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独立分詞構文の受動態について
All things taken into consideration, her life is a happy one. take A into considerationでAを考慮に入れる。という意味じゃないですか でもこの文の和訳は「すべてのことを考慮に入れると、彼女の人生は幸せな人生だ」なんですよ All things taken into considerationは受け身になっているのに訳がそのままなのはなぜですか? あとこの文の分詞構文は時とか理由とか条件とかのどれなんでしょう? 結構混乱しているのでわかりやすい説明お願いします
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You must do the work at once. 「あなたはその仕事をすぐにしなければならない」 というのを英語では The work must be done at once. と受動態で表現することもできます。 日本語では「その仕事はすぐにされなければならない」 は不自然です。 「その仕事はすぐにしなければならない」 これで自然です。 このように,日本語では受動態が不自然で, 英語では受動態になるようなものが主語で 「~は...する」と訳す方が自然になることがあります。 1つに「~は」という助詞は格助詞でなく,さまざまな意味合いを含むものというところに原因があります。 本来,主格を表わすのは「が」という格助詞で, 「仕事がしなければならない」だとさすがにおかしいです。 Seen from the top, the car looks like a rocket. 「遠くから見ると,その車はロケットのように見える」 これも英語では「遠くから見られると」と受身になっています。 でも日本語では「遠くから見ると」が自然。 英語で能動態にすると You seeing the car from the top, the car looks ... のように,主語 you が必要になってくるので, 受身にすると簡潔になります。 「すべてのことが考慮に入れられると」 は日本語で不自然。 ただ,日本語的にこの「が」は「は」にしにくく, 「すべてのことは考慮に入れると」とはやりにくいので, 「すべてのことを考慮に入れると」とする。 あくまでも日本語としての問題で,英語としてこの All things taken into consideration ... という表現をそのままとらえてください。
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- ORZTX
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えーと、この英文は日本人か日本の出版社が作った文だとおもいますよ。 (1)こういった内容を成文化する仕事といえば伝記作家などですが、主文が現在語なのでおそらく(笑)対象は生きていると考えられます。 (2)有名人の生前伝記も無いわけではないが、はっきりいって自伝の方が売れるし、女性は生前に身の回りをあれやこれやと掻き回されることは好まないでしょうから伝記作家ではないと。 (3)知人のことを思い浮かべてのことだとすると、前半は思考を客観的にとらえたもので、言ってみれば地の文にあたり、主文は口を突いて出た言葉か最終的に結論づけたのかはわからないものの、筆者 の言葉であることは間違いありません。 (4)結論として、前半と後半は独立して存在する文であり、おそらく He took all things into consideration and said ゛Yeah, she is happy...゛ のような文章を書き換えたものだとおもわれます。前半はtake intoをつかわずthink withをつかったほうがわかりやすいですが。後半部分は考えであれ結果として口を突いて出た言葉であれ筆者は最終的に゛彼女゛を思い浮かべたはずで、それなら主語はまずSheが来るのが自然。さらに突発的な思考であれば極シンプルな形で言葉になるであろうと考えるなら単純に she is happy. となるかと。 入試、もしくは入試問題集むけに、前半は分詞構文、後半は若干訳しにくくしたものであろうことがわかります。 先の回答であえていうなら条件としたのはこういった事柄が透けて見えたからです。私自身は 副詞節 順接(結果、結論。,をつかった接続) 主文 が思考としては自然だとおもいますので。 先の回答では現在系として展開していますが、正しい時制は当然…。 Ifにかんしては厳しいと思います。considerationが思考の一種である以上、前提に含めることはすなわち考慮してしまっていることを意味するので。 主文で結論づけてけてまった以上、筆者の考えが逆転することはないでしょうから、副詞節がIf節である意味が薄れてしまいます。 それに今が目に見えて不幸なら、少なくとも結論に幸福を持って来ないのが人間の思考。 以上、あくまで私見ですので。 日本語は便利で、格助詞だけでつなげばいろいろ含みを持たせられます。そこをうまく利用してください。
- sayshe
