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日本近代詩が受けたフランス詩の影響
レポート課題のテーマで、何でフランス詩が他の国の詩より日本の近代詩に影響を及ぼしたのか?と、フランス詩を受容したことによって日本近代詩はどんな完成の表現が出来るようになったか?について調べています。 いろいろなワードで検索したのですがなかなか思うようなサイトが見つかりません。 上に書いたような内容についてご存知の方、または詳しいことが載っているサイトをご存知の方は教えていただけるとうれしいです!
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回答とはいえないので悪いのですが、投稿します。 他の国よりもフランス詩が日本の近代詩により強く影響した、という言い分自体よくわかりませんが、それはやはり「内容」ではないでしょうか。つまり、何を表現したか、だと思います。それでいくと、近代詩というのは、歴史的に叙事詩から個的な抒情詩への流れがあって、要するに「近代人の自我が社会的な存在としての葛藤をどう表現するか」という課題に挑んできたわけです。この考えは、自我の近代化というバックボーンを持っています。 たしかに近代詩はフランスで花開いた感がありますし、深化したともいえそうです。しかしなぜフランスかと問われれば、それは文化的背景と言語(音楽的要素としての)の違いによる、ということになるでしょう。じっさいフランスでは詩が思想・哲学に深く影響を及ぼし、その実質的な関係もかなり密なように思えます。たとえば現役の思想家や哲学者が自著に詩人を登場させるなどです。思想を形作ることに詩が関わっている、ということです。 学問としての体系的なことは分かりませんが、やはりランボーがメルクマールだろうと思います。 なお個人的には、フランス詩を受容したことで詩を書いたのは中原中也だと思っていますので、たとえばランボーやヴェルレーヌに影響を受けた中原中也の詩、というふうにひとつのケースで考えてはどうでしょう。 苦言ですが、レポートを急ぐ余り詩の鑑賞がままならないのなら、それは悲しむべきことだとあえて申し上げます。
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>何でフランス詩が他の国の詩より日本の近代詩に影響を及ぼしたのか? 近代詩のはじめは、独・英・その他の影響が大きかったようですね。 於母影…ゲーテ、ハイネ、バイロン、シェークスピア 島崎藤村…バイロン 土井晩翠…カーライル、エマーソン、ユーゴー 薄田泣菫…キーツ 『上田敏』の『海潮音』がフランスの『象徴詩』流行の先駆けとなり、詩壇の方向を決めたようです。 次いで『蒲原有明』がヴェルレーヌ、ボードレール、マラルメの影響を受けたようです。 明治30年代からは『エミール・ゾラ』や『モーパッサン』の『自然主義』の影響を受けて『自由詩』が主流になってきました。 『 』内の言葉で検索を掛けたら何か出てくるかも知れません。 >フランス詩を受容したことによって日本近代詩はどんな完成の表現が出来るようになったか? すいません、質問の意味(完成の表現)がよく分かりません。タイプミスでしょうか? 補足説明をお願いします。
補足
回答ありがとうございます! 実はこの授業は専門外の授業なので本当にほとんど知識がないんです。 大変申し訳ないのですが、よろしければフランス詩の影響が強かった理由、という視点からもう少し詳しく教えていただけますでしょうか? 完成の表現・・・ごめんなさいタイプミスです。 感性の表現ですね。どういう感性の表現が出来るようになったか、です。 よろしくお願いします。