- ベストアンサー
「風土記」について論述せよ
「風土記」について論述せよ 大学の試験にこういう問題が出ました。 この場合は「風土記」とはどういうものなのか説明するでしょうか。それとも「風土記」について自分の考えを述べるべきでしょうか。 今まで「三代集の文学史的意義について論述せよ」などの問題を解いてきましたが、「風土記」のような焦点を絞らない問題が初めてなので、ぜひ皆様のご意見を聞きたいです。よろしくお願い致します。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
ご質問の「風土記」とは奈良時代に諸国に作らせて報告させた「○○国風土記」の総称のことだと理解しましたが、先生が講義の中で「風土記」を採り上げているのであれば、その内容と関連付けて論述する必要があるでしょう。 試験の科目が「国文学(史)」であれば「文学(史)上の意義」を論ずる必要があり、「日本古代史」であれば、「風土記を作らせた意図」や「史料としての意義」を論ずる必要があるのではないかと考えます。いずれの場合でも「713年の元明天皇の詔を受けて諸国が作成したこと」「大半は散逸し、完全に残っているのは出雲国風土記のみで、常陸・播磨・豊後・肥前のものが部分的に残っていること」などの基本的な事項は必須だと思います。 「○○について論述せよ」という試験の問題文は私が学生だった70年代には定番のようによく見かけました。この場合、○○の何について論述すべきなのか(ピントがずれていないか)についても、出題した先生は学生に考えさせたかったのだと思います。最近の先生はもっと親切になっているのでしょうか。(本当は逆だと思いますが…)