- ベストアンサー
that節の受動態についての解説
- that節の受動態の使い方について解説します。
- that節の受動態は、すでに話題に出ている事柄に対して使われます。
- 形式主語itを用いた構文との違いも解説します。
- みんなの回答 (6)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
ANo.5です。済みません。最初のご質問にあった 「that節を受動態にした場合」というのは、 「that節内のhis motherを主語として受動態にした場合」 ("His mother is said to be an actress." とした場合) という意味ではなく、 「that節を主語として受動態にした場合」 ("That his mother is an actress is said." とした場合) という意味と解釈し、前回答でのご説明はこれを "It is said that his mother is an actress." と比較してのものでした。 「通常は、'that' 節を 'it' に置き換えて 'that' 節を文末に まわした前の文の構成で表現されます」 というのは、能動態と受動態を使い分ける場合に限らず、 'that' 節が主語になる場合の一般的なお話です。 「受動態にする場合、通常は 'that' 節を 'it' に置き換えます」 という意味ではありません。 私は 'that' 節を文頭に用いることと、'it' に置き換えて 文末にまわすことで、どちらがこの場合の受動態の表現と して適切であるとは一概に言えないと思います。しかし それ以前に、'that' 節をそのまま文頭に用いること自体が 稀なことなので、その場合にはその構成を取ることに 必然性を与える何らかの理由が必要だと思います。 ただ、'Forest' の解説者の考え方にそぐわないかも しれませんが、私は 'They say that~' と 'It is said that~' には互換性があるように思います。 この場合の 'it' は前述の何かを指すのではなく、以後に 登場する 'that' 節を指しています。つまり、この 'it' は 常に以前に話題になっていない状況で主語として使用されて いるわけです。この言い回しは解説者の言われる 「話題の中心になっているものが主語になる」 という考え方に合致しませんが、現実にはよく使用されている ため、上記の考え方の例外として差支えがないように思います。 'They say that~' も 'It is said that~' も慣用的な表現なので、 「'it' がまだ話題に出ていないので主語に不適切だ」 と考えるのは、 「'They say that~' の 'they' とは誰なのか」 と考えるのと同様にあまり意味のないことだと思います。
その他の回答 (5)
- tkltk73
- ベストアンサー率54% (171/315)
「この文に関して……そもそも受動態にする意味がない」 というのは文法上の話ではなく、文意あるいは会話の 流れの上からの話だと思います。 下に添付のサイトを参照すると、解説をされている方は 能動態と受動態を適切に使い分ける上で 「話題の中心になっているものが主語になる」 「やった人がはっきりしている場合に、無意味にその人を 主語からはずして受動態にすることはない」 といった考えを持っておられるようです。 その考え方に従うと、 「『昨日、ある女性が車で老犬をひきそうになった』 という事実があり、 老犬からその事実に話題が及んだ場合には "He was almost run over by a car yesterday." というように老犬を主語とする受動態になるが、 女性からその事実に話題が及んだ場合には "She almost ran over an old dog!" というように女性を主語とする能動態になる」 ということです。 つまり、すでに話題が出ているのが前者では「老犬」、 後者では「女性」であるため、前者では「老犬」が、 後者では「女性」が主語になるということです。 "They say that his mother is an actress." という文の場合、話者はあるうわさがあり、その内容が 彼の母親は女優であるということだということを 相手に伝えようとしている状況と考えられます。 この場合、うわさの内容はまだ話題にはなっていず、 相手はまだうわさの内容を知らないという前提で話者は話して いるのですから、その内容が主語になることは会話の流れから 不適切なので、これを 'that' 節を主語とする受動態にする ことには意味がないということだと思います。 "It is said that his mother is an actress." の 'it' は 'that' 節を指しています。 上の文は「'it' が主語でそれは 'that' 節を指している」 と言うこともできますし、「'that' 節が主語だ」という言われ方が される場合もあります。 "That his mother is an actress is said." と同じ意味ですが、通常は 'that' 節を 'it' に置き換えて 'that' 節を文末にまわした前の文の構成で表現されます。 http://ameblo.jp/expe/entry-10441448703.html
お礼
回答ありがとうございます。 なるほど、文意の問題なのですね。 まだ話題に出ていないthat節の中身を主語に持ってくるよりも形式主語を用いた表現の方が適切でわかりやすいと言うことでしょうか。 このような丁寧でわかりやすい回答をいただいてもまだイメージが掴めないで居ます。 まだ話題に出ていないthat節を主語にすることはおかしいのに、形式主語を用いると正しい会話の流れになるのは、まだ話題に出ていないthat節の情報としての価値が高いから形式主語を用いてでも後ろに持って来た方が適切でわかりやすいからでしょうか。 話題に出ていない事を主語にすることと、形式主語itを用いてそれを間接的に表現することのニュアンスの違いがよくわからないのですが、回答者さんはどのように捉えられていますか? 自分の中の疑問を表現しようとすると混乱してきてしまってわかりにくい文章になっているかもしれませんがよろしければ教えて下さい。
