ヨウ素についての質問です。

質問

ヨウ素についての質問です。

ヨウ素が有機溶媒に溶けるのはなぜでしょうか？

似たもの同士が溶ける、と書いてあるのもありますが、もう少し詳しい原理を教えていただけたら嬉しいです。

回答No.2

htms42 · ベストアンサー

どういうことが知りたいのかがもう一つはっきりしません。

ヨウ素、有機溶媒、似た者同士、

＃１のご回答にある「ヨウ素は無極性分子であるので有機溶媒に溶ける」という文章に対しても「？？？？」という状態のようですね。
もしかしたら「似た者同士」という言葉を使っておられますが「何が似ているか」が分からないのではないでしょうか。

この場合の有機溶媒は有機物で液体のものという意味ではありません。無極性の有機溶媒です。有機物には極性のないもの、極性の弱いものが多いです。断らずに単に有機溶媒と言っています。

有機溶媒は水に溶けないものを溶かすという目的で使うものですから無極性の有機物で液体のものというのは前提になります。酢酸のような極性の強い有機物を有機溶媒として使うことはまれだろうということになります。

極性の弱い物質は極性の強い物質には溶けないというのがまず理解すべきことです。

分子の間に働く力は
（Ａ)極性基－極性基　　分極により生じた電荷の間に働くクーロン力、
　　　　　　　　　　　　（原子の組み合わせによっては水素結合）
（Ｂ)無極性基－無極性基　　ファンデルワールス力
（Ｃ）極性基－無極性基　　　ファンデルワールス力
（Ａ)(Ｂ)で働く力の大きさにはかなりの違いがあります。

分子量１６のメタンＣＨ４の沸点が－１６４℃、分子量１８の水の分子の沸点が１００℃　です。
分子量３０のエタンＣ２Ｈ６の沸点が－８９℃、分子量３２のメタノールの沸点が６５℃　です。分子量が同じような値であるのに沸点が大きく違う物質があります。これは分子間に働く力の強さの違いを表していると考えていいです。

水に溶けるということは水と水との間に割り込んでいくということです。
水の分子との間にある程度の力が働かない限り割り込んでいくことは無理です。はじき出されてしまいます。仕方がないので力の弱い者同士が集まることになります。
水にエーテルは溶けません。水は水同士で集まります。水の間に割り込んでいくことができなかったエーテルは仕方がないのでエーテル同士で集まります。エーテル分子の結びつきは弱いですから分子量が大きくても密度は小さくなります。エーテルは水に浮いて集まります。

※私の近所には小学生がたくさんいます。その中に小さい妹を連れた男の子がいます。　妹はお兄ちゃんに付きまとっていますがいつもはじかれています。　お兄ちゃんが同じような年頃の男の子と遊んでいるそばで少し離れてうろうろしているだけになります。もし同じような年頃の女の子がいれば一緒に遊ぶようになるだろうと思うのですが、今のところ見当たりません。

有機物というのはＣ、Ｈが基本構成元素です。メタンやエタンの親類です。
ＣとＨは電気陰性度がほとんど同じですから極性が生じないのです。
アルコールはＲ－ＯＨと書きます。ＲはＣとＨでできた鎖です。
ＯＨには極性がありますがＲの方には極性がありません。
Ｒが小さければ水に溶けますがＲが大きくなると水に溶けなくなります。
－ＯＨは水と共通の構造ですから力の働きかたにも共通点があります。

こういうことはすべて習っているはずです。
私は高校生にこれとほとんど同じような内容のことを話してきました。

お礼

詳しくご説明
ありがとうございました!!(^^)

極性分子の水に
極性をもつ物質が入ったときは
その物質のσ－とσ＋が
水素のσ＋と酸素のσ－に
それぞれ引き付けられて
溶ける、というのは
わかるんですが、

無極性分子のエーテルなどに
無極性の物質を入れても
お互い干渉せずに２層に
ならないのか…？

と、疑問になったので
この質問をさせていただきました。

無極性分子は
極性分子の水には
仲間にさせてもらえなく、
無極性分子のエーテル等なら
快く受け入れてもらえるんですね。

回答No.1

noname#160321

ヨウ素分子は無極性です。これは他のハロゲンでも、酸素や窒素でも同じです。
ですから、これらの単体分子は有機溶媒に良く溶け、水には溶けにくいという共通した性質を持ちます。

お礼

ご回答ありがとうございます(^^)

その無極性分子は
なぜ有機溶媒にとけるのか、
という詳しいことまでは
似てるんだから溶けるのは当たり前だ、とやっぱり割り切ることが必要なんでしょうか…(..`)