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Taylor展開について
f(x)が[a,b]でC[n-1]級で、(a,b)でn回微分可能なとき、 f(b)=f(a)+{f'(a)/1!}*(b-a)+{f''(a)/2!}*(b-a)^2+・・・ +{f[n-1](a)/(n-1)!}*(b-a)^(n-1) +R[n] R[n]={f[n](c)/n!}*(b-a)^n となるような、cがa<c<bで存在する。 これはほかの人の質問にfushigichanさんが書いてくださったものなのですが、C[n-1]級というのはどういうことなんですか? Taylor展開についてレポートを書かなきゃいけないのですが、講義でやっていなく、教科書もないので、困っています。おすすめの本などありましたら、教えてください。
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ryououさん、こんにちは。fushigichanです。 >C[n-1]級というのはどういうことなんですか? 平たくいうと、(n-1)回連続微分可能ということです。 y=f(x)の導関数f'(x)が、ある区間Iで微分可能であるとき、 「f(x)は、Iで2回微分可能」といいます。 d/dx{f'(x)}のことを、f(x)の第二次導関数、といいます。 一般に、f(x)の第(n-1)次導関数f^(n-1)(x)←と書くとしますが が、区間Iで微分可能であるとき、 f(x)は、Iで「n回微分可能である」といい、 d^n/dx^n{f^(n-1)(x)} を、f(x)の第n次導関数といいます。 (f^(n)(x),d^n/dx^n{f(x)},d^ny/dx^n,D^ny などで表すことがあります) f(x)がn回微分可能で、f^(n)(x)←f(x)のn次導関数 が、区間Iで連続であるとき、 f(x)はIでC^n級といいます。 C[n]級と書いたのは、Cのn乗と区別するためでしたが Cの右肩に小さくnを書きます。 任意の自然数nについて、C^n級であるとき、 任意の自然数→∞にしても成り立つので、 f(x)は、C^∞級である、といいます。 f∈C^n I f∈C^∞ I などと表したりするそうです。 >おすすめの本などありましたら、教えてください。 私が持っているのは、 「基礎過程 解析学」水野忠彦 編 です。 高木の解析概論は、財産をなげうってでも買う価値がある!と 私の代数学の先生がおっしゃっていましたが、お目にかかっていません・・(笑) 図書館にでもあれば、のぞいてみてください。 非常に高い本だそうですが・・ ご参考になればうれしいです。
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- KENZOU
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fushigichanさんが答えられていますので詳細にお答えされていますので、以下は補足として読んでください。 ○C[1]級の関数・・・微分可能な関数(f(x))で導関数'(x)が連続な関数のこと。 ○C[2]級の関数・・・2階の導関数f"(x)まで存在し、2階導関数f"(x)が連続な関数のこと。 : ○C[n]級の関数・・・n階の導関数d^nf(x)/dx^nまで存在し、n階導関数が連続な関数のこと。 : ○C[∞]級の関数・・・無限回微分関数可能な関数で、且つ連続な関数のこと。 なんでCと書くのかということですが、これは区間を意味する記号のように使われていますね。但し、正式な記法は >C[n]級と書いたのは、Cのn乗と区別するためでしたが >Cの右肩に小さくnを書きます。 とfushigichanさんが書かれているとおりですので念のため。 1変数のテイラー展開は書かれているとおりです。2変数の場合は、関数f(x,y)が点(a,b)と少しずらした点(a+h,b+k)の区間でC[n]級の関数であるとしますと f(a+h,b+k)=f(a,b)+(h∂/∂x+k∂/∂y)f(a,b) +(1/2!)(h∂/∂x+k∂/∂y)^2f(a,b)+・・・ +(1/n!)(h∂/∂x+k∂/∂y)^nf(a,b)+R[n+1] と展開できます。ここでR[n+1]は余剰項というもので R[n+1]={1/(n-1)!}(h∂/∂x+k∂/∂y)^(n+1)f(a+θh,b+θk) 0<θ<1を満たすθが存在する、ということになります。 >Taylor展開についてレポートを書かなきゃいけないので 「テイラー展開」でWeb検索をかければレポートのネタくらいはどっさりと集まると思いますよ(←不謹慎な言いかた)。 参考URLにはテイラー展開のことが詳しく書かれています。