当たり前でしたからJIOや建築センターなどの、保証を要する建物検査(基礎背筋、基礎完了、上棟、完了)や保証を条件とするための地盤改良など、行われていた経緯があります。 対地震に対する対策は、阪神大震災以降かなり高かったのと政令指定都市でもある仙台市は、確認行為のチェックも厳しく、その厳しさも幸いしたのだと思います。 築15年以内程度で、地盤の崩壊によらず大きな損害を受けた建物はほぼ無い?状態かもしれません。 津波被害以外の住宅地を回っても「地震があったのか?」わからないほどで、瓦屋根の損傷でわかる程度です。(太白区や青葉区、泉区) もし、元、田や畑の造成地で建築計画中の方がおり、地盤調査で何とか改良しなくとも良い判定・・・がが出ている方は、表層改良でも良いので施工した方が安心です。 少ない事例ですが、軟弱地盤でも改良後の家はクロス割れなども無い、ほぼ被害がないかとても軽微である。 軟弱地盤で改良を要しなかった家は、上記に比較して被害が少し大きいです。 以前、阪神大震災の後記事を読んだ際、プレハブ住宅はほぼ倒壊しなったと記憶しています。仙台の場合それと(その当時のメーカーのプレハブ住宅)同様?まではいかないかもしれませんが、耐震性があったという事でしょう。 私個人も5分以上のあの揺れで、意外にも木造建物が健全と建っていたと思います。 更に床や壁を合板など張った構造の住宅は、木造3階建てで塗り物の壁でも一部ひびが入った程度です。 私は昔の宮城県沖の地震も体験していますが、確かにあの時は縦揺れでしたので、阪神大震災のような縦揺れがあった場合、どれぐらい被害があるか?は想像がつきません。 今回基礎と躯体が離れるような(建物が浮くような)揺れでは無かった?という事は体感しています。これが建物が浮くような縦揺れがあった場合の損傷は想像がつきませんね。
その他の回答 (8)
- camus__
- ベストアンサー率0% (0/1)
私の父の実家は津波が襲う前の度重なる地震により一階部分が潰れました。 築年数の古い家屋は地震で倒壊した可能性が高いと思われます。 1.古い家屋 2.瓦屋根 3.屋根面積が広い 4.柱が細いor本数が少ない 当方、南相馬市です。
- muramiyagi
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仙台近郊に住む者で,大学関係者です. 仙台市内の低地(田畑が多いところ,津波の被害の全くない宮城野区新田,岩切等)では倒壊あるいは半倒壊した家屋が見られます(全体の数%)が,2003年の宮城県北部地震のときに鳴瀬,矢本,河南でみられた多くの倒壊家屋の多さとは様相を異にしています. 地震発生当時は,大崎市東部にいましたが,縦揺れはほとんどなく,横揺れが6分程度,徐々に大きくなり最大震度を迎えて,だんだん小さくなるという感じでしたが,すぐに余震が来たので,都合1時間くらい揺れていた感じです.突き上げるような,という表現をよくしますが,全くそんな感じはなかったです.ちなみに震度6強~6弱のところです. なお,液状化現象は相当多く見られ,あちこちにギャップがあるので車の走行に支障をきたしています.動脈でないと改良工事は全くないので.
- tai-yu
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阪神淡路大震災での建物被害の大きさは、神戸地区の地盤によるものが大きいといわれています。南の瀬戸内海から北の六甲山脈に向かって、硬い地盤は傾斜しており、そのうえに軟弱な層が堆積しています。そのため、海に近いほど軟弱地盤が厚く、山に行くほど軟弱地盤が薄くなっています。 ここに直下型地震が起こり、海側では軟弱地盤により揺れが大きく増幅されました。大きく増幅された揺れとともに地盤の揺れの周期が長くなったため、木造住宅の固有周期に近くなり共振が起こり、さらに建物の揺れを大きくしたといわれています。逆に山側では周期が短い地震だったため、木造住宅ではなく、固有周期の短いRC造の建物に被害が大きくなりました。 今回の地震での被害はよくわかりませんが、建物の被害は「地震の大きさ」「支持地盤」「建物性状」によって大きく異なりますので、「地震の大きさ」が同程度だからといって地震被害が同程度とは限らないということです。
- nsan007
- ベストアンサー率30% (941/3104)
テレビの画像だけでは分からないかもしれません。 神戸の震災も直後に危険度の判定に回りましたが、テレビで見る印象と現実の違いに驚きました。 合間をぬってビデオ撮影もしておりますが、今では貴重な資料かも知れません。 今回も海外でテレビを見ていた人が日本の報道は規制が強すぎるとの声も聞きました。 もちろん被災者の心情を考慮しての事だと思いますが、海外ではかなりむごい画像も放映され、予想以上に各国からの救援の申し出があるのもそのせいかも知れません。 確かに、今回の震災の条件や雪国で強度が確保されて居たり、軽い屋根がお多いなどの理由はありますが、とにかく未曽有の津波による被害の大きさに報道もそちらを主にしているからで、避難されている人の数からしても倒壊またはその危険性のある住まいも映像には出てこなくても、かなりの数になりそうです。 まだ調査などが進まず正確な数も分かりません。 仙台に住む知人に電話で聞いた話では、倒壊したような建物は少ないが、中に入るとかなりひどい状態の物が多くて、街中でも当分は危険で営業も出来ない建物がたくさんあるようです。
- river1
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北国の設計屋さんです。 北越・信越・東北・北海道の雪国住宅は、設計の際にその地方に降る最深積雪量の荷重を考慮して設計されています。 大きな違いは、温かな地方と違い、屋根を軽く造っていますので地震時の建物その物の固有周期が違います。 同じ強さの地震揺れを受けても建物自体の揺れ幅が小さいのですよ。 ですから地震によって倒壊する建物が少ないのですよ。 地震によって倒壊する建物は、地盤の液状化で倒壊している事例が多いくらいですから。 東北地方等に旅行で訪れる機会があったら建物の屋根を注視するように。 瓦屋根の住宅の数が圧倒的に少ないのに気が付く筈ですから。 こんな説明の分かってくれましたか?
