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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:「受ける」の受動態は?)

「受ける」の受動態について

このQ&Aのポイント
  • 「受ける」の受動態に関して疑問が生じました。相手が「私は彼にダメージを受けられた」と述べたが、これが正しいのか疑問です。
  • 「受ける」の受動態について説明しているうちに混乱してしまいました。最終的には「受ける」には受動態が存在しないのではないかと思えてきました。
  • 日本語教師として恥ずかしいですが、正しい答えを知りたいです。

質問者が選んだベストアンサー

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  • kine-ore
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回答No.6

>「私は彼からのダメージを受けた」という文があります。 この文は「の」の所有格的用法と「ダメージ」という外来語の使用によって、いかにも不自然な曖昧さを生んでいるため、混乱を招きやすくなっています。 1.(彼からの)「ダメージ(攻撃)」の意図 この場合、次のような形での構文ですから、 ・「私が」「(彼からの)ダメージ(攻撃)を」「受け」た。 このままで、これを客体・対象側を主格にした受身文に換えると、 ・「(彼からの)ダメージが」「私に」「受け」「られ」た。 この場合、実際の「ダメージ」を与える能動者を主体格にしての構文に直します。 ・「彼は」「私に」「ダメージ(攻撃)を」「受け」「られ」た。 これらの「受けられた」は、実際には「受け止められた」「受け流された」「躱(かわ)された」意味です。彼はダメージを私に受けられた(=躱された)、と。 また、ヴォイスとして、もう一方の使役文にするやり方もあります。 「彼は」「私に」「ダメージ(攻撃)を」「受け」「させ」た。 「私は」「彼の」「ダメージ(攻撃)を」「受け」「させ」「られ」た。 どちらにしてもかなり翻訳調で、日本語としてはぎこちなさが残ります。 2.「の」を取って述語節として「ダメージを受けた」を一つの動詞述語(例えば「被災した」「損傷した」ナド)として、つまり授受表現の文型と取ります。 1)受け表現 ・「私は」「彼から」「ダメージを受け」た。(私が彼から痛手をこうむった) 2) 授け表現 ・「彼は」「私に」「ダメージを与え」た。(彼が私に損害を及ぼした) このように「受ける」を使う場合は格闘でもない限り、「やりもらい」表現にすれば落ち着くでしょう。

Mister0413
質問者

お礼

ご回答、ありがとうございました。 これまでの中では、これが一番素直な説明(本格的かつ厳密とまでは言えないにしても)になりそうですね。まずはこの説明を外国人に示して、そのあとで詳しく補足する形の返事を考慮しています。大学院レベルで本格的に日本語を研究している人もいますので、そういう人にとってはある程度難しい文法理論が好ましいのかもしません。現にこれまでの回答内容をまとめたファイルは「質問内容を理解するだけでも大変だ。ましては回答内容となると……」と言われつつも、好意的に受け止められて好評を博しています。 皆様方のご回答内容は決して無駄にしていませんので、今後ともよろしくお願い申し上げます。

その他の回答 (8)

