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銀行保証付き私募債の引き受けとは?
銀行保証付き私募債の引き受けとは? 上記の件で勉強させてください。 財務代理人を銀行が行い、満期一括償還とはどういう意味になるのでしょうか? この企業は優良中小企業?それとも社債を発行するということは借金の借り入れということで、現在の資金では運営できないという意味でしょうか? 素人質問で申し訳ありませんが、よろしくおねがいいたします。
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私募債を発行できるのは、銀行がその会社にその資格がありと認めた相手だけですから、発行時点での信用が十分というのが原則です。 銀行にとっては通常の貸し出しよりも発行手数料分多く収入がある、発行手数料は発行時全額収益に計上できるので、目前の利益を多くすることができるなどのメリットがあります。それと融資枠も多分通常の融資と別枠になるのだろうと思います。 また、貸付金よりも債権譲渡が簡単ということもあります。 財務代理人を銀行が行うということは、社債は利息の支払や満期償還の手続き、あるいは満期までに所有者が変わる場合(譲渡が行われる場合)などの事務と資金の管理事務をその銀行が行うという意味です。これがないと発行者自らこれをしなければなりません。 満期一括償還とは、社債には分割の償還や抽選償還などの償還方法があり、今回は満期に全額を一回で償還する、逆に言えば満期までの償還はゼロということです。
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- yosifuji2002
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満期に償還できなかった場合は、銀行保証つきということはその保証した銀行が立て替えて返済をします。 実務上は、引受け銀行と同じ銀行でしょう。従って自分に自分で保障しているようなものです。 ここでも保証料が取れるので、銀行は更に収益が大きくなります。 融資より私募債をしたがる理由です。 この問題もあるので、信用の乏しい企業では私募債など相手にもしてもらえません。 一旦立て替えた後は、保証した銀行から発行者にその資金の請求権が生じて、長期にわたって返済することになるのだろうと思います。 実際はデフォルトすると言うのは会社の倒産と殆ど同じですから、そこで会社は消滅というのが普通でしょうが。 ちなみに今回の武富士の再生法適用では、これと同様の問題が生じているようです。再生の方向になっても社債権者には100%の償還はないのでしょう。その場合の保証はどうなっていたのかは興味あるところですが、普通社債の場合は多分保証なしでの発行でしょうね。
お礼
ありがとうございます。 とてもわかりやすかったです。 ちなみに、一括返済時に返済できなかった場合はどのようになるのでしょうか? 通常の融資と同じで、担保等、とられるのでしょうか? 御返事いただければ幸いです。