• ベストアンサー

他山の石以って玉を攻くべし

「ギョク」と読むのですか、「タマ」と読みますか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.2

小生は「たま」と読んでいました。 他山の“いし”、以て“たま”を攻くべし。 “いし”が訓読みなので、それに合わせて“たま”。 もちろん、意味としては単なる「玉」ではなく、「ぎょく」(宝石)の意味でとらえていますが。 根拠を示せということですが、漢文の読み方は人によって様々です。 「攻」についても「みがく」と読む人もいれば「おさむ」と読む人もおり、「せむ」と読む人もいるようです。 ですから、「ぎょく」と読んでも何ら不都合はないと思います。 むしろ「ぎょく」と読んだ方が、今の日本語でいう「たま」(丸いものの総称)と勘違いされなくてすむという利点はあると思います。 他の辞書は存じませんが、『広辞苑』の読みは以下の通りです。 ○他山の石以て玉を攻むべし たざんのいしもってたまをおさむべし

urapapa24
質問者

お礼

ご回答有難うございました。

urapapa24
質問者

補足

(お礼の追記です) 大変論理的なご説明で十分納得しました。 また、資料もご提示いただき誠に有難うございました。

その他の回答 (3)

  • Pinhole-09
  • ベストアンサー率46% (597/1294)
回答No.4

詩経の原文は、他山之石可以攻玉であり これを訳した質問の和文では 「ぎょく」でなく「たま」が正式な読みです。 たざんのいし もって たまをみがくべし この場合、石を「せき」とは読まないので。 ただ文章としては、前答にあった 他山の石以って玉を攻むべし(おさむべし)の 方が適切です。 「攻」はおさむとは読むが、みがくとは読みません。 攻には加工する、みがくとかの意味はありますが。 攻くべしと書いたのは新渡戸先生でしたか。 勿論「ぎょく」が誤りではありません。 「たま」が適切ということです。 諸本、辞書などでは「たま」と書かれています。

urapapa24
質問者

お礼

ご回答有難うございました。 「「攻」はおさむとは読むが、みがくとは読みません」 わたしもそう思います。 ですが、攻玉社のHPにある読みは「みがく」です。 ずーーっと前から違和感を持っていました。

  • lions-123
  • ベストアンサー率41% (4360/10497)
回答No.3

<補足>原典・出典に忠実に読むのが音読み・漢詩ですが、意味合いを口語訳に直す時には句読点や音読み&訓読みを使い分けます。 その場合に、「ギョク・たま」何れも同義語、同意語ですから、どちらでも間違いではありませんが、第一解釈から第二解釈と使用頻度や意味の適合度で優先順位が決まる、またはなるべく原典・出典に忠実に従う意味からも、本例文は「ギョク」が上位に成ると解釈します。 玉(ギョク):当時の中国の宝物・宝石の呼称(宝玉・ホウギョク) 玉(球)  :日本では宝物と言う場合の使用例よりも球形や勾玉状態を表す場合の使用例が多く、何れかに読む場合には宝物の場合にギョクの読みがは優先されている(火の玉・ひのたま)。

urapapa24
質問者

お礼

重ねてのご回答誠に有難うございました。

  • lions-123
  • ベストアンサー率41% (4360/10497)
回答No.1

>他山の石以って玉を攻くべし 「ギョク」と読むのですか、「タマ」と読みますか?         ↓ 『他山の石、以って玉(ぎょく)を攻(みが)くべし』 ―他山之石、可以攻玉―                                      <詩経>  よその山から出た石ころでも、こちらの玉(ぎょく:宝石や貴石の意味)を磨く材料とすることができる。つまり、つまらぬ他人の言動でも、自分を鍛える助けとして活用することができるというもの。わかりやすく言えば、「人のふり、見て我がふり直せ」である。

urapapa24
質問者

補足

意味までご丁寧に教えていただいて大変有難うございました。 「ぎょく」と読む根拠をご提示いただけませんか?

関連するQ&A