  • kine-ore
  • ベストアンサー率54% (808/1481)
回答No.9

#6です。 >そういう人にとってはある程度難しい文法理論が好ましいのかも知れません。  : 少し、そのような角度から触れてみます。 まず、 1-A)私は彼(から)のダメージを受けた。   受け手動作主、(与え手動作主の)対象、他動詞   (主格)      (対格)         述語 この構文ならば動作主を交代させた受動態へと転換できます。 1-B)彼は私にダメージを受けさせた。   与え手動作主、受け手動作主、対象、他動詞   (主格)      (対格)        述語 ところが、「受ける」という動詞は、一般的には次のような使い方をします。 2-A)私は彼からダメージを受けた。   受け手動作主、与え手動作主、対象、他動詞   (主格)   (奪格)      (対格)  述語 そして、このような単他動詞でも奪格を持つ構文の場合、動作主を交代させるには、受動態は取らず、動詞そのものを交代させます。 2-B)彼は私にダメージを与えた。   与え手動作主、受け手動作主、対象、移動性他動詞   (主格)      (与格)   (対格)  述語 そしてこれは、動作主同士が対象を移動他動詞で遣り取りする形態での、間接目的語(与格)と直接目的語(対格)のいわゆる二つの目的語を持つものであり、つまりは基本的な授受をめぐる二項目構文となっています。 このような二つの目的語をもつ複他動詞の構文、特に与え手が主格で、受け手が与格で、その移動の対象が対格となった場合においては、主格の交代はその動詞の変化態(受動態や使役形)ではなく、そのために特化した移動性動詞を交代させるのです。ですから、このような用法での「受ける」には受動態を取らず対比的な移動性動詞での表現を行うのです。   与える ⇔ 受ける なお、このような二項目構造での移動表現の中でも特に、相手との待遇表現の加味されたものが授受動詞による「やりもらい」表現になるでしょう。

Mister0413
質問者

お礼

さらなるご回答ありがとうございました。 もともとは素朴な質問のつもりだったのでしょうが、相当本格的な文法理論に発展してしまいました。 おかげさまでいい勉強になりましたが、整理集約も大変ですw 今後とも、よろしくお願い申し上げます。

  • hakobulu
  • ベストアンサー率46% (1655/3578)
回答No.8

#3です。 A lot of books are had by him. She is loved by me. のような表現は認められていません。 と書きましたが、これはわたしの勘違いでした。 A lot of books are had by him. のような表現は認められていません。 のように訂正いたします。 大変失礼いたしました。

Mister0413
質問者

お礼

わざわざ丁寧に訂正いただいて、ありがとうございました。 今後ともよろしくお願い申し上げます。

  • nwsaburoo
  • ベストアンサー率65% (15/23)
回答No.7

こんにちは。 No.4のsaburooです。 日本語の状態動詞と受動文の関係ですが、私の知る限りでは、特に関係はないように思います。 (英語のことは、私は不勉強で知りません。) やはり、ここでも直接受動文と間接受動文を分けて考えなければなりません。 ◇直接受動文に関して  受動文というのは、基本的に「他動性」の問題です。  ある主体となる名詞から、対象となる名詞への「働きかけ」を、立場(視点)を反対にして描写するものです。  ですから、「他動性」のない動詞、つまり普通の自動詞は直接受動文を作りません。(「吠える」のようなニ格をとる動詞が例外的であることは、前に触れました。) (ここで、では、「他動性」とは何か、ということが問題で、きちんと定義しなければいけないのですが、私は不勉強でできません。「他動性(transitivity)」は、言語学の中で重要な概念で、いろいろ本や論文が書かれているのですが、読んでいません。いろいろな言語について考えなければならないので、かなり大変な話になります。)  状態動詞というのは、まさに「状態」を表す動詞で、主体の動作(行為)を表しません。ですから、当然のことながら対象への働きかけというものはありませんから、直接受動文にはならないということになります。 ◇間接受動文に関して  さて、日本語の場合、問題になるのは、間接受動文(迷惑の受け身)です。これは、自動詞でも成り立ちます。状態動詞でも。 ・「いる」は、自動詞であり、そのままの形で現在のことを言えるので、状態動詞です。  そして、間接受動文になります。    あなたにそばにいられては、やりにくいんですが。  なお、「いる」は状態動詞の中でも、意志動詞である点でちょっと特別な動詞です。 ・「たっている」というのは、「たつ」+「ている」で状態を表しますが、    そこに立っていられると邪魔だ。  のように間接受動文にすることができます。 ・「わかる」も状態動詞ですが、    そんなにかんたんにわかられてしまうんじゃ、もっと難しい問題を出さないといけないな。  のような受動文を作ることができます。  なお、三上章という文法研究者が、間接受動文にもなれない動詞について考え、「所動詞」と名付けましたが、これに関してはいろいろ議論があるようで、私はよく知らないのでここには書きません。その定義、動詞の範囲など、考えなくてはいけないことは多いようです。  さらに、日本語の間接受動文とはいったいどういうものなのか、なんでそんなものが成り立つのか、他の言語(世界には数千の言語があります)で似たような現象があるのか、ということについて、言語学者が議論しているだろうとは思うのですが、どういう議論になっているのかは知りません。かなり興味深い現象なのだろうと思います。 知らない、知らない、ということばかり書いてしまいましたが、ここまでにします。 saburoo

