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鳥類に骨髄はあるのでしょうか
鳥類に骨髄はあるのでしょうか 鳥類の骨は気嚢につながっていて哺乳類の骨髄に相当するものはないように思いますが、造血機能はほかの臓器などにあるのでしょうか。
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回答番号:ANo.1です。 気になったので調べてみた処、鳥類は骨髄で造血を行うと共に、健常時においても、骨髄以外でも造血を行っている様です。 以下のURLのページ 【参考URL】 オダガワ動物病院 > 小鳥の診療カルテ > 小鳥の血液検査 http://www.odagawa.info/bard/to.html における、「5-15%失血からの回復」という章の中に、 「鳥の回復は骨髄の赤血球産生刺激によるもので、」 という記述がありましたから、鳥類も骨髄で造血を行う事が判ります。 又、同じページの「赤血球の形態」という章の中に、 「髄外造血が正常でもおこなわれていることが示唆される。」 という記述がありましたから、鳥類は健常時において、骨髄以外でも造血を行っているらしい事が判ります。 又、赤血球ではありませんが、免疫に関わるB細胞という血球の一種が、鳥類では骨髄ではなく、ファブリキウス嚢という場所で造られるそうです。 【参考URL】 獣医志Wikiについて > 4.Menu > 応用/病理学 > 2血液および造血系 http://www.veterinaru.com/vetwiki/index.php?%B1%FE%CD%D1%A1%BF%C9%C2%CD%FD%B3%D8#ca03e56d B細胞 - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/B%E7%B4%B0%E8%83%9E ファブリキウス嚢 - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%96%E3%83%AA%E3%82%AD%E3%82%A6%E3%82%B9%E5%9A%A2 ファブリキウス嚢とは、鳥の総排泄孔の直ぐ内側の腸壁が、背中側に膨らんで形成された小嚢で、胚の時期に卵黄嚢や骨髄、肝臓等で生じたB細胞の前駆細胞が、ファブリキウス嚢の中に移動して、嚢内でB細胞として完全に分化、増殖するそうです。
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- suiran2
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鳥類の骨は一部には確かに骨髄の代わりに気嚢を持った含気骨もありますが、普通に骨髄を持った骨がありまして造血しています。こんど骨付きのもも肉を食べる機会がありましたら骨(大腿骨)を切ってご覧になって下さい。 ほ乳類も全てが骨髄で造血しているわけではありません。クジラは骨髄が退化しまして、確か腎臓だと思います。カエルも水生生活が主なものは腎臓ですが陸上生活が主体のヒキガエル等は骨髄です。一般的に水中生活者は腎臓で造血し、陸上生活者は骨髄で造血します。ワニやヘビは知りません。
お礼
知らなかったことをたくさん教えていただきました。どうもありがとうございました。
- kagakusuki
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鳥類にも少なくとも一部の骨には骨髄があります。 骨付フライドチキンを食べた際に、鶏もも肉の骨が割れていた事がたまにあるのですが、その中には骨髄がありました。 鳥類の赤血球が何処で作られているのかは知りませんが、 「人間のの造血が行われる場所は骨髄である」 という説も定説ではあるものの、異説が存在しない訳ではない様ですから、必ずしも造血が行われる場所が骨髄である必要はないと思います。 実際、人間でも、受精後10週目頃までの胎児は、卵黄嚢等で造血が行われ、5~7週目頃から24週目頃までの期間は肝臓でも造血が行われ、骨髄で造血が行われる様になるのは24週目以降なのだそうです。 因みに、卵黄嚢や肝臓で造られる赤血球は核のあるものです。 この様に赤血球は骨髄で造られるとは決まってはおりませんから、鳥類が骨髄以外で造血を行っていたとしても、何も不思議な事ではないと思います。 又、私は、下等な生物(←種類は不明)には、腸で赤血球を造るものがいるという話を、何処かで読んだ事があります。 ですから私は、鳥類が赤血球を造っている場所としては、肝臓か腸が怪しいと思っております。
お礼
詳しくご教示いただきありがとうございます。いろいろなところで造血が行われているということですね。
お礼
更にご丁寧なご教示いただきありがとうございます。勉強の参考に使わせていただきます。