- green_grass
- ベストアンサー率48% (15/31)
#2です。Forestというのがどんなものか知りませんが、中学生か高校生向きの参考書であれば、下に書いてあることの意味は理解出来ます。 >that節の内容自体が「すでに話題に出ている」事柄ではないので、そもそも受動態にする意味がない。 とForestで解説されている >すでに話題に出ている」事柄ではない かどうかは、どうでもいいのですが、平叙文を受動態に書き直せと言うのは、純粋に文法上の問題、質問です。しかし、It is that ~.の構造の平叙文を受動態に書き直させる質問は、少なくとも私はついぞ見た事が無いですね。そういう事について質問している人も見た事がありません。その理由の一つは、文法通りにその平叙文を受動態にすると、私が書いたような文になりますが、あのような受動態の形では、ネイティブスピーカーは、話したり書いたりする事はまず、ありません。あるとしたら、「誰がそういう事を言ったのか」が問題になっていて、それを強調したい人で受動態をよく使う癖のある人が That is said (commented, remarked, referred なども入る)~ by MARIA AND HER FAMILY. 等と最後の所をちょっと大きな声で強調して言う時くらいだと思います。 私の経験上、残念ながら、英語の参考書や問題集には間違いが多いです、社会人向けに書かれた英会話の本も同様です。 埼玉県のどこかの高校の英語教師をしていて、参考書も執筆した事があると言っていた人が、英和辞典をひけば見出しの所にアステリスクがついている重要語である副詞の事を全然知りませんでした。その副詞は、よくあるパターンで、形容詞に"-ly"がついた物です。beautiful->beautifullyのような物です。 どんな形容詞でも、最後に"-ly"がついて副詞になり得るのですが、その人は、その単語がよく使われている事も知らず、そういう単語は存在しないと思っていました。 塾の先生でも、「参考書や問題集には誤りが多い」と言っている人もいるそうです。
- bakansky
- ベストアンサー率48% (3502/7245)
ANo.1 の回答で、 > 私には、これは They said を It is said に置き換えただけの文に見えます。 と書いた部分は誤りでした。下記のように訂正します。 → 私には、これは They say (that) ... を It is said (that) ... に置き換えただけの文に見えます。 それから、ANo.2 の回答者の方の書かれている That his mother is an actress is said by them. という文ですが、なるほど、そういう書き換えも出来るな、と思います。 私は、意味の上から考えましたので、その形は思いつきませんでした。 その参考書の 「目的語のthat節を主語にして受動態の文を作ることができそうだ」 という部分に符号すると思います。 つまり、They say that his mother is an actress. という文の that his mother is an actress という部分を X とすれば、They say X. ということになります。 それならば、They say X. という文の受身の形を考えると、X is said by them. ということになり、後は X の部分を that his mother is an actress で置き換えればいいわけです。 だけど、その参考書では、「that節の内容自体が「すでに話題に出ている」事柄ではないので、そもそも受動態にする意味がない」 と書かれているそうですが、質問者さまが疑問に思われたように、私もその説明の意味が理解できません。
- green_grass
- ベストアンサー率48% (15/31)
受動態はどんな平叙文からでも作れます。下の回答者さんの答え、大嘘です。中学二年だったら答えられる筈です。 It is said that ... は、上記の文の受動態ではありません。 That his mother is an actress is said by them. です。 受動態とは、平叙文の意味を変えずに、平叙文の目的語または補語だったものを主語として、be動詞+動詞の過去完了型にすることであり、元の平叙文の主語は、最後に by ~ という語句でくっつきます。 It is said that his mother is an actress. は、その文の受動態ではありません。しかし、意味としては、殆ど同じです。 下の文と同じ事ですよ。 They said these words. 彼等はこれらの言葉を言った。 These words were said by them. これらの言葉は彼等によって言われた。
- bakansky
- ベストアンサー率48% (3502/7245)
> They say that his mother is an actress. 受動態の文にすると、 His mother is said to be an actress. となりそうな気がします (His mother is said to be an actress by them. の by them の部分は省略した形です)。 > It is said that his mother is an actress. 私には、これは They said を It is said に置き換えただけの文に見えます。
お礼
再度のご回答ありがとうございます。 なるほど、that節を文頭に持ってくる事自体が稀なのですね。 そこはやはり実際に会話してみないと掴めないところなのでしょうね。 回答者さんの回答を見て、They say that と It is said that に互換性があると確信できました。 まだイメージは掴めていませんが、that節を文頭に持ってくることは稀なのだと頭に入れておきたいと思います。 丁寧なご回答ありがとうございました。