Mister0413
質問者

お礼

再度のご回答、ありがとうございました。 > 日本語の状態動詞と受動文の関係ですが、私の知る限りでは、特に関係はないように思います そのようであろうことは、皆様のご回答を熟読しているうちにわかってまいりました。 今回のご回答にも、さらに熟読して説明内容をまとめて整理したいと思います。

  • hakobulu
  • ベストアンサー率46% (1655/3578)
回答No.5

#3です。 若干の補足をさせていただきます。 「受ける」が受動態にならない(ということについては、ほぼ確定しているものとして話を進めます)理由についてです。 前回は、『現在形で現在のことを表わすことができる動詞(=状態動詞)は受動態をとらない』のように述べましたが、「現在形で現在のことを表わす」という件が外国の方には若干わかりづらいかもしれませんので、もう少しわかりやすい表現はないものか、と考えてみました。 現在形で現在のことを表わす動詞はなぜ受動態を取ることができないのか、という理由についても言及しないと根本的な回答にはならないのではないか、ということもあります。 「受ける」自体が受動表現である、という解釈もありますが、これもまた、では、なぜ受動表現ということになるのか、という点を考えることによって、根本的な理由が浮かび上がってくるのだと思います。 ウィキを参照してみましたが、ここでは、状態動詞を「動詞のうち、動作や変化でなく状態を表すもの。動作・変化の結果としての状態や、意志的な心理状態を表すものも含む。」 と定義しています。この文頭に少し付け加えて、状態動詞を、、 『動作主自体の「直接的動き」によって引き起こされた動作や変化ではなく状態を表わす動詞。(動作・変化の結果としての状態や、意志的な心理状態を表すものも含む)』のように表現してみたいと思います。 まず、現時点で状態動詞の例としてわたしの目に触れているものを列挙してみます。 「いる」「ある」「できる」「要る」「見える」「聞こえる」「異なる」「違う」 「足りる」「似る」「痛む」「思う」補助動詞としての「過ぎる」 「要する」「値する」 これらの例を使って検証を行ないます。 「鳥の囀りが(わたしに)聞こえる」 「彼は母親に似た顔立ちだ」 などの場合、「聞こえる」「似る」は、『動作主自体の「直接的動き」によって引き起こされた動作や変化』を表わす動詞ではありません。 『動作主自体の「直接的動き」によって引き起こされた動作や変化ではなく状態を表わす動詞』です。 そうした状態を意図的に(意志によって)実現することはできないわけです。 外部的な要因があってはじめて、こうした動詞の状態が実現可能になります。 「意志的な動き」としても良いのですが、必ずしもそれだけではないようなので、あえて「直接的動き」という迂言的表現をしています。 一方、 「わたしは今から夕食を食べる」 「彼は学校へ行った」 などの「食べる」「行く」は、『動作主自体の「直接的動き」によって引き起こされた動作や変化』を表わす動詞です。 これらは、状態動詞か否かを判別しやすい例ですが、実は、受動態を取らない動詞の条件としては、状態動詞以外にもあることが判明してきました(と個人的には考えています)。 そして、 『動作主自体の「直接的動き」によって引き起こされた動作や変化ではなく状態を表わす動詞』 という定義は、「【状態動詞以外の】受動態を取らない動詞の条件」としても有効ではないか、と思われるのです。 ここで、「金田一の日本語動詞分類 1」という記事を、さるブログから引用してみたいと思います。 http://amigo.hum.fukuoka-u.ac.jp/koga/index.php?blog/2009_11_27 なかなか興味深い内容が盛り込まれています。 