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泉鏡花「婦系図」の名台詞「切った切らないは芸者のときに言う言葉、、、」
泉鏡花「婦系図」の名台詞「切った切らないは芸者のときに言う言葉、、、」 この台詞のある、湯島天神の場面は、 何章のどのあたりに記述されているのか知りたいのです。 通して精読している時間がないため、 当たりもつけられないで困っています。 早瀬が蔦とこういったやりとりをするまでのいきさつや、 小説全体のストーリーのおおまかな流れも教えていただけると助かります。 ご存知の方、よろしくお願いいたします。
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鏡花の小説「婦系図」の中にはそんな台詞はおろか湯島の天神も出てきません。従って全編探しても徒労です。 あれは後に新派のお芝居として劇化されたとき、脚本の中に挿入されて上演大当たり、有名になったものです。 あまりの人気に鏡花自身が後年その有名な湯島の境内、台詞を取り入れて「湯島の境内」という戯曲を書きました。したがってこちらにはその有名な「切れるの別れるのって~」という台詞が出てきます。 そういう事情で、原作の小説「婦系図」はあくまでその台詞とは無関係です。 参考 http://www.tokyo-kurenaidan.com/kyoka1.htm 青空文庫には「婦系図」も「湯島の境内」も収録されていて、全文を見ることが出来ます。 あらすじをお知りになりたければネットで「婦系図 あらすじ」で検索すれば出てきます。
お礼
ご回答恐れ入ります、 参考サイトは、知っていましてザッと見たものの、最後までよく読まないでいました、 これで、本作品ではなく、あとから脚色されたものだということがよく理解できました、 青空文庫も教えていただき、大変参考になります、 どうもありがとうございました。