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中性子線について

原子核が分裂すると、アルファ線、ベータ線、ガンマ線、中性子線が出るそうですが、中性子線にギリシャ文字の名前がつかないのはなぜですが? それから、中性子線が危ないのは飛ぶ速さが物凄いからでしょうか? 空気中の窒素分子くらいの速度なら安全でしょうか? そんなに遅くはならないでしょうか?

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回答No.1

宇宙線とか陽子線とかもありますよ。 中性子線が危ないのは、透過するうえに人体への影響が強いからです。 α線だと人体への影響は強いですが透過出来ないのでマスクだけで防げます。 β線やγ線はやや透過するので防ぎにくいけど人体への影響が弱い。 だから中性子線が比較的危険というわけです。

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  • sanori
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回答No.2

こんにちは。 >>>中性子線にギリシャ文字の名前がつかないのはなぜですが? α、β、γの3つはラザフォードが発見しました。 てきとーに命名しました。 中性子はチャドウィックが発見しました。 てきとーでなく、電気的に中性だから中性子と名づけました。 >>>それから、中性子線が危ないのは飛ぶ速さが物凄いからでしょうか? 危なさの種類はそれぞれですけど、中性子線とガンマ線は電気的に中性なので、物質中の電子と喧嘩せず、かなり透過します。 中性子自体はそれほど危険ではないですが、中性子が物質中の原子核にぶつかると悪さをします。 一方、α線とβ線は電荷を持ちます。 α線は空気中でさえ数cmで止まり、液体・固体中では、さらに3桁ぐらい小さい距離しか進めません。 β線はα線の10倍ぐらいの距離で止まります。 逆に言えば、集中攻撃の度合いでは中性子やγ線よりα線やβ線の方が怖いのです。 >>>空気中の窒素分子くらいの速度なら安全でしょうか? >>>そんなに遅くはならないでしょうか? それに関しては、2つのことがあります。 1つ目は、中性子が当たる相手(物質中の原子核)がどれだけの勢いで飛ばされるかです。 天然のα線は数MeVのエネルギーで飛んでいるので、それに匹敵する速さで飛ぶ中性子だと怖いです。 2つ目は、中性子が相手にぶつかったときに核反応を起こすかどうかです。これは中性子の速さが速いほど起こりやすいかといえばそうではなくて、たとえば、原子炉でウランに核分裂を起こさせるためには中性子のスピードが遅い方がいいんです。 硬貨でおはじき遊びをするとわかりますが、はじいた硬貨を最も遅くするためには、同じ大きさの硬貨に正面衝突させればよいです。速さはちょうどゼロになります。 10円玉を10円玉に当てれば止まりますが、10円玉を1円玉や500円玉に当てても10円玉をぴたりと止めることはできません。 すなわち、中性子と同じ重さの原子核に当たれば中性子は遅くなりやすいです。 同じ重さの原子核とは何かというと、水素の原子核です。 ですから、原子炉に入れている水というのは、冷却および熱の取り出しの意味だけではなく、ウランとの核反応を促進させている意味があります。 中性子については、必ずしも速いほど危険とも言えません。 数字的なことは詳しくないですが、この辺で。

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