- ベストアンサー
竜馬暗殺について
竜馬暗殺について 坂本竜馬暗殺の実行犯は見廻組説が有力とされます。 また新撰組だという説もあります。 しかし見廻組にせよ新撰組にせよ、竜馬は奉行所役人を射殺した罪状などで指名手配に なってるのですから、堂々と逮捕に行き手向かいするなら切り捨てるでいいのではないでしょうか? なぜこそこそと暗殺というような手段に出なければいけなかったのでしょう? むしろそれでは、自分たちが懸命に追ってる罪人がどこの誰ともわからぬものに殺られた という面目の立たない状況を、自分たちで演出することになってしまいます。 そうやって考えると、実行犯は幕府側ではないのではないでしょうか? どう思われますか?
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
確かに龍馬は奉行所役人を射殺した罪状や、お上に対して不逞な働きを している脱藩浪士として指名手配されていました。 しかし、時代は急速に動き出し、薩長が幕府を力づくで潰そうとしている のに対し、龍馬は徳川を救う「大政奉還」の案を触れ回ります。これにより 薩長からは仇となれるようになり、逆に(一部の)幕府要人は保護にまわり ました。 特に、京都町奉行大目付だった幕府の高官、永井尚志は龍馬の考えに 賛同し、大政奉還容認派の筆頭となりました。そこで部下にあたる見廻組 や新撰組に対して龍馬の捕縛指令を差し止めたと言われています。 倒幕までのカウントダウンはすでに始まっており、正式な触れを出すには 時間がかかること、また榎本などの幕府絶対主義者などを納得させねば ならなかったので、個人的に見廻組や新撰組の局長を呼び出し、龍馬 を捉えてはならない!と伝えたと個人的には考えています。 そうすると、すべての辻褄が合うような気がします。 そもそも見廻組や新撰組もコチコチの佐幕派なので、龍馬を是が非でも 捕縛したかったと思います。局長の預かり知らぬところで、部下に指令が 行き届いてなかった、等の理由で「こそこそと暗殺」しにいったのでは ないでしょうか?幕府内でも大政奉還を受け入れるか否かで、真っ二つ に分かれていましたし、暗殺を成し遂げても大々的に「討ち取ったり」とは できなかったかと思われます。仮に、見廻組や新撰組の犯行とばれれば、 大政奉還が成った今(龍馬が暗殺された頃にはすでに大政奉還は成し えてました)処罰の対象になってしまいます。
その他の回答 (3)
- m-tahara
- ベストアンサー率38% (383/983)
No.2の方の回答と近い話になってしまいますけれど、「こそこそと暗殺」したのではなく、殺されないよう「こそこそと(表現を合わせただけで実際には当然の保身術です)隠れていた」中岡と坂本を発見し、逃げられないよう身分を偽って部屋に侵入し殺した、という話ではないでしょうか。 堂々と名乗って入っていけば池田屋のように逃げられる可能性も高くなりますし。
お礼
もちろん入るときに「御用改めだ」などと名乗っていけばまた逃げられる懸念はあるでしょうが、 討ち取った後になんで我々でやったと堂々と言わない(言えない)のかが疑問です。 京都の治安を預かっている見廻組が不逞浪士を成敗したのなら、何も問題はないはずですよね。 高札あげて大々的に発表しないまでも、意図的に隠蔽が図られてない限り今に至るまで説が分かれてるという状況にはならないと思います。 また正当な警察行動として行われた事なら、まずは捕縛を第一にしてそれが困難と現場で判断したなら やむを得ず切るという順番となるべきところ、暗殺の状況からして最初からその場で殺すつもりで 討ち入っていると思われます。 幕府側としてそのような闇討ち的なやり方にメリットは無いと思うのですが。
- PENPENMAKKY
- ベストアンサー率17% (344/1984)
堂々と逮捕に行き手向かいするなら切り捨てるでいいのではないでしょうか? なぜこそこそと暗殺というような手段に出なければいけなかったのでしょう? 見方の違いだと思いますが… 土佐からすれば竜馬は暗殺されたです。 幕府からすれば竜馬を斬り捨てたです。 新政府史観で見た歴史が『竜馬は暗殺された』です。
お礼
それは考えましたが、ならどうしてそのように幕府は公表しないのでしょうか? 寺田屋事件でも池田屋事件でも幕府側が動いた事は公然の事実です。 かねてより追跡中の不逞浪士を成敗したなら、なんら後ろめたい事はないはずですが。
- tiltilmitil
- ベストアンサー率22% (1871/8250)
今の人気からは「坂本竜馬暗殺」と捉えられますが、本来は「中岡慎太郎暗殺」であり、竜馬は居合わせただけだという説があります。竜馬暗殺と考えると不可思議な部分が、中岡暗殺と考えると納得のいく部分が多いとか。
お礼
なるほど、幕府も一枚岩ではないし竜馬への処遇にも政治的判断が働いていたんですね。 だから一概に捕縛とか成敗とか表向きな行動には出られなかったと。 それならばつじつまが合いますね。