この記事から抜粋しますが、金田一春彦は、相による動詞分類を以下のように行なっています。 状態動詞: 事物の状態を表す  ある、いる、できる(可能)、要する、値する、etc. 継続動詞: ある時間継続して行なわれる種類の動作・作用を表す  読む、書く、笑う、無く、散る、降る、etc. 瞬間動詞: 瞬間に終わってしまう動作・作用を表す  死ぬ、(電灯が)つく、触る、届く、決まる、見つかる、始まる、終わる、到着する、etc. 第四種の動詞: 時間の概念を含まず、ある状態を帯びることを表す。  そびえる、優れる、おもだつ、ずば抜ける、ありふれる、馬鹿げる、似る、etc. 「あられない」「値されない」などという表現が不可なように、状態動詞が受動態を取らないことは明白ですが、それ以外にも、たとえば、 「届かれない」「見つかれない」といった瞬間動詞と呼ばれる分類においても受動態が不可であることがわかります。 もっとも、「届く」「見つかる」という動詞が行為・動作ではなく状態を表わしていることは明白なのですから状態動詞に区分していいように思うのですが、その点に関しては、今はさておきます。 「第四種の動詞」と呼ばれるものも(「似る」を彼はこの分類に含めているようですが)基本的に受動態不可と考えることができるでしょう。 彼の分類において受動態が可能なのは「継続動詞」と呼ばれるものになるように思うのですが、瞬間動詞の中でも「死なれる(いわゆる被害の受身、というやつでしょうが)」「触られる」という表現は可能だと思います。 ここで言いたいことは、状態動詞というのは、いわゆるアスペクト(相)による分類なわけですが、アスペクト分類だけでは網羅しきれない動詞が(受動態不可動詞として)出ています。 「【状態動詞以外の】受動態を取らない動詞の条件」ということを先に述べたのは、こうした意図によるものです。 つまり、「状態動詞」ではなく、『動作主自体の「直接的動き」によって引き起こされた動作や変化ではなく状態を表わす動詞』 のように定義すると、これらの動詞は全て網羅できるはずです。 以上が、今回の基本的な補足内容です。 このように考えてくると、現在形で現在のことを表わす(ことのできる)動詞が受動態を取ることができないのは、その動詞は、動詞としての機能を表わすものではなく、動作主以外によって他律的にもたらされた(現時点での)結果を表わすことが目的だからであり、それゆえに現在の状態を表わす(のみの)ことができる、という構造になっているのだと思います。 積極的、自律的な変化・動作を表わすものではない、ということです。 また、同じ括りに所属する「受ける」という動詞が受動表現という性質を帯びざるを得ないのは、状態動詞の性質である「他律的」という要素に規定されているからなのでしょう。 状態動詞の「いる」に関しても蛇足的に触れておきます。 「あの池には蛙がいる」はたしかに状態動詞でしょう。しかし、 「午後5時には必ず例の喫茶店にいてくれ」などの場合、「いる」という行為は、『動作主自体の「直接的動き」によって引き起こされた動作や変化を表わす動詞』と言えるように思います。 つまり、「池に蛙がいられる」という表現はできないでしょうが、「でも、喫茶店にあまり長くいられると困る、ってマスターから文句を言われるかも」のような表現は可能だと思うのです。 つまり、同じ「いる」でもシチュエーションによって状態動詞になったりならなかったりするのではないか、ということです。 似たような例は他にもありそうですが、よくはわかりません。 いずれにしても、こうしたイレギュラーも含め、先の定義は、どちらの場合であっても(可なら可、不可なら不可という判断が)適用可能である点で汎用性が高いのではないかという気がします。 素人の妄想交じりの多言でお恥ずかしい限りですが、一応こういった感想です。   

