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極限公式から導く?
h→0の時、lim{(e^x - 1)/x} = 1 から、x→0の時、 e = lim{(1 + x)^(1/x)} が導出されると本に書いてあったのですが、どう導出されるのかがわかりません。 よろしくお願いします。
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#1です。 >回答ありがとうございます。 >t→0の時、lim{t/log(1+ t)}から・・・ >分母、分子ともにゼロに近づくので1となるということでいいのでしょうか? ともにゼロに近づくからというのは、間違いです。 ゼロへの「近づき方」によって、1以外の有限確定値になったり、発散したりしますね。 さて、本題ですが、一応以下のような感じで。 -------------------------------------------- e^x- 1= tとおくと、x= log(1+t) また、x→ 0のとき、tについても t→ 0となるから、与えられている極限の式より lim[t→ 0] { t/log(1+t) }= 1 lim[t→ 0] { 1/log((1+t)^(1/t)) }= 1 よって、分母は 1に収束する。 lim[t→ 0] log((1+t)^(1/t))= 1 ∴lim[t→ 0] (1+t)^(1/t)= e 最後は、log全体が 1に収束するので、logの中身は eに収束するということになります。
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- naniwacchi
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#4です。 お礼での問いに対してです。 >>ゼロへの「近づき方」によって、1以外の有限確定値になったり、 >>発散したりしますね。 >ちょっとここの意味がよくわからないですが、「ともにゼロに近づく」ではなくて、 >「ともに正からゼロに近づく」ということでいいんでしょうか? たとえば、f(x)= 2xと g(x)= xという 2つの関数が与えられていて、 lim[x→ 0] f(x)/g(x)という極限を考えてみます。 この場合、極限を計算するということをしなくても、f(x)/g(x)= 2となっています。 それぞれは f(x)→ 0, g(x)→ 0となりますが、商は 1とはなりません。 f(x)= x^2, g(x)= xといった例でも同様です。(この場合は、f(x)/g(x)→ 0) それぞれの関数がゼロに収束するとしても、 「その収束の度合い」によって商の収束は変わってきますよ。ということです。 このような誤りは、ここでもときどき見られます。注意してください。
お礼
3回も回答していただき、本当にありがとうございます。 >「その収束の度合い」によって商の収束は変わってきますよ。 >ということです。 そういうことでしたか。x→0であっても商はいろいろあるという事ですね。そこまで配慮していただいて恐縮です。
- lusa
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了解です。 一般に、a>0なら a=e^(loga)・・・(*) が成り立ちます。 証明) b=e^(loga)とおく b>0だから両辺の自然対数をとると logb=loga log(b/a)=0 b/a=1 b=a よって(*)の式でa=(1+x)^(1/x)(>0)とおけば、 (1+x)^(1/x)=e^{log((1+x)^(1/x))} =e^{(log(1+x))/x} となります。
お礼
二回も回答させてしまってすみません。 ありがとうございます。 なんというテクニカル。 いやはやこれは・・・よく思いつきましたね? わかりました、ありがとうございました。
- lusa
- ベストアンサー率40% (6/15)
ちょっと技巧的ですが… (1+x)^(1/x)=e^{(log(1+x))/x} x=-1+e^t (t=log(x+1))とおくと、x→0のときt→0より e^{(log(1+x))/x}=e^{log(e^t)/(e^t-1)} =e^{t/(e^t-1)} =e^{(e^t-1)/t}^(-1) →e^{1^(-1)}(t→0) =e
お礼
回答ありがとうございます。 最初の式はどうやって導出したのでしょうか? あんまり賢くないのでわかりません。 もし見てたら回答頂けるとすごく助かります。
- naniwacchi
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こんにちわ。 e^x- 1= tとでもおいてみてください。 すると、x= log(1+ t)となりますね。 これらを用いて、lim{(e^x - 1)/x}= 1を書き換えます。 厳密には limの計算と logの計算の順序を気にしないといけませんが。
お礼
回答ありがとうございます。 t→0の時、lim{t/log(1+ t)}から・・・分母、分子ともにゼロに近づくので1となるということでいいのでしょうか? ちょっと理解に自信ないです。あってますか? もし見てたら一言でいいので回答くださると助かります。
お礼
こちらも二回目の回答で、ありがとうございます。 >ゼロへの「近づき方」によって、1以外の有限確定値になったり、 >発散したりしますね。 ちょっとここの意味がよくわからないですが、「ともにゼロに近づく」ではなくて、「ともに正からゼロに近づく」ということでいいんでしょうか? 本題の方はとてもわかり易かったです。 しっかり教科書に転記させていただきました。 ありがとうございます。