- ベストアンサー
1920年代にかけての経済と金解禁
アメリカを皮切りに1920年代に各国が金本位制への復帰である金解禁をしていたのにもかかわらず、なぜ日本だけがずるずると正貨が枯渇するまで金解禁に踏み切らなかったのでしょうか? 参考書やネットで調べても、金解禁をした理由は出てくるものの金解禁が遅れた理由が載っていません。 どなたかご教示よろしくお願いいたします。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
1920年代の日本は政友会と憲政会(民政党)が交互に政権を担いました 政友会は現在にも悪しき伝統?の地方の土建業に対しての利権誘導型の積極主義で金本位制には“消極的”でした 憲政会は大蔵省出身官僚が多く、財政収支と国際収支の均衡を主張する消極主義で金本位制の復帰に“積極的”でした 当初政権を担当したのは政友会でしたが 当時の日本の経済界は回復した欧州先進国の工業製品に品質で全く太刀打ちできず 不況となり重工業界からも金本位制移行に慎重であるよう要望が出ました 不況は悪化し大戦時、飛ぶ鳥を落とす勢いだった鈴木商店が倒産 鈴木商店に巨額の債権を持っていた台湾銀行も倒産寸前になるなど金融恐慌に陥り それに油を注いだのが関東大震災でした 1929年7月にようやく政権に就いた浜口民政党政権の蔵相井上準之助は 金本位制移行に伴う円高不況対策とし内需縮小 日本工業の国際競争力向上のため産業合理化を推進 翌30年1月に金本位制移行 しかし春には大恐慌が日本に波及 失業者は増大、農業不況も伴い、ついには浜口首相が狙撃され 9月にはイギリスが金本位制廃止 しかし井上は金本位制に固執し金本位制廃止を見込んだ大銀行のドル買いに必死に対抗しました だが結局、浜口内閣を引き継いだ若槻内閣が年末に退陣に追い込まれ 次の犬養内閣により金本位制は廃止されました 長文失礼致しました
その他の回答 (1)
- tanuki4u
- ベストアンサー率33% (2764/8360)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E8%A7%A3%E7%A6%81 この記述では納得できませんか?