Mister0413
質問者

お礼

奥深いご回答、ありがとうございました。確かにこの説明の方がわかりやすいようですね(日本人である私にとっても、ですがw)。 あらためて熟読して、外国人にはしっかりした回答をしてあげたいと思います。

  • nwsaburoo
  • ベストアンサー率65% (15/23)
回答No.4

こんにちは。 日本語教師です。 日本語の受動文について  英語とは違って、大きく2種類に分かれます。(第3種として「持ち主の受動文」を立てることもありますが、省略します) 1 直接受動文 2 間接受動文 直接受動文は、英語の受け身に似ています。    A-が B-を C-する ⇒ B-が A-に C-される    猫が魚を食べる       魚が猫に食べられる  次のような「に」をとる動詞も直接受動文になるとする説もあります。    犬が子供に吠える ⇒ 子供が犬に吠えられる  受動文の主体Bは、もともとの「能動文」の中にあり、動詞の影響を直接受けています。  そのことを、Bの立場(視点)から描写するのが直接受動文です。 間接受動文は、「能動文」に出てこない人が、その影響を受けて「めいわく」を感じるものです。 「迷惑の受け身」とよく言われます。 英語では自動詞は受動文になりませんが、日本語では自動詞も間接受動文になります。 また、他動詞文も間接受動文になります。    A-が (B-を) C-する ⇒ D-が A-に (B-を) C-される     雨が降る           私が雨に降られる     姉が歌を歌う(うるさい)   姉に歌を歌われる さて、以上が日本語の受動文に関する規則の基本ですが、実際にどんな場合に受動文を使うか、 受動文で表現できるか、を考えると、意外に多くの制限があることがわかります。 たとえば、  「姉が歌を歌った」の受動文として、「歌が姉に(よって)歌われた」とふつう言うかどうか。  「その歌は多くの人に歌われ、愛されている」だったら、ちょっと直訳調ですが、言えるでしょう。  「母が部屋を掃除した」 ⇒ 「部屋は母に(よって)掃除された」?  「(私は)母に部屋を掃除された(してほしくないのに)」だったら、間接受動文として、言えるでしょう。  日本語では、「もの」は受動文の「主語」になりにくい、と言われます。特に話しことばでは。  ここでご質問の文です。上の規則通りに受動文を作ると、   「私は彼からのダメージを受けた」 ⇒ 彼からのダメージは私によって受けられた ?? となります。受動文にはなりにくい文です。   また、「私は彼からダメージを与えられた」を受動文と考えるなら、そのもとの文は、    彼は私にダメージを与えた  ⇒ 私は彼からダメージを与えられた と考えるべきでしょう。(「彼から」のように「に」でなく「から」を使えるのはまた別の規則によります) もう一つ、「受ける」という動詞についてですが、「受動文」に関連する表現として、「迂言的な受身表現」と言われるものがあります。文法書から引用します。   迂言的な受身表現とは、ヲ格名詞と「受ける」「得る」「浴びる」といった動詞との組み合わせで、   受身文相当の意味を表すものである。受身文に比べると、ややかたい文体で用いられる表現である。     ・サークル活動のため休日に教室を使用する許可を受けた。     ・佐藤教授は、長年の研究をまとめて、高い評価を得た。     ・身勝手な行動をして、批判を浴びた。                   (『現代日本語文法2』くろしお出版 2009 p.253-4)   それぞれ、「許可された」「高く評価された」「批判された」という意味を表します。  ということで、「受ける」自体が受動表現に近い意味を持つので、受動文にはなりにくい動詞です。 saburoo    

Mister0413
質問者

お礼

本格的なご回答、ありがとうございました。「持ち主の受動文」については、別の質問時に勉強させていただいております。 私にとって「迂言的な受身表現」は初耳でしたが、私が質問当初から頭の片隅にひっかかっていた疑問を的確に説明する概念で、まさしく今回の根本的解決につながるものだと思います。 ひとつ質問があります。No.3さんのいう「状態動詞」とは、この「迂言的な受身表現」に使われる動詞のことだと理解していいのでしょうか。 追加のご回答をいただければ幸いです。もちろん、No.3さんからのコメントも大歓迎でお待ちしております。

