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芭蕉の桜の句
お世話になってます。 今度は俳句の背景について、また教えてください。 松尾芭蕉が伊賀上野で詠んだらしいのですが、 さまざまなこと思い出す桜かな という一句です。 茶道の師匠に教わり、確か「同じように見える桜も毎年違う花をつけ、自分も桜を見るたびにいろいろな思い出がよみがえる」というような意味だったと思います。でもこれ、かなりうろ覚えなので、この歌の詠まれた背景を詳しくご存知の方いましたら、教えてください。 ちなみに、伊賀の方では、この歌にちなんだ干菓子(桜型の軽いおせんべいのような)もあるそうです。「さまざま桜」とかいう名前で… よろしくお願いします。
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正しくは、 「さまざまの事おもひ出す桜かな」 です。 伊賀上野は現在の三重県上野市で、芭蕉の生まれ育った地です。 芭蕉が中年になり、江戸から伊賀上野へ帰ったところ、旧藩主の下屋敷に招かれて数十年ぶりに花見をしたところ、辺り一面が昔のままで、花を見るや昔の色んな事を思い出し、感慨無量の気持ちを詠んだとされます。 この旧藩主というのが藤堂良忠という人で、俳人でもあり、芭蕉の若いころから交流がありました。この時はすでに病死していて、藤堂良忠の子・良長がこの花見を催した人とされています。 この歌にちなんだお菓子があるのは知りませんでした。 調べて見ると紅梅屋というところが販売しています。 参考URLをどうぞ。
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