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液体エタノールの燃焼エンタルピーの定義とエンタルピー変化について
- 液体エタノールの標準生成エンタルピーを求める問題文には、液体エタノール、水素ガス、石墨のそれぞれの標準燃焼エンタルピーが書かれています。
- 問題文中の数値には負の符号が付いていないのは、燃焼エンタルピーの定義とエンタルピー変化の関係によるものです。
- 燃焼エンタルピーとは、物質が完全に燃焼した際に放出または吸収されるエネルギーのことを指し、エンタルピー変化は物質がある状態から別の状態に変化する際のエネルギー変化を表します。
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問題文のミスだとしていいでしょう。 「定圧燃焼熱」のつもりだったのではないでしょうか。 エンタルピーは高校では出てきません。 教科書では「燃焼熱」、「生成熱」、「解離熱」、・・・という言葉で出てきます。 熱化学方程式は A+B=C+D+Q の形で出てきます。 ここでのA,B,C,Dはエンタルピーの意味です。 Q=(HA+HB)-(HC+HD) =-((HC+HD)-(HA+HB)) =-△H :(A+B⇒C+D)
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- htms42
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問題文がおかしいのではないでしょうか。 「標準燃焼エンタルピー」ではなくて「燃焼熱」の意味で書いているようです。 「標準燃焼エンタルピー」と書けば「燃焼」という反応での「標準反応エンタルピー」の意味です。 発熱反応ではエンタルピーの値は小さくなっています。 (「エンタルピー」は系の状態を表している量です。「燃焼熱」は系を外部から見ている時の言葉です。) 水素ガス、石墨の「標準燃焼エンタルピー」は水、二酸化炭素の「標準生成エンタルピー」に等しいはずです。あなたの使っているテキストの中では「標準生成エンタルピー」はどのようになっていますか。同じ表現になっていないと整合性がなくなります。その問題の解答ではエタノールの「標準生成エンタルピー」はいくらになっていますか。「-」は付いていますか。 アトキンスの教科書を見てみましたが「標準生成エンタルピー」、「標準燃焼エンタルピー」の両方に「-」が付いています。
補足
「標準生成エンタルピー」をまとめてある表があって、水、二酸化炭素の「標準生成エンタルピー」には「-」が付いています。問題の解答はないのですが、その表を見ると、エタノールの「標準生成エンタルピー」には「-」が付いています。 ということは、やはり問題文が間違っているということでよろしいのでしょうか?
お礼
丁寧な解答ありがとうございます。やっぱり、大学の教科書って間違いが多いですね。単位取れるようにがんばります。