  • hakobulu
  • ベストアンサー率46% (1655/3578)
回答No.3

状態動詞は受動態をとらない、ということがあるようですね。 下記サイトによると、状態動詞とは『現在形で現在のことを表わすことができるもの』のように定義されています。 http://nihongo.do-bunkyodai.ac.jp/qandaDisp.php?id=178 英語の場合、 He has a lot of books. I love her. といった文で have love という現在形で現在の状態を表わすことが可能ですので、これらの単語は状態動詞と認識されます。 A lot of books are had by him. She is loved by me. のような表現は認められていません。 しかし、日本語の場合、 ・彼はたくさんの本を持っている。 ・私は彼女を愛している。 のように、現在進行形にしないと現在の状態を表わすことができないので、日本語の場合「持つ」「愛する」は状態動詞ではない、ということになります。 ・たくさんの本が彼に所有されて(持たれて)いる。 ・彼女は私に愛されている。 のような表現が可能というわけです。 このサイトでは、状態動詞の他例として、「いる」「ある」「できる」「要る」「見える」「聞こえる」「異なる」「違う」などを挙げています。 たしかに、「見える状態」「異なる状態」という表現は可能ですが、「愛する状態」「持つ状態」は文法的に不可でしょう。 同様に、「受けている状態」は可ですが、「受ける状態」という表現で現在形を表すことはできませんし、文法的にも成立しないと思います。 単に状態動詞という説明だと言語によって差異も出るようなので、『現在形で現在のことを表わすことができる動詞は受動態をとらない』とお考えになると良いのでしょう。 例外などもあるのかもしれませんが、これ以上の説明は一素人のわたしには無理ですので専門家の方にお任せいたします。    

Mister0413
質問者

お礼

いつものことながら詳しいご回答、ありがとうございました。 「状態動詞は受動態をとらない」とは初耳のように思えます。「国文法の時間に、私は何をしていたのだろう」という気になってしまいますが、おかげさまで学校を卒業して何年も経ってから(具体的な年数は言えませんw)いい勉強になりました。 また質問させていただく際には、よろしくお願い申し上げます。

  • cxe28284
  • ベストアンサー率21% (932/4336)
回答No.2

助動詞られるの用法には可能の表現もあります。 第一次試験にパスしたので、二次試験が受けられた。他の方々もおっしゃっているように、 ダメージを受けられた。も受けさせられた。も違和感がありますね。 普通ダメージを受けた。受けてしまった。 受けさせられる。になると使役ですよね。無理強いされる。様な感じで、間違ってはいない と思いますが、そもそも受けたという言葉が受け身の意味なので、違和感があるのでしょうね。

Mister0413
質問者

お礼

ご回答、ありがとうございました。 受身形がない動詞について、調査しています。どんな特徴があるのでしょうか。

回答No.1

専門に学んでいるわけではないですが、消えるの受動態がないのと同じようなものでは? 日本語文法の受動態の体系は知りませんけれど(雨が「降る」とかは自動詞でも受動態になることもあるようなので)、「受ける」という言葉自体が受動的な意味を持つのでそれのさらに受動態というのはないんじゃないでしょうか。 受動態は馬鹿丁寧に書くと、「~という行為をされてしまった」みたいな意味と思うので、外国の方の書かれた文章だと、本来私が受けるはずのダメージを彼が受けてしまった、みたいな意味のように読めました。

Mister0413
質問者

お礼

ご回答、ありがとうございました。 私もその場では同じ方向で考えて説明しましたが、「もしや私は妙なことを考えすぎているかな」という気持ちに襲われてしまい、自信が持てなくなって質問させていただいた次第です。