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[1] All things taken into consideration, her life is a happy one. = If all things are taken into consideration, her life is a happy one. 1. 接続詞 if がなくなる。 2. all things は her life と異なるので、残す。 3. All things being taken into consideration,... の being(場合によっては having been)等はよく省略される。 4. All things taken into consideration,... が完成する。 これがこの独立分詞構文のできるプロセスです。能動態の方を考えてみましょう。 [2] Taking all things into consideration, her life is a happy one. = If we take all things into consideration, he life is a happy one. 1. 接続詞 if がなくなる。 2. we は her life とは異なるので、残るはずだが、一般の人を表わす we 等は省略される場合が多い。 3. Taking all things into consideration,... が完成する。 こうしたことからも判るように、この分詞構文は「条件」を表わしていると考えるのが妥当だと思います。 以上が構造面の考察ですが、ここから訳出についての質問を考えてみましょう。 [1] を律義に訳せば「全てのことが考慮に入れられるならば、彼女の人生は幸せな人生だ」 [2] を律義に訳せば「全てのことを考慮に入れるならば、彼女の人生は幸せな人生だ」 ネイティブ・ジャパニーズにとって、この違いを訳出して際立たせる意味を訳者が感じなかったので、能動態の訳のままになったのでしょう。 英語国の人々も、日本人も、同じ人間ですから、考えることや感情はよく似たところが多いでしょう。しかし、言葉になると、まったく違った言葉を使っています。だから英語で一つの表現があった時、それに対応する適切な日本語を考えることが訳す行為だと思います。単語の守備範囲も両国語で少しずつ違いますから、英和辞典の訳語が、基本的な語ほど、多くの訳語が付くのはそのためだと思います。しかし、ネイティブにとっては、一つの語である証拠に、日本の国語辞典も、英米の学習者向けでない本格的な英英辞典も単語の説明はシンプルです。あまりにいい加減な「だろう訳」も困りますが、文法と辞書の訳からそれぞれの言葉で自然な訳を作り出せていればそれでいいのだと思います。 質問者さんも、この分詞構文に限らず、能動で訳すのかとか受動で訳すのかと言ったことにあまりこだわり過ぎないことをお勧めします。突き詰めるとなぜ英語と日本語はこうも違うのかと言う「哲学」「神学」論争の迷路にはまりこむと思います。簡単な会話等は、場面別英会話集の様なものを丸暗記する方が便利なのはそのためだと思います。もし訳出に興味がおありでしたら、新潮文庫などの翻訳を多くされている中野好夫氏の翻訳などと原書を比べながら読まれると、ある程度文法知識のある学習者であれば語順を変えることも無く、どうしてあのように文法の修飾関係や構文も押さえた訳出ができるのか感動されることと思います。
- RicoThePoodle
- ベストアンサー率53% (14/26)
3番のものです。 独立分子構文としてお話しされているっていうところを、すっかり読み飛ばしていまいた。ごめんなさい。 そしたら、 訳は「すべてのことが考慮されたとき、彼女の人生は幸せなものだ(と言える)」とすれば「考慮された」と、受け身がそのまま訳に反映できます。 上の日本語のとおり、「すべてのこと」(all things)が主語で、述語は「考慮される」(taken into consideration)です。 独立分子構文は、メインの文(her life is a happy one)とは別の主語が持てるのが特徴でしたよね。all thingsがないと、主語はメインの文の主語(her life)と同じということになってしまって変なのです。 この文も、メインの分の主語(her life)とは別の主語(all things)が与えられています。 訳は意訳になっているだけなので、あまりこだわらなくていいと思いますよ^^。
- RicoThePoodle
- ベストアンサー率53% (14/26)
<WITH> all things taken into consideration, her life is a happy one. WITHが省略されてると思います。 よく、"with that being said..."とか"with all that in perspective..."いうときのあれです。 with + 名詞 + (状態を表す)副詞句/分詞 たとえば、 Try to find the pen with your eyes closedって言ったら、「目は閉じたまま(その)ペンを探してみて」って意味。 Withのあとは条件です。
- ORZTX
- ベストアンサー率41% (213/513)
take O1 into O2という述語ととるか、into O2を副詞ととるかはさておき、文頭のAll thingsがO1、つまり元の文の目的語であることは疑う余地はありません。 となるとconsiderationの対象はall thingsであり、同時にbyなどによって元の主語が示されていないことから、本来の主語はItやWeといった一般的抽象名詞か唯一出てくるshe(her)が選択肢となりますが、前半を゛彼女゛が考察しているというのはまず無いので、ここでの本来の主語はIt(We)ということになります。こういった主語の場合は訳さない(方がまともな日本語になる)ので、前半は「全体的に見て」や「総じて」などの意味になります。 全文の邦訳としては 「総じて、彼女の人生は(今のところ)幸せなものだと言える。」 といった感じに。今のところというのは意訳。英文が現在系であることから転じて、この先はわからないという意味も暗に含むともいえるので。 分類は正直どうでもいいというのが本音です。あえていうなら条件ですが意識しても英文も邦訳も変わりませんし、そもそも分詞構文はそういったニュアンスを特定する必要が無い、というところに使い易さがあるので。
- ORZTX
- ベストアンサー率41% (213/513)
It takes all things into consideration, her life is a happy one. が元の文かと。
お礼
わかりやすい説明ありがとうございました