- 締切済み
会計処理について
会計処理について よくオフバランスって聞きますけど、なんでしょうか? リース関係で処理上、メリットあるとかでよく聞きます。 教えてください。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
みんなの回答
- gamma_gtp
- ベストアンサー率39% (53/134)
噛み砕いて言えば、オフバランスとは、オフ=はずす・計上しない、バランス=バランスシート=貸借対照表のことです。 つまり、オフバランスとは、(資産や負債を)バランスシート(貸借対照表)に計上しないことです。 リースの場合、例えば、 航空会社が、(1)A社=航空機を自社で保有している、(2)B社=リース会社からリースを受けている(つま借りている) の2つを考えてみます。 (1)は航空機がすべてA社の資産に計上されます。(2)では航空機はB社の資産ではないので、B社の資産には計上されません。 そのため、保有している資産の総額(総資産)は、(1)のA社が大きく、(2)のB社は小さくなります。A社のバランスシートは大きく、B社のバランスシートは小さくなるわけです。 ここで、A社、B社それぞれの「収益性」を「総資産利益率(=利益÷総資産)」で測ってみましょう。 (1)A社の総資産を仮に100、(2)B社の総資産を50、利益額は同額の10とします。 このとき、A社の総資産利益率は10%(10÷100)。B社の総資産利益率は20%(10÷50)となり、B社の方が収益性が高い、つまり優秀ということになります。 つまり、企業の収益率を総資産利益率で測定するとき、分母の総資産が小さいほと、利益率は高くなるため、資産を小さく計上できる、つまりオフバラスができることが、リースが好まれる要因です。 (追加) ただし、オフバランスが可能なリース取引は、近年、その対象が極めて限定されるようになりました。 そのあたりは、「ファイナンスリース」「オペレーティングリース」、さらに「IFRS(国際会計基準)」といった用語をキーワードに、さらに調べてみるとおもしろいでしょう。
お礼
ありがとうございます。 勉強になりました。