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素粒子の理論で11次元などの目に見えない余剰次元を考えているものがあり
素粒子の理論で11次元などの目に見えない余剰次元を考えているものがありますが、素粒子論の研究者たちは、この余剰次元が原理的に人には見えないようなものだから人には見えていないと考えているのか、それとも人間の観測技術が未熟なためまだ観測できてない、つまり将来観測技術が向上すれば残りの次元も見ることができると考えているのかどっちですか?両方の意見の人がいると思いますがどっちを信じている研究者が多いですか?
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高次元はFaddeev-Popov ghostのように最初から観測できないと仮定されているものではありません。その証拠が見つかるかは理論の構成と大いに関係があり、現在その発見に多くの研究者が熱く(過熱?)なっています。 http://www.icepp.s.u-tokyo.ac.jp/~asai/lhc2/Main_atlas.html (の[3] 余剰次元 ~ミニブラックホール誕生?~の項など) 以前の見方では高次元はあるとしてもその大きさは極端に小さく、実験的に見ることは絶望視されていました。ところが最近のTev重力理論ではその大きさは案外大きく、あと少しだけエネルギーを上げてやれば見えてくる可能性があると考えられました。そのために始まったのがLHCの実験です。しかし高次元の大きさが正確に計算できるわけでなく、「10^(-35)mくらいかもしれないし、10^(-17)mかもしれない」という状態ですし、「ブラックホールができる」というのは http://okwave.jp/qa/q4156456.html にも書いたように根拠の薄い仮定をいくつもおいた大変楽観的な見方です。見つからなくてもそもそも高次元がないのか、あるけれどももっと小さいのか、それとも仮定のどれかが間違っていたのか分からない状態です。もうお分かりだと思いますが、「理論が未熟」です。 また高次元があった場合、近距離での重力が逆2乗則から外れてくるという形でも分かるとされており、現在近距離での重力を測定する努力がされています。 http://www.cfca.nao.ac.jp/~rironkon/sympo06/proceedings/t.tanaka.pdf
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- SortaNerd
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なんとなく論点がずれているように感じます。 「理論を作るにあたって現状の観測結果に矛盾しないように作ると余剰次元が必要になった」、そこで理論としては完成していて、余剰次元が観測できるかどうかというのはまた別の話です。 素粒子論の研究者たちがみな観測の可不可を研究しているわけではなくて、理論をいじる分には観測の事は考える必要はありません。 それを見えるのか見えないのかに二分する質問に違和感を感じました。 「研究に関係ないのでどちらでも構わない」という選択肢もあるべきではないかなと思います。 なお、その辺で見る情報からすると、この余剰次元は有限の大きさ(原子核の数桁下とか)を持っているようなので、どちらかといえば「観測技術が未熟」の方に当たるのかなと思います。 「原理的に観測技術が作れない」という可能性もありますが…。
お礼
ブレイン理論では重力だけが余剰次元にしみだしてると聞きました。そのブレイン理論の余剰次元も原理的に観測技術が無限に上がれば見えるのでしょうか? もし重力しかしみださない余剰次元を観測できるとすれば重力で観測するしか無く、その時三次元以上の振る舞いの三次元への射影を観測することでしかその重力を観測できないですが、その時余剰次元の振る舞いに無限の自由度が無いですか?ごめんなさい何が聞きたいかわからないかもしれないですが。。。。