- qwe2010
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東北関東大震災 離れたところから伝わってきた波でありゆっくりと大きく揺れる。 神戸の震災 震源地なので瞬間的に地面が動いている。 同じ震度では、同じ高さの、崖から落ちるのと、山から滑り落ちるくらいの差があると思います。
- kei1966
- ベストアンサー率46% (1033/2245)
http://www.mlit.go.jp/common/000139251.pdf http://www.mlit.go.jp/common/000139083.pdf 前者は応急危険度判定の速報です。 定かではありませんが、津波被害は調査対象ではない可能性があると思います。 赤の危険は実は「全壊」相当です。 後者は今回の地震の状況の全体の速報です。 建物に関しては127ページから。 中越地震の時もそうでしたが、北国は雪に耐えるため、基礎も、柱も太かったりと概して西の建物よりたいがい強く作られてはいるようです。 しかし、今回は津波の被害があまりにもひどく、マスコミにも取り上げられるのでどうしても地震のみでの被害が目に入ってきませんね。 しかし、地震のみの被害もなかなか甚大です。 情報で流れる全壊件数はまだ地震のみの被害という分け方をしていませんからデータは待たないとでないと思います。 まだ、調査は6万棟。まだこれからもっと被害状況が明確になると思われます。 http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/news/20110314/546392/?SS=imgview&FD=1057804130 地震特性の違いはまだ私も把握していないので意見は差し控えます。
補足
資料の紹介有難うございます、地震保険などでは地震と津波の対象認定などもあると思いますが、難しいこともあるでしょうね。
- chappy813
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甚大な被害を受けたのは沿岸部で、しかも津波の被害のほうが影響が大きかったというのが今回の地震です。 しかも500キロにも及ぶ日本列島の広範囲にわたったので、報道を見ていても沿岸部での津波被害が大きく捉えられています。 倒壊家屋もあったことはあったのですが、阪神とは違って、津波被害の状況把握と何もかも奪われてしまった被災者への救援、福島原発事故のため倒壊家屋の被害はあまり取り上げられていません。 仙台市内のマンションなどは倒壊寸前で立ち入れない物件の調査があり、かなりの数があげられ始めています。建物だけの被害状況はこれから把握していくようになると思います。 文化財のこ建築物件や公共施設の倒壊も取り上げられていませんし・・・。 もし、今回倒壊家屋が少なく思えたのでしたら、内陸直下型か海溝型かというのはあまり関係ないと思います。地震が多い地域なので住む人も行政も耐震面で用心していたことは間違いないですけど、揺れ方や強さ、地盤の強さ、都市部か農村部かでも土地の強さや建築技法の違いもあるので倒壊については諸々の条件を検討してでないと答えは出せないのではと思います。
補足
回答有難うございます、確かに条件等色々ありますので一概には述べられないと思いますが、メディアで見る限り 例えば津波が押寄せる映像などでは倒壊家屋が見られなかった事で実際はどうなのか知りたかったのです、逆にコンクリート建物が潰れたりひびが入ったものなどが見られたのでその違いが知りたかったのです。
補足
仙台の方のご意見ということで大変有難いです。やはり地震での倒壊は少なかったんですか。地盤は重要なんですね、浦安でも傾斜した家の事を紹介していましたが家屋が無傷なのに傾いた家は修復が難しいという事でもったいないですね。 以前専門家が海溝型の地震の揺れはユッサユッサと揺れ、直下型はガタガタガタと揺れると聞きました、その違いが倒壊家屋の違いに出ているのでは?と考えたのですが、ご指摘の様な縦揺れの有無などもその要因になるんでしょうね。しかし仙台は5分間揺れたのですか?恐ろしいですね、回答ありがとうございます。